2006年6月日記
2006.6.26
僕の好きな食べ物の中にうまい棒があるんですよ。

まあ皆さんからしたら僕みたいな童貞の好きな食べ物なんて心底どうでもいい、それよりも
今日の仕事の帰り道で見た野良猫かわいかったってことのほうが全然重要なことだと思うの
ですけれどもまあ温かい目で見て欲しい。
僕はうまい棒が好きなんです。
特に何かを暗喩しているとか猥褻な表現をしたいとかそういうことでは全くなく、食べ物と
してのうまい棒が好きなんです。

うまい棒が好きとくれば何味が好きなの?とかそういう話題になることと思います。
でも僕がここでいやめんたい味は基本だとかサラミ味だけはガチだとかそういう話になって
いくと、それこそもう本当に今世界で一番どうでもいいっていう勢いで興味の無い話になっ
てしまうと思いますので、本日はうまい棒味談義はおいておきます。

僕は最寄駅前にあるドラッグストアマツモトキヨシを良く利用するのですけれども、今日も
仕事帰りにマツキヨに立ち寄って、5個入りボックスティッシュなんかを購入しつつ同時に
うまい棒も購入したんです。
ここで再度言っておきますが、うまい棒とティッシュの関連性とか皆無ですからね。
強いて言うならうまい棒食べた後に口を拭くくらいですからね。
あ、いやそういう意味じゃなくて。あの、卑猥な意味とか全くなくてですね。
もういいや、弁明する度に深みにハマっていく気がする。いやハマるとかそういう意味じゃ
ないですからね。ああもういいや。どうとでもなれ。

とにかくマツキヨでうまい棒を購入して、家に帰ってきてモサモサと食していたんです。
その際に何気なくうまい棒の包装紙に目が行ったんです。そこには原材料名とか書いてあっ
たんですけれど、そこをみてすごく切なくなりました。
やっぱり世の中って理不尽で悲しみに満ちているんだなあって思ったんです。

なんか色々な材料名が書かれている中で、注釈として「遺伝子組み換えコーンは使用してお
りません。」というフレーズが書いてあったんです。
なんかもうすごい悲しみですよね。泣きたくなった。

なんですかねえ。確かに遺伝子組み換えコーンが人体に及ぼす影響だとか害だとかがあるこ
とだと思います。未だ実験段階のものだったりするのでしょう。よくわからんけど。
でも、そんなん遺伝子組み換えコーンにしたらめちゃめちゃ悲しいじゃないですか。
じゃあ俺って何の為に生まれてきたの?って話じゃないですか。
人間の手によって生み出され、その人間に忌み嫌われるという悲しみ。
憎まれるだけの生ならば、何故俺を産んだ。何故俺は生まれたんだ。って話じゃないですか。
そら武蔵も岩に頭突きするわいう話ですよ。

すごく切ない。涙がでてくる。
泣きながらうまい棒食うとか欠食児童みたいなことしちゃったじゃねえか。

人間の業って深いものですね。
2006.6.14--ハッピーバースディ--
1歳のお誕生日おめでとう。
この1年間色々なことがあったようで実は何もなかったような1年でした。
モテイケメンは相変わらずニヤニヤしていて、僕は相変わらず童貞で。

たまに昔の日記を読み返したりすると、「ああ、昔の方がクォリティが高かったなあ」なん
て思ってしまいます。
だけど人間は前にしか進めないので、過去は未来にしかないので、僕は僕なりにがんばって
いこうかなあなんてキモイ考えを書いています。
童貞も二十数年ともなりますと、だんだんと気色悪い考え方をするようになります。僕の
場合元々だけどな。高校時代に友達に「変態」って文字の入ったTシャツをプレゼントされ
たほどだからな。あのときは嬉しかった。うん、変態だね。
1年間もこんな文章を書いていて、よくクレームとかにならなかったと思います。
「このサイトの文章を読んで嘔吐しました。死ね」とかそういう呪詛のメールがよくこなか
ったなあと思うのです。と、思ってメールボックスみたらメールゼロ件。
完膚なきまでにゼロ。メールすら出させない僕の文章。最高じゃねえか。

そんなわけでこんな感じの気持ちの悪い文章をこれからも頑張って書いていこうと思います。
これからも宜しくな。マイナス。
2006.6.13
負の感情、ネガティブな考え方というものは実に大切なものである。
少なくとも僕にとっては、前向きに明るく生きていくための心よりも、何事も深く考えて裏
を読んでしまって何ものも信じられなくなってしまうような心のほうが大切なのだ。

ネガティブな、マイナスな考え方を僕はこれからも忘れずに生きていきたい。

たとえその感情の為に、童貞であったとしても。
惚けていて脳漿がトロケるような明るい考え方でニヤニヤしているよりはずっといい。

これからもマイナスなパワーを大事にしていきたい。
2006.6.12
僕はミッキーマウスになりたかった。

今日も今日とて乗るべき電車が既に出発して10分経過しているような時間に起床したわけ
です。もう朝から絶望ですよ。スズメがちゅんちゅんとか鳴いてますけど、僕を嘲笑してい
るとしか思えない。というかそんなこと考えてる場合じゃない。
2分くらいで着替えを済ませて部屋を飛び出るんですけど、悲しいかな5年間の独り暮らし
の性が今日は燃えるゴミの日だということを覚えていてきちんとゴミを持って出るんです。
そんなことしてる場合じゃない。とにかくダッシュをしなければ。

そんなわけで今日も徒歩15分の道のりを5分で完走。
僕は毎朝半泣きみたいな顔で疾走しているのですけれど、そのときにいつも思い描く姿があ
るんです。
それはミッキーマウスのダッシュする姿。
ミッキーに限らずなんですけれど、ディズニーキャラクターってものすごい勢いで走るとき
には足がぐるぐるぐるってなって見えなくなるじゃないですか。そいでドギューンとかいい
ながら音速の壁を突き破る勢いのスピードでダッシュするじゃないですか。
常にあれを思い浮かべて走っているんです。
あんなふうになりたい。せめて朝だけはあんなふうに走りたい。
このときばかりは心の底からミッキーになりたいと思うのです。

あいつネズミの癖にミニーとかいう彼女もいるし、グーフィーやドナルドといった友達にも
囲まれて、みんなの人気者だし。
チクショウ。ああそうだよ僕はネズミ以下だよ。

僕はミッキーマウスになりたかった。
2006.6.11
最近はちびっ子の間では虫ブームか何かなのですかね?

元々ちびっ子というのはバッタやらクワガタやらカブト虫やらが大好きなもので、僕も例に
もれず小さい頃はカブト虫やら蝉やらの昆虫採集に命を掛けている時期がありました。

夏休みにおばあちゃんの家に遊びに行ったときは、よくいとこと蝉を取りにいったものです。
このいとこが、またなんていうか変態でして、蝉を見つけるのがメチャメチャ早いんですよ。
蝉って元々保護色で木の色に似た体色をしているじゃないですか。
僕からみたら完璧に蝉がいない木なんですけれど、いとこは「あそこにいるじゃん」とか言
ってこれまた変態的な技術で蝉を捕獲するんですよ。明らかにおかしいの。鳴き声すらしな
いのにすごいわかりにくい所にいる蝉を発見するんですよ。なんか特殊なセンサーを搭載し
ているとしか思えない。

そんな虫が大好きな子供をターゲットにしたムシキングとかいうゲームもでてくるほど。
でてくるっていうか結構前からありますけど。
ムシキングってそれ漢字に直したら王蟲じゃねえかとか常々思ってたんですけどね。

で、虫繋がりで子供が大好きなものって言ったら仮面ライダーだと思うんです。
最近は変身する前は奥様方をターゲット、変身後は子供達を、という一粒で二度美味しいみ
たいなクソイケメンライダーが主流になっておりまして、話の内容もなんか小難しい話に
なっているようです。

最近のライダーってのはあまりよくわからないんですけれど、やはり僕の中での
仮面ライダーってのは悲しいヒーローなんですよ。

ちょっと考えてみてもくださいよ。
変な組織に捕まって、人体改造されましたと。まあね、百歩譲って人体改造はいいですよ。
なんか強くなったし。そこはまあギリギリ許せるとします。
バッタって何やねんと。
「今日から君はバッタの改造人間だ!」とか言われたらめちゃめちゃ悲しいじゃないですか。
ていうかホントにバッタ使いました?間違ってイナゴとか使ってないですか?とかすごい問い
たい。問い詰めたい。一歩間違ったらちょっと前のパンクロックバンドじゃないですか。
悲しさとか微塵も出せないじゃないですか。

そんな複合的な悲しさを秘めたヒーローなんですよ。仮面ライダーってのは。
そんなことを考えていましたら、なんか今やってる仮面ライダーってのは
仮面ライダーカブトっていう作品みたいですね。
どうやら初期ライダーに見られた、改造人間的な要素は皆無になってしまっているようです。
あらすじを見る限り、人間の作ったシステムでライダーに変身するというタイプ。
話を知ってしまうと全然悲しさとかは漂わないんですけれど、僕が初めてこのライダーを知っ
たのはコンビニの広告だったんですよね。
その姿を見たときは愕然としました。

仮面ライダーって時点でバッタ人間に改造されてるのに、更にその上からカブト虫の要素を
取り入れちゃったのか!と。
もうものすごい悲しさですよ。方向性が全然わからない。
地上で跳ね回ってるバッタと木に張り付いてのそのそ動くカブトムシ。この二つを人間に取
り込むとかどうなりたいのか全然わからないじゃないですか。
僕がそんなんされたら泣くね。とりあえず泣く。

そんな切ない思いを抱いて公式をみたら全然そういった悲しさとかは無くて、ただひたすら
にイケメンがニヤニヤしてるだけ。

なんか別の類の悲しさが僕の中に広がりました。