2007年12月日記
2007年12月31日「40.行く年来る年」
そんなわけで「108回更新するよー!」とか言っていた威勢はどこへやら、もう全然まった
く108にカスリもしない惨状を呈してしまいました。なんていうか、108回更新ってやっ
てたの? ってレベルですよね。40回て。馬鹿みたいに少ない数字なんですけど。

ホント一ヶ月前の自分に言ってやりたい。まだ瞳を輝かせ、希望に満ち満ちた思考をしていた
ころの自分に言ってやりたい。「ごめんね」そして「バーーカ!!」と言ってやりたい。

敗因は色々とあるんですけども、まあぶっちゃけ一個あたり3KBという壁が一番厚かったで
す。僕、どっちかっていうと長文が苦手なもので、それを矯正する意味も込めて3KBと設定
したんですけど、全然逆効果でした。もう苦しくて苦しくて、この新規テキストドキュメント
が紙だったら何度破り捨てたかしれないですよ。


そんなわけで公約とおり、来年の頭には5mm坊主にして、ビフォー・アフターで頭部画像をア
ップしたいと思います。まあ、なんていうか、僕の頭髪状況なんて誰も興味ないでしょうけど。
タイにおける象1頭の値段よりも興味ないでしょうけど。

今年の更新はこれで最後になりますので、しめくくりとしては何ですが昨年「除夜のテキスト
祭」に参加させていただいた際に提出したテキストを載せたいと思います。
なんかあれから主催の中村さんからの音沙汰が全然なくてちょう寂しいんですけど。ログの話
とかビタイチ聞いてないんですけど。どうしたんだろう。

まあ、そんな疑問も来年に丸投げして、今年を締めくくりたいと思います。今年は厄年だった
けど、来年は後厄だぜ! イィイヤッホォォオウ!

そんなわけで皆様、今年は大変お世話になりました。
来年も、ぜひよろしくお願いいたします!

良いお年を!!


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僕はいつもより少し遅めに布団から出ると、ベランダに出て空晴れているのを確認して布団
を干して少し遅めの朝の空気を吸い込む。 

今年最後の朝は快晴で空気はりんと張り詰めていて、頭に残った眠気の残滓を吹き飛ばして
くれた。かすかに薫る冬の優しいにおいが気持ちいい。 
胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込むと、ぶるりと身を震わせて部屋に戻ってインスタントコ
ーヒーを作り、煙草をくわえてテレビをつけた。 
テレビではアナウンサーがどこか落ち着かない雰囲気で大晦日であることを伝え、特番が組
まれてお笑い芸人やタレントが盛り上がって笑っている。 
僕はコーヒーをすすり、煙草をふかしながらそれを眺める。 

今日は大晦日。僕は今日の夜に除夜の鐘を聴きに行くつもりだ。
ゴーン、ゴーンと煩悩を取り去ってくれる鐘の音を。 


僕は今年に入って彼女と別れた。 
理由は――理由と言うべき明確なものは何も無い。ただ僕には、ある時を境に彼女が「変わ
って」しまったと感じられた。 
そう、彼女が僕の知っている彼女ではないと感じたのだ。 
そもそも男と女が付き合う理由なんて明確なものは何一つないのだ。優しいから、おもしろ
いから、趣味が合うから……。そんなものは言い訳にすぎないのだと僕は思う。優しい人や
おもしろい人や自分と趣味が合う人なんてその人の他にも世の中に大勢いるんだ。
じゃあ何故その人と付き合うことにしたのか。僕が彼女と付き合った理由は何なのか。
それは単純に「彼女」が好きだからなのだ。 
人が付き合ったり別れたりするのはそういうことなのだと思う。 
そして人は変わる。彼女でさえそれは例外ではないのだ。 

ただ、彼女の変化は急激すぎた。 
去年の12月31日の大晦日の夜に、彼女は彼女の家族と一緒に二年参りに行った。除夜の
鐘を聴き煩悩を落とし、初詣をしてきた。そして僕は元旦の午後に彼女と会い新年の挨拶な
どを交わしたのだが、そのときには既にかすかな違和感を感じていた。表立った変化は無か
った。彼女は相変わらず明るくからからとよく笑い、思ったことはすぐに口に出す、元気で
素直な彼女だった。 
最初は僕の勘違いかと思っていたのだが、しかしそれはいつしか確信となった。
彼女は「変わった」。 
どこが変わったのかと問われれば、やはり明確に挙げることはできない。だけど彼女は確か
に変わったのだ。 
物事の本質はいつもそうだ。明確に出来ないから僕を苛立たせる――そう、本質だ。彼女の
本質的なものが抜け落ちてしまっているように感じたのだ。 
そうして僕は日に日に彼女との間に距離を感じ、ついには彼女と別れた。 

夕方になると僕は大晦日で賑わう近所のスーパーへ行き餅や年始のための食材を買い込み、
夕食は買ってきたものを温めて簡単に済ませた。 
そして夜になったので少し早めに二年参りに行くことにした。去年彼女が行った神社に。 

電車を乗り継いで着いた神社はそこそこの大きさがあり、参道に沿って屋台が並んでいる。
まだ時間があったので屋台を見物しているとどんどん人が増えてきたので、僕は参道を逸れ
て屋台の裏の空き地に逃げ込んだ。 
それとほぼ同時に、除夜の鐘が鳴り出した。 

除夜の鐘を最初から直に聴くのは初めてだ。 
108の煩悩を取り除くという鐘の音だ。 彼女もこれを聴いたのだ。
僕は目を瞑り、ゴーン……ゴーン……という鐘の音を噛み締めるように聴き入った。 

何回目の鐘を聞いた頃だろうか、ふいに僕の胸がざわりと蠢いた。何か違和感を感じる。 
彼女のことを考えていたせいだろうか。
去年の年末に会ったときは、彼女は「彼女」であったのに、今年の元旦に会ったときには既
に「彼女」ではなくなっていた。その間にあったものは――除夜の鐘? 108の煩悩を払
うというこの鐘の音が、彼女を変えたというのだろうか。
そんな馬鹿な。 
しかし僕の中の違和感はなくならない。むしろもっと鮮明に、色濃くなってきている。 
鐘の音を聴くたびに、僕の中にあるものがさらさらとこぼれ落ちていく感覚。僕の中の僕が、
ぱちり、ぱちりと電源をひとつひとつ落としていくような、暗い空虚が僕を侵食している。 
ゴーン……。ぱちり。ゴーン……。ぱちり。 

鐘が一突きされるたび、僕の中の電源がひとつひとつ落とされていく。除夜の鐘は煩悩を払
う。じゃあこの電源は僕の煩悩なのか?  
僕は煩悩について考える。 
煩悩とは、人間の欲望であって、実在への執着であって……。 
煩悩とは、人間を人間足らしめるものなのではないだろうか。食欲や性欲や睡眠欲や、物欲
や嫉妬や憤怒、色々な感情や欲望をなくした人間を人間と呼べるのだろうか。 
ぱちり、ぱちり、一つ、また一つと電源が落とされていき、暗い空虚の染みが僕の中の僕を
侵食する。 
鐘の音を最後まで聴いたら、僕はこの空虚に全てを侵食されるのだろうか。そして悟りとい
うものに近づくのだろうか。 
この、何も無い暗い虚無に包まれるのが悟りなのか。 
ぶるりと体が震えた。暗闇に落ちていく恐怖感に。

嫌だ! 僕はこんな真っ暗闇の中を生きたくはない! 
今ならわかる。こうして彼女は彼女を失ったのだ。この鐘の音が煩悩という名の彼女を払い
落としたのだ。そして彼女は空虚になったのだ。表面上は変わっていないけれど、確かに
彼女は彼女ではなくなった。鐘の音によって彼女は彼女の本質を無くしてしまったんだ。 
彼女は今何を見ているのだろう。何を感じているのだろう。きっと心の中には何も無いに
違いない。かわいそうな彼女。煩悩を払われ、彼女は彼女でなくなった。 
嫌だ。僕はそんなふうになりたくはない。この虚無に心を落としたくない。
もはや周りの喧騒すら聞こえない。見えているのに何も見えない。聞こえているのに聞こえ
ない。鐘の音以外は。 
ここから逃げなくては。逃げ出さなくては。 

しかし一突きの鐘の音で、その意思も霧散した。ぱちり、とまた一つ電源が落ちた。 
ああ、煩悩が払われていく。欲望も、感情も、僕自身も、何もかもが払われていく。 

ゴーン……ゴーン……。 
2007年12月31日「39.メールをいただきました」
ネタとか何でも良いんで送ってください! おちんぽ! というニュアンスのことを書いたと
ころ、こんな素敵なメールをロシツキさんからいただきました。

「ぜひ、ぜひぜひ、嫁のシータさんとのセクロスについて赤裸々に語っていただきたい所存で
ござる」

もう素敵過ぎてどうして良いのかわからずに4日くらい放置してました。申し訳ない。
いや、色々考えたんですけど、どうしてもこの話で3KBも書ける気がしないんですよ。メー
ルをもらってからしばらく考えてたんですけど、どう考えても赤裸々に書くような内容がない
んです。内容がないよう! 今最低なことを口走った。そのくらいどうして良いのかわからな
い。
いや、僕としてもなんとかこのネタで書きたいんです。
おそらく最初で最後のネタフリメールなので、なんとかしたいんですけど、いかんともしがた
い空気がある。ネタフリだけに寝たふりしようかと思うほどいかんともしがたい。今また最低
なことを口走った。

とりあえず僕はシータとセクロスなんてしないんですよ。

わかってます? シータですよシータ。リュシータ・トエル・ウル・ラピュタですよ。ラピュ
タ王家の末裔ですよ。気高き姫君ですよ。そんな高貴なお方とセクロスなんてとんでもない。
触れることすら恐れ多いですよ。
気高き王家の人間はセクロスなんてしないんです。僕のちんこをシータのゴンドアの谷に挿入
するだけで、そしてピストン運動をするくらいで、セクロスなんて恐れ多いことはしないんで
す。
シータはこのちんこをゴンドアの谷に挿入する際、飛行石を装着して高所からゆるやかに落下
するのが大好きでして、いつもはもっと気合入れて腰をふらんかいってなものなのですが、落
下しながらだとすごく従順なんです。

いつだかも書いたんですけど、池袋サンシャインシティ60から落下しながらのゴンドアの谷
挿入劇はすごかった。なんかもうクパァブシャブシャッ! ズルズルズルッ! って感じで、
「んぎひいぃぃぃ!!」「ンギモチイッ!!ンギモチィッ!!」「んっ……あふ……ぷぁ……
んんっ……くぶぁ……」といった惨状を呈していました。

まったく、俗世の人は自重していただきたいものですよ。
シータがセクロスなんてするわけがないじゃないですか。セクロスなんてエロゲーの中で繰り
広げられるような、汗まみれ体液まみれになるようなそんな獣臭いことをやるはずがないじゃ
ないですか。
AVで繰り広げられるような、舌を出して亀頭全体を舐ったのちちんぽを口いっぱいに含むな
んてことをするわけがないじゃないですか。僕を誰だと思っているんですか。ちんぽがキャス
ターマイルドサイズのたくろう君ですよ。どこのおちょぼ口だよって話ですよ。

でもセクロスとは直接関係ないですけど、軽いSMみたいなことはよくやります。
シータは俗世のことを何も知らないものですから、下々の者たちはこんなことをして性的興奮
を得ているんだよと教えてあげたらすごい食いついちゃって、すごいお気に入りになっちゃっ
たみたいなんです。
シータが壁際にたって、その三つ編みお下げを僕がエアガンで打つというプレイなんですけど、
これが「三つ編みを打たれるたびにゾクゾクするの!」とかいっていたくお気に入りみたいで
すね。
僕は三つ編みを打ちながら「おうぞくのくせに、とんだいんらんおうじょだな!」と罵ると、
「土に根をおろし、風ともに生きよう。 種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。 どん
なに恐ろしい武器を持っても、 たくさんのかわいそうなロボットを操っても、 土から離れて
は生きられないのよ!」と興奮しつつ錯乱します。ちょっとMっ気があるみたいです。

そんなわけで、僕とシータはセクロスはしません。よって赤裸々に語ることがありませんでし
た。
もう残り数時間ですけど、まだまだメールは大募集しております。かしこ。
2007年12月30日「38.はてなブックマークが倒せない」
僕ね、悔しいんです。悔しいんですよ。

いうたらこんなサイトなんてものすごいぐちゃぐちゃじゃないですか。IEで閲覧すると右側
にものすごい隆起を見せるセクハラみたいなサイトじゃないですか。
日記の質だって大して高くない、ちんぽとかアナルとか言ってるだけの出会い系みたいなサイ
トじゃないですか。加えて管理人なんてオナニー大好きキモオタメガネのキチガイさんじゃな
いですか。こんなサイトなんて、こんなサイトなんて!

なんですけど、最近アクセス解析を見るとユニークアクセスで20/日前後という年末年始の
ANN並みの驚異的な大盛況の様相を呈しているんです。こんなサイトを20人前後の人が、
毎日毎日暇を見つけては見に来てくれているんですよ。

それがね、素晴らしく嬉しいし、貴重な時間を無駄にしちゃダメだよ! とも思うわけなんで
す。
だけどね、ほら、言うても嬉しいじゃないですか。もう閉経しちゃってこれからの人生体が燃
えるような刺激的な出来事なんてないと思っていた僕なんですけど、アクセス数が増える瞬間
だけはね、こう、秘部からブシュシュッ! と体液を噴出する勢いで嬉しいんですよ。
アクセス解析を見て23人とか来ていたという数値的事実を突きつけられた瞬間だけはね、体
内のコスモが燃え上がりセブンセンジズに目覚めて光速のパンチでも打てそうな気になるわけ
なんです。空も飛べるはずなんです。

元来のストーカー気質から、アクセス解析からリンク元参照というどこのサイトから来ている
かというものを調べられる機能を駆使していったいどんなセクハラサイトから来訪しているの
だろうというのを調べるのが最近の僕のトレンドなんですけど、はてなブックマークっていう
やつから来ている人が結構いるんですね。

これがまた面白いものでして、僕のサイトをはてなブックマークに登録している人は他にどん
なサイトをお気に入り登録しているのだろうと見ることができるんです。
ああ、大体自分と近い界隈をブックマークしているなぁ、とか、全然知らないサイトばっかり
だなぁ、なんて見るのが結構面白かったりするんです。

それを、他人のはてなブックマークを参照していて思ったんですけど、この「--マイナス--」
がトップに躍り出ることってないんですよ。
はてなブックマークってサイトやブログが更新するごとに時系列に整列されるんですけど、更
新しても更新してもトップになれないんです。
更新しても、更新しても、5番手〜10番手。

よくわからないんですけど、RSSとかいうやつが使えるブログよりも更新が反映されるのは
わかるんです。遅いのはわかるんです。
そんでブログとかも明らかに僕より後に記事を更新したとかなら全然良いんです。
だけどね、違うんですよ。

ブログってほら、コメントがあるじゃないですか。あれって誰かが書き込むたびにはてなブッ
クマークでは更新されたとみなされて、時系列に整列されてどんどん上に行くんですよ。
そんなん勝てるわけないじゃないですか。こちとら全てたくろう一人で手打ちですよ。うどん
屋の頑固親父の気概で手打ちですよ。
記事は更新されてないのにどんどんどんどん上に行くブログ。記事を更新しているのに全然反
映されないサイト。

悔しいんです、悔しいんですよ。

別に単純な時系列だけの問題であるのだから気にすることはないんですけど、気づいてしまっ
たらもう気になって気になって仕方がない。
コメントのくせに! コメントのくせに! と考えてしまってしょうがない。コメントなんて
もらいようがないからどうしようもない。メールしかない自分が呪わしい。
せめて時系列だけでもトップになりたいという卑小な僕が哀しすぎる。

それでも、一度だけでも一番上に躍り出ているのを見てみたい。
108回更新している間だけでも一番上にいたい。もうそれも終わりますけど。

更新しても、更新しても!

んんんんんんーーーーーー!!
2007年12月30日「37.似ている」
先に書いた「篭の中のツンデレ」という記事なんですけど、書き上げた後10時間くらい睡眠
を貪ってオナニーして風呂に入ってオナニーしてエロゲーして「あッ、アップロード忘れて
た!」ってなもでアップロードしつつ読み直して、僕ってなんてカスなんだろうと感銘を受け
ていたんですけど、なんかふと気になったんですよ。

このツンデレオーディションで僕に似ているとされた「真堂桜子」と「塚本詠呼」って誰なの
だろうと。どんな淫乱メス豚野郎なんだろうと。メスなのに野郎なのだろうと思ったんですよ。

なのでちょちょいと検索をしてみたんですよ。どんなツラをしてやがるのだろうとgoogle検索
してみたんですよ。

似すぎてて噴いた。


ごめんなさい。それは嘘です。そんな年頃なんです。おちゃめしたい年頃なんです。
いやいや、でもね噴いたのは確かなんですよ。なんかすげぇんですよ。

塚本詠呼はなんかアンニュイな感じで、幼馴染の主人公を周りにあわせるために、罪悪感を感
じつつもイジメちゃってセックスみたいな感じなんですよ。なんか髪型が常に妖怪を探してる
みたいな髪型なんですよ。
いや、かわいいですよ。乳もデカイ感じですし。なんか向かって右手で自分のケツをまさぐっ
てる感じですし。こんな子好きですよ。ていうか僕ですよ。

ただね、塚本詠呼に比べて真堂桜子のインパクトがすごすぎた。プログレッシブナイフとゴル
ディオンハンマーくらいのインパクトの差があった。ちょっとコアな話した。

真堂桜子がね、なんかすげぇから。すげぇとしか言えないから。他にかろうじで言える言葉は
「シンナー!」くらいだから。

とりあえず上のリンク先を見てもらうとわかるんですけど、病院を舞台にしたエロゲーなんで
すよ。んで、看護婦なんですけど、とりあえず看護するような乳じゃないんですよ。どっちか
っていうと人を殺す側の乳なんですよ。特技はセクハラ患者の撃退と駆除ってなってますけど、
てめーがセクハラしてんじゃねーかって乳なんですよ。ていうか、ちくびが、たってるお!

「サンプルボイスを即ゲット!」とかいうエロサイトの広告リンクみたいなところをクリック
するとね、更に面白いんですよ。

「溜まったら白衣の天使を呼んで、ご奉仕してもらおう。今夜も俺は完全介護だぜ!」

とかね、めちゃくちゃアホじゃないですか。うん、それは完全介護が必要な頭だね! としか
言えないじゃないですか。

クリックしてくとサンプルボイスとともにフェラシーンのサンプルCGが出てくるんですけど、
明らかにね、乳が頭と同じサイズなんですよ。よしんば頭よりデカイみたいなサイズなんです
よ。狂牛みたいになってるんですよ。
サンプルボイスの「ス、スゴイ先汁の量…あぁ、こんなにしょっぱい……」とか聞いてるこっ
ちがしょっぱい顔になってくるわ。

とりあえずボイスを全部ダウンロードしてきて、片っ端から全部再生してるんですけど、めち
ゃくちゃ面白いですよ。「んっ……あふ……ぷぁ……んんっ……くぶぁ……」とか何度聞いて
も笑える。今年最後の大笑いかもしれない。「おうっ…桜のおしゃぶりは最高だな」としか言
えない。
「え、Hな声でちゃうぅ!」とか、今までの声はどんな声だったのかと問い詰めたい。
「おいおい、お口が止まってんぞ」とか、お前のお口を止めてやりたい。

いやー、最高でした。めちゃくちゃ笑いました。

でも、今年ももう終わるというのにエロゲーのサイトでサンプルボイスを落してきて「んっ……
あふ……ぷぁ……んんっ……くぶぁ……」をリピート再生しながら爆笑してるメガネ。完全に
孤独死するしかない。

それに加えて、このキャラについて散々言いたい放題言ってきたんですけど、よく考えると、
僕、こいつらに似てるって判定されたんですよね。
こんな髄液まで白濁してるようなやつらと似てるって判定されたんですよね。


あながち間違いじゃない。
2007年12月30日「36.鳥篭の中のツンデレ」
前日からずーっと起きっぱなしで夜通しWWWを徘徊していまして、楽しいなー死にたいなー
とか思いながら朝方にいろんなサイトをさまよっていましたら、ツンデレオーディションとか
いういわゆる「動物占い」みたいなサイトに行き着いたんです。

そんでそのままなんとなくやってみることにして、いくつかの質問に答えていった結果、僕の
ツンデレ度はちょうど良いベストな状態で、ツンデレとして最高のバランスなのだそうです。
似ているキャラクターは「真堂桜子」と「塚本詠呼」だそうです。まあ、極々控えめに言って
全然わからないんですけど。完全に初めて聞く名前なんですけど。あと「【幼馴染】タイプに
も似てます」とかなってました。すいませんちょっと何を言っているのかわかりません。

そんで、「あなただけのアドバイス」なんてのも同時に出力されまして、これすごいんですけ
ど、それには「異性をたぶらかすことができる恋愛のプロです。そんなツンデレ要素にゾッコ
ンの人があなたの周りに多々いることでしょう。そのアプローチには全力で当たるようにして
ください」なんてことが書いてあるんですよ。

すごいじゃないですか、これ。
恋愛のプロですよ、恋愛のプロ! 新宿の母みたいなもんですよ。これすごいことですよ。
恋愛で食っていけるんですよ! 恋愛で食っていくとかなんか最低な詐欺師みたいな感じで
すけど、またはヒモみたいな感じですけど、これすごいことじゃないですか。

前に「恋愛頭脳」とかいうこれまた動物占いみたいなサイトでも同じようなことをやったんで
すけど、そこでも恋愛偏差値は「神レベル」でしたからね。
神レベルの恋愛のプロですよ! 最低なプロ市民みたいになってますけど、これってすごいこ
とじゃないですか。神がかった恋愛をする男ですよ。悟空を手のひらで転がすお釈迦様みたい
なもんですよ。こいつを大石の下敷きにして数年放置するもしないも僕の意思ひとつなわけで
すよ。

あいのりなんか出演したら完全に1人勝ちですよ。ラブワゴンがホントにラブワゴンになりま
すよ。女の子2人にちんぽの両側面から舐めてもらうなんていうエロゲ脳なことも可能なわ
けですよ。下手したら女の子5人に全方位からちんぽ舐めてもらうなんてセクハラみたいなこ
とも夢じゃないわけですよ。だってガチのラブワゴンになってるわけだもの。


いや、そんなわけで最近巷に乱出している「ツンデレ」ですけど、あれ、いろんな派生みたい
なのがあるんですね。よくわからないんですけど、「ツンデレ」から始まって「クーデレ」と
か「ヤンデレ」とか「ムンデレ」とか「ガチデレ」とか色々あるらしいですね。最後の2つは
完全に嘘ですけど。
こういう「最初はツンツン(もしくはそれに相当する何か)してても最後にはデレデレ」とい
う、長門に始まりヒナタに還るみたいな、そのギャップがあるからこそ支配欲征服欲というオ
スの本能が満たされるみたいなのがウケるみたいです。

正直ね、最低じゃないですか。「ツンデレ萌えー」とか言ってるのって最低じゃないですか。

この「ツンデレ」台頭によって、ちょっとなんか言うと「ツンデレだ!」「『べ、別にあんた
の為にやってるんじゃないんだからNE!』」とか言われるじゃないですか。
馬鹿かと。
別にこっちはデレる部分なんてねーんだよ。終始ツンツンなんだよ。寝ぼけてんじゃねーよ獏
みたいな顔しやがって。

これがエロゲーなんかになると最悪ですよ。
だってエロゲーのキャラなんて、レイプされるために存在しているみたいなもんじゃないです
か。泣きゲーとかで「泣いた! 感動した!」とかいっててもチンコしごくわけじゃないです
か。
篭の中の小鳥なわけですから、どうあってもおたくの手によって陵辱される運命なわけですよ。
自分は絶対安全で相手は抵抗しない反抗しない逃げ出さない存在を1万円だかで購入してきて、
エイリアンが人間を襲う如くジワジワと一人一人フラグという凶器によって捕食していくわけ
ですよ。
それだけでは飽き足らず「ツンデレ」なんていう存在を作り出して、より捕食の楽しみを増や
し、征服欲と支配欲と達成感を充実させようとしているんです。
悪夢ですよ。絶望ですよ。
狂ってるよ。エロゲーなんてやるやつはどっか狂ってるんだよ。


ちょっとつよきすやってくる。
2007年12月30日「35.結局のところそれは全て自己愛」
ブログ、テキストサイトでのわがままとは何か、ということを考えてみた。

ブログ、テキストサイトでのわがままとは何か。
それは全てである。

そもそも多少の労力が必要とはいえ、ブログだのサイトだのというものは0円で誰でも何の制
限も無く始められるものだ。
ブログなんて適当なブログサービスを選択して文章を書いてボタンを押して送信すればそれで
もうブロガーになれる。誰でも、たいしたリスクもなしに、大物だの有名になるだのはさてお
いて、ブロガーになれる。
サイトだって適当なHPスペースサービスを選択してhtmlで適当にレイアウトを記述して文書
を書いてアップロードすれば、誰でも、たいしたリスクもなしに、大物だの有名になるだのは
さておいて、サイト管理人になれる。
それはどんなものであれ作文能力さえあれば可能なお手軽な暇つぶしであるといえる。

極端に言ってしまえばブログやサイトを始めた時点でそれは個人のわがままなのだ。
僕は私は文章を書いて誰かに読んでもらいたいから、ブログ・サイトを始めました。それは間
違いなくそいつのわがままなのだ。

そこからはもう全てがわがままであると言える。

読者がつく文章を書きたい。
そのわがままを満たすために自分なりに精一杯の文章を書く。

自分はこんな人間であると発信したい。
そのわがままを満たすために自己表現を文章で書く。

知り合いとこんなに楽しいことをしたと発信したい。
そのわがままを満たすためにその楽しげな様子を文章で書く。

ネゲットを目的として異性を釣りたい。
そのわがままを満たすために試行錯誤をしてネゲットするための文章を書く。

それは全てそいつのわがままなのだ。

書きたいというのもわがままであり、見てほしいというのもわがまま。発信した情報に対して
レスポンスがほしいというのもわがまま。
もう、それは全てそいつのわがままなのだ。

ブロガーやサイト管理人が発信する情報は正確さや真実であるかどうかなんてことすら問われ
ない。
真実を発信したいと思う奴は真実を発信すれば良いのである。嘘でも何でも発信したいと思う
やつは何でも発信すれば良いのである。
その情報を信じる信じないは完全に読者の選別眼に掛かっている。
ブログでニュースの記事を発信したとして、そのニュースのソースがどこであるか、自分が信
用できる場所からの発信源であるのか、等々を調べ確認するのは読者であり、「このブログが
発信していた情報を信じたら間違っていた。どうしてくれるのだ」と怒るのは筋違いであると
いえる。

ブログがサイトが炎上したからやめました。
それもブロガーや管理人の自由であり、そこには一切の責任など発生しない。
読者は全くの0円で好き好んでブログやサイトを閲覧しているのであり、本来読者に対しての
責任など全く無いのである。
ブログでの発言責任が問われるというのはオフラインでもそれ相応の責任や発言力や立場ある
人間の話であり、一般人ブロガーに、ブログに対する責任など全く無いのである。

言ってしまえば、その読者に対する責任というものですらそいつのわがままである。

毎日見に来てくれている読者に申し訳ないから。
そう言って責任を取るのもそのブロガー・管理人の自由でありわがままなのである。責任を取
りたいから取るのである。

毎日見に来てくれている読者に申し訳ないから。
そう言って面白い記事を書こう、意義のある記事を書こう、興味を引く記事を書こう。それも
完全にブロガー・管理人の自由でありわがままなのである。面白い、意義のある、興味を引く
記事を書きたいから書くのである。

始めるのもわがまま、書く内容もわがまま、辞めるのもわがまま。全てわがまま。

ブログ、テキストサイトでのわがままとは何か。
それは全てである。

であるからして、好きなようにやれば良いのだ。
2007年12月30日「34.楽しいです」
深夜になると、もう何やってても楽しいんですよ。本当に、この世の春みたいになるんですよ。
お気に入りのブログを巡回し、何度も何度もリロードし、過去ログを漁ったりというストー
カーみたいな行為が楽しくてしょうがない。
エロゲーだってもう猿みたいな勢いでプレイしてしまう。ほんともう馬鹿みたいにプレイして
しまう。フラグひとつに翻弄される僕カワユスみたいな感じなんです。
ネットラジオなんかも楽しい。正直「おもしろい!」っていうんじゃないんですけど、なんか
楽しいんですよ。素人の兄ちゃんやらおっさんやらねえちゃんやらが酒を飲んでぐだぐだと話
をする。掲示板のレスに応える。その様をモアイ像みたいな顔しながら聞きつつ見つつしてい
る僕。かわいすぎる。

ほんとにね、何でも楽しいんですよ。なんか無為に時間を過ごすという極上の贅沢を貪りまく
っていると、心底楽しいんです。
あのテンションが上がって「こいつぁ最高にハイだぜ!」みたいな楽しさじゃなくて、「今ね、
デーモン小暮閣下に会ってきたの」みたいな変なテンションの楽しさがあるんです。

もう何にもやりたくないみたいなテンションになるんですよ。
できることならサロンパスを首と肩まわりに貼り付けて、足の指をぐっと開くあのメリケン
サックみたいなのをつけて、布団に入って寝たい。それくらいのテンションなんです。
それなのに、連休なんだし朝早く起きる必要もないんだからまだ起きていたい。特にやること
なんてないけど、正直もう眠たいんだけど、でもまだ起きていたい。そんな時って多々ある
じゃないですか。
もう今まさにそれなんですよ。もう腰痛いし肩痛いしオナニー5回くらいしてチンコもなんか
カリ首のあたりがゴロゴロするからもう寝たいんですけど、なんかもったいない気分になる。

すごい無駄にバガボンド読み直してみたり、なるたるを読み直してみたり、無駄にメール
チェックを5,6回立て続けにしてみたりと、もう何がしたいのか全然わからないんですよ。
でもなんか知らないんですけど楽しいんですよ。

Wikipediaなんてもう最悪ですからね。読み出したらとまらなくなりますからね。
『美輪明宏』と『hide』のウィキとか見だす始末ですよ。美輪明宏とhideなんてなんか微妙な
関連性があるような無いような感じで嫌だ。

ラジオもね、聞いてると案外楽しいんですよね。深夜のグダグダ感とか、僕もよくやるんです
けど、というかそれしかやらないんですけど、このグダグダが好きっていうのはわかる気がす
るんです。どっかの飲み屋の会話を聞いてる感じで、結構好きなんです。

でもラジオはグダグダでもそれがライブ感があってよかったりとか、空気が好きって人は出て
くるとは思うんですけど、グダグダの日記を更新しちゃ駄目ですよね。駄目なんですか!?
まあ日記なんてのは推敲をしてから投稿するもので、じっくりゆっくり読まれるものですから、
グダグダの空気が好きとかライブ感があって良いなんてことにはありえないものですもんね。

そんなこと言いながらね、この最高にグダグダ感漂うライブな日記をお届けしているわけです
からね。たくろうくんは最低だよね。へへ。良いんですよ。グダグダの空気とライブ感のある
日記が好きだよって言ってもいいんだよ。

今、なんだかんだ言って新しいお気に入りブログ開拓の為にWWWを徘徊しています。楽しい
です。
youtube動画なんかを延々と見ているのも楽しいです。いつのまにブログ開拓からyoutube鑑賞
に移行したのかわからないくらい楽しいです。
なんかすごく楽しいです。眠いけど楽しいです。よくわからないけど何してても楽しいです。
深夜って素敵です。


ただ、何故か日記の更新は楽しいと思えないんです……。
2007年12月30日「33.厄払いの厄」
もう年初から言ってたんですけど、今年、僕厄年だったんですよ。

まあ色々と厄年だなぁと思うこともある反面、まあ厄年っつってもこんなものなのかなぁなん
てこともあり、過ぎてしまえば普通の年とさして変わることも無く過ごしてまいりました。
今までと同じように無為に過ごしてきた1年だったように思います。

そんでまあ、会社の人とかと色々話をするんですよ。
年末年始は実家に帰るの? とか、初詣いくの? とか、すごい年の瀬的な会話をするんです
よ。

そんな話をしていましたらですね、ピコーンと思い出したんです。今年の初めにあった事件を
思い出したんですよ。
ていうか何でこの話を年初に書いていなかったのか全然わからない。厄年においてのしょっぱ
なの厄にあたる出来事だったのに、なんで書いていなかったんだろう。そんな話を思い出した
んです。

いや、僕はここ数年初詣に行ってなかったんですよ。
昔はばーちゃんちに行きまして、叔父さん家族なんかと一緒に大々的に初詣に行ってたんです
けど、最近はばーちゃんちにも行かず、必然的に初詣も行かなくなるような1月を過ごしてい
たんです。いくとしても31日から元日にかけて夜を徹してのエロゲー。その勢いそのままに
朝5時くらいから自宅から徒歩1分程度の近所の神社に出かけて、変なじいさんが3人くらい
ぷるぷるしてるのを横目に見つつお祈りだけ済ませて寝るという壊滅的にかわいそうな感じの
初詣だったんです。

なんですけど、今年は言うても厄年じゃないですか。昔の職場の先輩なんて、厄年になったら
車で事故ったり身内に不幸があったりとすごい厄に見舞われるくらいヤバイ厄年じゃないです
か。正直事故は自己責任だし(事故だけにね!!)身内の不幸は完全にその身内の方のほうが
不幸なわけなので、それを厄年のせいにするのはどうかと思うんですけど。
いや、それはそれでいいんですけど、そんなヘコむ事件が起こりえる年なわけじゃないですか。

そんな話を聞いてしまったのものですから、僕は素晴らしいチキンメガネ野郎なので初詣を兼
ねて厄払いに行ってきたんですよ。空いてるだろうからってことで1月の半ばくらいに行って
きたんですよ。
そしたらね、その厄払いがね、ひでーんですよ。

まあまあね、ネットで適当に検索してなんか厄払いで有名っぽい神社に行かせていただいたん
ですよ。もう1月も中ごろだし、そのころ無職だったんで平日に行ったことだし、誰もいない
んだろうなーって思ってたんですよ。
したらなんかじいさんばあさんだのそれに連れられた孫だの、パチスロ競馬大好きみたいな風
体の30代間近みたいな姉ちゃんだのがワサワサいたんですよ。お前ら平日に何してんだって
話じゃないですか。僕は無職してるからいいんですけど、なにしてるんだって話じゃないです
か。
まあ人が多い云々なんてことは実際厄払いに行ってる僕が言ってもどうしようもないんで良い
んですけど。
そんでとりあえず受付けでお払いお願いしますみたいな感じで行ったら、なんか価格別でラン
クがあるんですね。上の価格のお払いをお願いするとちゃんとした部屋でお茶とかお茶菓子と
かが出されつつお払いされるらしいです。価格が上がることで対応もランクアップしてお払い
する人の神格もランクアップするってか。どこの高級キャバだよ。
僕はもう無職でお金もなかったですから、下のランクのお払いを選択しました。お金がなきゃ
厄さえ満足に払えない国、日本。

そんなこんなで受付を済ませて、神社の奥の板張りのデッカイ部屋へ行ったんです。デッカイ
仏像が置いてある部屋へ行ったんです。5,60人くらいはいたんじゃないかな。

その部屋は真ん中にデッカイ鐘がぶら下がってて、その奥に仏像があって、僕らお払いをして
もらう人たちはそれを囲んだコの字型に座っていたんですけど、しばらくするとそのお払いし
てくれる人が仏像の脇から10人近く群れを成してぞろぞろと出てきてお払いが始まったんで
す。

そんでそのお払い師の人々がお経みたいのを読んでいるのをボケーっと20分くらい聞いてい
たんですけど、また仏像の脇から人が出てきまして、その人がなんか大量の板を持っているん
ですよ。よくばあちゃんちに飾ってあるような、お払い用の板をもってきたんです。

そんで真ん中の祭壇みたいなとこにキャンプファイヤーみたいな火を炊きまして、お払い師達
のキャプテンみたいな人がそこでお経を唱えながらその板を一枚一枚火にかざしてお清めみた
いなことをやりだしたんです。

その様子を僕はまたボケーっと「うわーすげー、あんなことするのかー」と見ていたんですけ
ど、なんか時間が差し迫ったのかなんなのかわからないんですけど、そのキャプテンがおもむ
ろに板がまだ大量に載っているお盆みたいのを掴んで、いっぺんに火にかざしだしたんですよ。
今まで一枚一枚丁寧に清めていたものを、お盆にのっかったままいっぺんに清めだしたんです
よ。
いやいやいや、おかしいじゃないですか。そんなん明らかにやっつけじゃないですか。
その板が一人一人に配られるんですけど、そのいっぺんにやられたほうなんて絶対嫌じゃない
ですか。一枚一枚お清めしたやつのほうが明らかに厄払えそうじゃないですか。
結局皆に配られるときには全部ぐちゃぐちゃになっちゃって全然わからなくなっちゃったんで
すけど。三輪明宏くらいしか見分けられないみたいになっちゃったんですけど。


そんな微妙な年初の思い出を、思い出しました。その板は部屋のカーテンレールの上に飾って
います。なんかその時点で厄年だなって言えば厄年なのかもしれませんけど。

来年は、幸せになる。
2007年12月29日「32.チャッキーがかわいい」
女の人は何に対しても「かわいいかわいい」と形容すると書いたんですけど、確かにかわいい
ものはたくさんあります。
そりゃかわいい椅子もあるでしょうしかわいいコートもあるでしょうしかわいいギョーザもあ
るでしょうしかわいいケーキもあるでしょう。事実「かわいい」って言うやつがいるんですか
らあるのでしょう。そいつにとっては確かにそれはかわいいのですから。

女性にとってのケーキとかギョーザとかと同じように、僕にとっては映画「チャイルドプレイ」
のチャッキーがかわいくてしょうがないんです。すげーかわいいと思うんです。

みんな、なんか知らないんですけどチャッキーのことを悪くいうんですよ。
「かわいくない」とか「キモイ」とか、あまつさえ「グロい」「怖い」とかいう輩がいやがる
んです。
ありえないじゃないですか。確かにキモいかもしれない。グロいかもしれない。でも全然怖く
なんてないですし、「かわいくない」なんてありえないじゃないですか。

怖いって、人形ですよ。人形が包丁持ってたりするだけですよ。
僕は人間のほうがよっぽど怖いし恐ろしいですよ。人形に殺されちゃう人間のほうがよっぽど
怖いし恐ろしいですよ。
劇中で、車に乗り込んだオッサンが後部座席に潜んでいたチャッキーに後ろから縄かなんかで
首絞められて死んじゃうんですけど、そんなんありえないじゃないですか。
よしんばチャッキーにそれほどの筋力があったとしても、そのオッサンはチャッキーの存在に
気づいているんですから後ろにグリッと腕を回してチャッキーをつかんじゃえばいい話じゃな
いですか。それで殺されるオッサンに引くわ。

お前ら、人形ですよ。人形相手にどんだけ不覚を取っているんだと。どれだけ体が鈍っている
んだと。仮にチャッキーVS魔裂斗で魔裂斗が負けると思いますか? 仮にチャッッキーVS
プレデターでプレデターが負けると思いますか? チャッキーVSピカチュウでもピカチュウ
が勝っちゃうんじゃねえか。チャッキーVS曙くらいでやっと試合になるレベルじゃねえか。
チャッキーは足を使ってリングを広く使い、ヒットアンドアウェイでローを攻める。曙は
チャッキーを捕らえることができるかどうかが勝敗の分かれ目。面白そうじゃねえか。

変な女の人はチャッキーに背中に飛びつかれて、ちょちょっと首絞められたくらいですげーパ
ニックになっちゃってるんですよ。
いやいや、わかりますよ。パニックになるのはわかります。わかりますけど、落ち着けと。
まず背中にいるのは何なのかって確認したいじゃないですか。そのために背中にてを回して掴
むとか座ってみるとか色々あるじゃないですか。あるのにその女の人はただただパニックにな
るだけ。馬鹿丸出しじゃないですか。
もう見てる僕らはドン引きですよ。エエェーですよ。
ほんとお前らのその身体能力と状況判断能力のなさが怖いわ。

ほんとね、チャッキーなんて人形なんですから、全然かわいいですから。
とにかくね、人を殺そうと一生懸命なんですよ。ちっちゃい体にいっぱいの殺意を秘めて一生
懸命なんですよ。常に人を殺そうとしてるからね。なんかよくわからないけど人を殺そうとし
てるからね。その姿がかわいすぎる。
さっきの、背中に飛びついて殺そうとした女の人のときなんてホントやばかった。ちょうかわ
いかったんですから。
多分チャッキーのイメージでは圧倒的な力の差で後ろから首を絞めて殺そうとしたと思うんで
すけど、いかんせん人形なもので、一気に殺せなかったんですよ。
そんで女の人がパニックになっちゃって暴れるものだから、チャッキーは背中にしがみついて
振り落とされまいと一生懸命なんです。もう何の為に背中にとびついたのかわからなくなっ
ちゃってるんです。
もう足とかバタバタさせて、体が左右にぶんぶん振られちゃってすげー必死にしがみついてる
んです。めちゃくちゃかわいい。かわいすぎる。

マジで、皆さん見てみてください。
そしてそのかわいらしさに萌えてください。
かわいいケーキでも食いながら萌えてください。
2007年12月29日「31.はしのえみが好き」
女性って、なにかにつけて「かわいい」「ちょーかわいい」「ギザカワユス」って言うってい
われているじゃないですか。そして事実その通りじゃないですか。

何か知らないですけど基本的に女性って買い物にいくとテンション高いじゃないですか。
そんで「これかわいいー」とか言って一緒に見てほしいみたいなそぶりをするじゃないですか。
そんで見に行くともう既にそれには興味を失っていて、別のものを指差して「これかわいいー」
じゃないですか。しょうじきその「かわいい」ってやつも、言うほどかわいいってもんでもな
いじゃないですか。もしくは形容詞を間違ってる感が満載じゃないですか。

僕からしたらどうみてもアナルパールにしか見えない球体を環状に連ねたアクセサリーを見て
「これかわいいー」とか言うじゃないですか。何が? って話ですよ。僕からしたらそれアナ
ルに挿入れるものだけど、こんなおおっぴらに売ってていいの? セクハラにならないの?
ってドキドキもんですよ。

洋服とか靴とかアクセサリーなんかを見て「かわいい」と形容するのはわからなくもないんで
すけど、映画を見て「かわいい」とか、スーパーで果物を見て「このイチゴかわいい」なんて
のはね、もう何を求めているのかわからないじゃないですか。
映画ってのは娯楽ですから、やっぱり「楽しかった」とか「イマイチ」だったってのが正解だ
と思うんですよ。
映画を見て「かわいい」とか言ってはならないとは言いませんけど、例えば、友達に「この映
画どうだった?」って聞いて「あ、それね、ちょーかわいかった」とか言われてもそれってど
うなの? って話じゃないですか。何がかわいかったの? スクリーンがかわいかったの? 
スクリーンがうさぎさんの形でもしてたの? って話じゃないですか。

イチゴがかわいいとか本当に意味がわからないからね。
イチゴがかわいいと感じる君の感性は認めるけれど、「イチゴかわいい!」「じゃあ買おう!」
とはならないじゃないですか。イチゴに求めるものは美味しさじゃないですか。児島よしおに
政治力を求めるくらい筋違いじゃないですか。そんなもん求めたらストロベリーなことになっ
ちゃうじゃないですか。

確かにイチゴがかわいいと思えるその感性は素晴らしいと思います。感情の選択肢を狭めて、
感受性の芽を摘んでしまうのは悲しいことです。

だけどね、それほんとに思ってるの? って話なんですよ。ホントにかわいいと思ってるの?
って話なんですよ。
とりあえずかわいいって言っておきゃいいやって思ってない? それ僕なんですけど、僕の戦
法パクッてないって話なんです。
そんでテンション高いのはいいんですけど、コメントを返せない、リアクションし辛いことを
言うなって話なんですよ。椅子を見て「かわいい」とか言うなって話なんです。

「これかわいい」
「うん、かわいいね」
「あ、これもかわいい」
「うん、かわいいね」
「これも」
「こっちのほうがいいんじゃない」
「あっ、こっちのほうがかわいい」
「ああ、そう」

とか、そんな会話しかできないじゃないですか。
どんだけかわいい椅子づくしなんだって話じゃないですか。君のその「かわいいものサーチ力」
を世のため人の為に使えば、世界はすごく平和になると思うよ。

もっとね、こう、多彩なリアクションをするべきだと思うんですよ。
女性は「かわいい」一辺倒ではなくて、もっと語彙を尽くし、一手二手先を読んだコメントと
リアクションをするべきだと思うんですよ。
そして男性は買い物において、少しテンションを上げるべきだと思うんですよ。もう少しだけ
テンションを上げるべきだと思うんです。

買い物に対して、もう少し気合を入れるべきだと思うんです。

そうすれば男同士の買い物でも「これすごくね!? すげー面白くね!?」「こっちのほう
が面白くね!? ちょうシュールじゃね!?」「なんだそれ! すごくね! すごくね!」
「やばいべ! すげーやばいべ!!!」とか、面白い感じになると思うんです。

そうすれば女同士の買い物でも「このコートビックリするほどかわいいんだけど」「どれくら
いビックリなの」「私が養子だったくらい」「それマジビックリっつーか重たいんだけど!」
とか、面白い感じになると思うんです。


だからぼくは、はしのえみと買い物に、もしくは飲みに行きたいと王様のブランチを見ていて
思った。
2007年12月29日「30.内側」
「内側」というものは実に素敵です。

内側とはそのグループに含まれているということであり、グループに属するということは社会
性を認められているということであり、その事実は人を安心させるものです。

「女の子とよろしくやる」ことだって内側に入るということであります。
男性は内側に入ることで安心し、自分を認められたという事実に安心します。
女性は内側に招き入れることで安心し、自分を認められたという事実に安心します。

「内側」というものは実に素敵です。
そして実にエロいものです。

「うちふともも」なんて素晴らしいじゃないですか。素晴らしくエロいじゃないですか。
人間、うちふとももを開けっぴろげに見せることなんてそうそうありません。
うちふとももを開けっぴろげにするなんてシチュエーションは股を開くときだけです。
股を開くシチュエーションなんてそうそうありません。
それこそ男女の夜の営みの時か、相撲取りが四股を踏むときくらいです。雲竜型とかやるとき
くらいです。
なぜこの多様化するフェチ界に「うちふとももフェチ」が台頭してこないのか不思議でなりま
せん。「相撲取りの四股で興奮してしまいました」などと興奮を押し殺し恥ずかしげに語る人
が何故「おっぱいが大好きです!」などという頭の悪いフェチに絶対数で負けているのか不思
議でなりません。
「うちふとももフェチ」のほうが頭が良さそうじゃないですか。着眼点が素晴らしいじゃない
ですか。それだけに重度ではありますが。

「体を開く」なんて言葉、すごくエロいじゃないですか。
開くんですよ、体を。開くんですよ。
僕なんて映画「SAW」の、2だか3だか忘れましたけど、鳥が羽根を広げるように肋骨をバ
ッコン! ってやられて殺される人にちょっと興奮してしまいましたもの。こんなあけっぴろ
げで恥ずかしい死に方なんて酷い! って思いましたもの。こんなん警察とかに発見されたら
もう思う様見られちゃうんですよ。内側を。すげー調べられちゃうんですよ。エロいエロい。
酷い陵辱ですよ。

「内側」というものは実に素敵です。
そして実にエロいものです。

今の季節、みんな外套を羽織っているじゃないですか。その中でロングコートってあるじゃな
いですか。あれがね、ちょっと興奮するんですよ。
この間遭遇した出来事なんですけど、そこそこ混んでるくらいの電車に乗っていてですね、僕
が座席に座っているんですよ。座席は全部埋まっていて、途中駅で女性客が乗車してきたんで
すね。
わりかし若くて、27,8くらいかなぁくらいの女性だったんですけど、この人がロングコートを
羽織っていて、紙袋で2袋くらいの荷物をもっていたんです。
そんでその人が僕の正面に立ち、つり革につかまったんですけど、途中で荷物を座席上部の棚
に上げたんです。
そのとき、どうしても伸びをするような形で座席側によってしまうじゃないですか。
まあ、無事にその女性は荷物を上の棚に乗っけることができたんですけど、その動作の際にで
すね、コートのすその中に、僕のひざが入っていたんですね。そんで荷物を棚に乗っけ終わっ
た後もですね、僕のひざの上にコートのすそが乗っかるような形になっていたんですけど、女
性は気づいていないんですよ。その事実に気づいていないんですよ。
僕の、ひざが、女性の、(コートの)中に、入っている。

もう、めちゃくちゃな話じゃないですか。レイプレイみたいな話じゃないですか。
女性は意図せずして僕のひざを、内側に招きいれているんですよ。僕のひざが、女性の(コー
トの)中に入っているんですよ。みずしらずの人間を、(コートの)内側に入れてしまってい
るんですよ。めちゃくちゃエロいじゃないですか。めちゃくちゃエロいじゃないですか。
そんなことされたら勃起しざるを得ないじゃないですか。控えめに言って僕のシャチホコさん
が目を覚ましちゃうじゃないですか。すげー興奮する。エロすぎる。

「内側」というものは実に素敵です。
そして実にエロいものです。


隙を見てその女性の顔を見たら、庵野秀明みたいな顔してました。
うちふとももにローキック入れられた気がしました。
2007年12月29日「29.今まで」
朝には志高く、一日のスケジュールが脳内にて発表される。脳内朝礼が行われ、今日の連絡
事項、特記事項、行動予定、一日のイベントなどが発表され、「それじゃあ今日も一日よろ
しくお願いします」のあいさつで終了する。
これが大体朝起きだして一本目の煙草を吸った時分に行われる。
僕はこのスケジュール通りに行動しようと努力する。きちんとやろうと努力する。

しかし、どういうわけか予定通りに行動できないのである。

決して、無理なスケジュールを立てているというわけではない。決して、実行不可能なスケ
ジュールを立てているわけではない。

しかし、どういうわけか予定通りに行動できないのである。

目下のところ、僕は108回の更新をしなければならない。
現時点でも残された更新数は絶望的な数字であるが、なんとかしてこの数字をはじき返さなけ
ればならない。

月初の頃にはきちんと無理のないスケジュールを立てた。
回数的に一日3〜4回の更新を毎日こなせば無理なく108回更新を終えることができる。
清々しい気持ちで新年を迎えることができる。
よし、やろう。できるはずだ。決して不可能ではない数字だ。頑張ろう。
そう、月初にはスケジュールを立てて、万全の体制で臨んだはずなのだ。

ところがどうだろう。

一日に3〜4回更新どころか、1回更新、2回更新、酷いときには全く更新をしない日まであ
る始末である。

どういうことなのか。これはどういうことなのか。
「どういうことなのか」なんてものではない。即ち、僕の怠慢である。

僕のやるべきことは非常に単純で、非常に明快で、非常に簡単な作業なのだ。
即ち、日記を書けば良いのである。日記を書きさえすれば良いのである。

何か好き勝手なことを好き勝手な文法文脈文体で3KB書きなぐり、アップロードさえすれば良
いのだ。たったそれだけのことで良いのだ。

よし。やろう。やれるはずだ。
しかし、どういうわけか予定通りに行動できないのである。

仕事の空き時間を見つけては更新しなければならない残り回数を思い出し、残りの日数でその
更新を達成するには日に何回更新すればよいのか、時間当たり何回の更新が可能なのかを考え、
そこから日あたり何回更新できるのかという現実的な数字をはじき出し、それを一日の目標と
し、よし、やろう、できるはずだ、と帰路に着く。

しかし家についてやることと言えばエロ画像を片っ端からダウンロードし、あまつさえレイプ
レイをプレイし、オナニーに興じる。それが終われば飯を食い風呂に入りTVを見て、よう
やっとパソコンの前に座ったかと思えばお気に入りのブログ巡回をし、そうそう来るはずも無
いメールを繰り返し繰り返し確認し、日記のおもしろさの数値化である絶望的に低いアクセス
数を確認する。
そして最初の予定では就寝時間だったはずの時分から新規テキストドキュメントを作成し、の
ろのろと更新を始めるのである。そして結果、一日で予定していた更新数に届かないのである。

今年も残すところ、今日を含めてあと3日。
更新を達成するまでの残日数も、今日を含めてあと3日。

1日あたり約30回の更新をしなければ来年の頭には頭がおめでたいことになってしまう。
やらなければならない。やれるのだろうかではなくやらなければならない。
1日あたり約30回。30回の更新をやらなければならない。
一日あたり90KBのテキストを30回にわけて更新しなければならない。

よし、やろう。やれるはずだ。
今度こそ、予定通りに行動できるはずだ。

今度こそ、予定通りに行動しなければならない。
今こそ、予定通りに行動しなければならない。
これからは、ちゃんとしなければならない。

よし、やろう。やれるはずだ。
今度こそ。
2007年12月26日「28.萌えという怠慢」
最近は略語みたいなものが流行っています。
「KY」だとか「JK」「JC」なんて言葉があるようです。後ろ二個が年頃の乙女を形容す
る言葉であると思うと、ロリィタ国家日本だということを改めて突きつけられた心持です。

確かに略語というものは便利です。
人に物事を伝えるときには簡潔に正確に要領よく伝えるということが大事になってきます。
言葉に対して共通した認識を持っているのであれば、略語で伝えたほうがより簡潔に情報を伝
えることができます。
少し前から、色々な言葉が約されてきました。

しかし、自分が愛情を持って表現する対象がある場合、ただ一言に集約させてしまうのは、少
しもったいないというか、悲しい気持ちがするのです。
例えばただひとこと「かわいい」という言葉でも、より細かく、より修辞的に、より感情を込
めて表現する。それだけでその「かわいい」対象に対しての愛情が感じられるというものです。

「ヒナタがかわいい」のと「こなたがかわいい」ではその「かわいさ」は違うわけです。
ヒナタとこなたというキャラクターを知っている人であれば、大体の共通の認識から、その
「かわいさ」というものは違うのであると理解ができます。
理解できますが、その差異というものは自意識内のヒナタとこなたの違いと、相手の意識内の
ヒナタとこなたの違いでまたズレがありうる可能性があるのです。

僕にとってヒナタたんは愛情をもって表現するに足るほど愛すべき存在でありますので、ただ
一言で簡潔に表現して相手とのイメージの差異を生むのであれば、詳細に、修辞的に、自分の
語彙を尽くして表現したい。ヒナタたんはこれだけ素敵なのだと、これだけ繊細なのだと、こ
れだけエロカワいいのだと表現したいのです。

であるからして、最近流行の「萌え」という言葉に対して疑問を抱かざるをえないのでありま
す。

もう、猫も杓子も「萌え」「萌え」「萌え」じゃないですか。ヒナタを見たら「萌え」。こな
たを見たら「萌え」。長門を見たら「萌え」。
それは、ヒナタとこなたと長門に対する冒涜だと思うのです。
愛しい彼女らに対して、あれだけ素敵でエロカワで抱きしめたくなる彼女らに対して、ただ一
言「萌え」だけ表現するのでは、彼女らに対する冒涜だと思うのです。

「萌え」というのはインスタントな言葉です。
共通認識としての幅が広いために様々なシーンでの活用が可能ですが、同時に個人個人にとっ
て好きなようにとらえることができてしまう。そうするとあなたが伝えようとしていた、ヒナ
タの、こなたの、長門の、エロカワいさが正確に相手に伝わらない可能性が非常に高いのです。

そんな詳細に伝わらなくて良いなどとのたまう輩は今すぐにナルトを読み返してくるべきであ
る。
おたくとは孤独な人間であります。おたくとは身勝手な人間であります。おたくとは傲慢な人
間であります。人と人との繋がりが希薄になり、(それは実際問題人間関係としては繋がって
いるように見えても、心のそこでその二次元愛好を共有することはできない)その趣味を共有
できないからこそ、自分の愛すべき二次元キャラクターについて、同好の氏と事細かに、情熱
的に、その愛情を開けっぴろげに、片時だけにせよ、うわべだけにせよ、語ることがあっても
良いのではないかと思うのです。

そのときにお互いが交わす言葉が「ヒナタたん萌えだってばよ〜」「ひ、ヒナタたんちょう萌
えだお。俺の嫁だお」なんてのは、あまりにも寂しいではないですか。あまりにも悲しいでは
ないですか。
それは、ヒナタたんや愛好する二次元少女に対して自己の語彙を目一杯に使用し、装飾し、過
不足なく伝える労力を惜しんでいるということではないですか。
それは、愛情が足りないということではないですか。

自分の大切な存在に対して、インスタントな言葉で表現するというものは、あまりにも寂しい
ではありませんか。

こんな僕達だからこそ、彼女達には、やさしく、いっぱいの言葉をプレゼントしてあげようと
思うのです。
2007年12月26日「27.わたしたちもにんげんです」
僕ね、秋葉原に観光とか買い物とかそういう目的で来ている人間っていうのは、もう皆同じだ
と思っているんですね。
例えば僕みたいなキモメガネオタがエロゲーを買いに行くのも、性犯罪ギリギリみたいな人が
6歳女児のイメージビデオを買いにいくのも、いつでもどこでもインターネットみたいな顔し
た人が1,5mほどもあるPCの水冷パーツを買いに行くのも、二次元しか愛せないって人が
とらの穴とかアニメイトとかにエロ同人誌を買いに行くのも、アイドルかぶれみたいな女の子
とかが路上でコスプレして歌って踊ったりするのも、最近のアキバブームで非オタのイケメン
様方が僕らのような人種を罵り蔑みついでにメイド喫茶に寄っていくのも、もう全部みんな同
じ穴のムジナだと思っているんです。

以前日記にも書いたんですけど、この間僕がエロゲーをば探しに秋葉原へ行ったところ、セー
ラー服を着たバーコードハゲのおっさんがいたんですよ。ガチで「もってけ! セーラー服」
みたいなおっさんがいたんですよ。
秋葉原を根城としている僕も、さすがの僕も猥褻物陳列罪みたいなおっさんを見て少々の動揺
を隠し切れず、キョドってしまったんですけど、まあ言うたら僕らの仲間ですからね。僕らも
ああなる可能性を秘めているわけですから、そしてここは無法地帯秋葉原ですから、駅の改札
からしてエロゲーやらアニメやらのポスターがガツンガツンに張っている場所ですから、その
ポスターの内容たるや二次元美少女がアンニュイな表情で頬を赤らめつつパンチラしている様
子が描かれている、そんなものが恥ずかしげも無く張られているような場所ですから、無関心
のやさしさでもってシカトをしていたんです。

そしたらなんか新宿が好きそうな兄ちゃん達がそのオッサンを指差し笑い、携帯でバシバシと
写真やら動画やらを撮り、あまつさえオッサンを追っかけていくんですよ。
期待通りの秋葉原を見れたみたいな顔して追っかけていくんですよ。

そういうのもなんか違うじゃないですか。

人間としての、いや、人間としてというか、日本人としての配慮だとか他人との間合いだとか、
そういうものがあるじゃないですか。
アカの他人にいきなり写真を撮られて、嬉しいわけが無いじゃないですか。
アカの他人にいきなり指差しで笑われて、嬉しいわけが無いじゃないですか。
アカの他人にいきなり動画を撮られて追っかけられて、嬉しいわけが無いじゃないですか。
そういうものごとを考えるのが人間じゃないですか。
ただひとつの問題はバーコードハゲのオッサンがセーラー服で闊歩しているっていう致命的に
面白い状況だというだけの話じゃないですか。
そんな面白いオッサンがいたら携帯で写真撮るくらいはしてしまうかもしれない。だけど、そ
れをしないのが社会的生活を営み日本という文化で育まれた僕らじゃないですか。

この間も性懲りも無く秋葉原へ行ったんです。そんで恒例のメイド喫茶へと足を運んだんです。
休日だったということもあり、秋葉原は大盛況。そんな状態で、しかも昼下がりとくれば名物
メイド喫茶は行く店行く店が全て満席。予約してる奴すらいる始末。
そんな中立ち寄ったメイド喫茶がですね、酷かったんです。

そのメイド喫茶は入り口が西洋風のドアで上半分がガラス張りになってまして、中の状態が見
えるお店だったんです。
まあ、満席なんだろうなあと思いつつそこを覗いたらですね、ドアのガラスのところに何か張
り紙がしてあるんです。


「写真撮影はご遠慮ください!

店外から写真を撮らないでください。私達も人間です。傷つきます」


どれだけやねんと。どんな外道なことをされたんだと。
「私達も人間です」ってそんな根底から言わなきゃいけないほど精神的なダメージを負ったん
ですか。
でもね、若干わかるんですよ。「私達も人間です」って、若干わかるんですよ。その気持ち。

もう、完全に僕の偏見というか、私見ですけど、きっと上記したオッサンを追っかけたり写真
撮ったりするようなやつらがやったんだと思うんですよ。
ああいう人たちはもう完璧に「アキバ系」ってカテゴリーを作り上げて、自分の判断で目の前
の人間にレッテルを貼って見下すようなところがあるじゃないですか。
「こいつらはアキバ系でキモイから俺らが何しても良い」とか考えてる部分があるじゃないで
すか。

外からなんだかんだ言ってる分には良いんですけど、秋葉原に来てメイド喫茶行って写真撮っ
てたりする時点でお前らもその「アキバ系」人間となんら変わることがないということを理解
しろと言いたい。
お前も外から見たら同じ「アキバ系」だぞと言いたいわけですよ。

要はそういうことなんです。
「あなた達は人間です。『私達も人間です』」ってことなんです。
そういうことなんです。
2007年12月25日「26.たくろうくん最低!」
意味も脈絡も無く下ネタ等の下品な言葉を言い逃げする奴は最低だ! 人間のクズだ! 脳漿
垂れ流しのバカだ!
おちんぽ!!!


というわけで、久々に自分の過去ログというか、今月に書いた日記のログを斜め読みしたんで
すけど、なんかもう酷いですよね。思わず目を背けましたもの。チラリと眺めただけでアナル
までレイプされた感覚に襲われました。

そう、これです。この下ネタのオンパレードです。何が「アナルまでレイプされた感覚」です
か。何が「アナルにまでベロチュー」ですか。アナルファックは朝飯前ですか。
いやいや、こういう文章なんですよ。こういう文章がね、もう正視に堪えないんです。このク
ソパソコンときたら「せいし」で嬉々として「精子」変換するからね。ふざけんなこのやろう。
液晶の中にチンコつっこんでやろうと思った。

いや、いや、またですがな。また下ネタですがな。何で液晶の中に……その、なんですか、男
性のシンボルを挿入しなければなりませんか。またそんなことができるはずがありますか。

今月に入ってから特に酷いんですよ。何かにつけて男性女性問わず性器の呼び名を連呼し、更
には異常性欲保持者であるような発言、及び健全なアメリカ人であれば「oh...my god...」と
両手を顔に当てうずくまってしまうような異常性交渉についての記述、PTAのガンダムみた
いなメガネを掛けた保護者が見ていたら更年期障害と欲求不満のそれをぶちまけるかのように
このサイトを攻撃するに違いないロリィタ愛好を示す言葉の数々。
そういったものが、本当に酷いんです。もう目も当てられない。ときめきメモリアルですよ。

最低ですよ、こんなもの。最低ですよ。下ネタばっかり連呼するなんてとんだもののけ姫です
よ。がなり社長でもここまで酷くないわ。

大体がですよ、下ネタで笑いを取ろうなんてのは一番幼稚な手法じゃないですか。性的なもの
っていうのは一番本能に訴えかける部分じゃないですか。
そこをつついて、そこばっかりをつついて笑いをとろうなんていうのは頭がピカチュウ並だっ
て証拠ですよ。いや、ピカチュウより酷いわ。イクラちゃん並ですよ。

僕らはいうても理性で本能を押さえつけることによって種の保存をしてきた生き物じゃないで
すか。本能を押さえ込んで高い社会性を得てきた動物じゃないですか。
そんな気高い皆さんに対してですよ、サイトを開いてみたら「ちんぽ! おちんぽ! レイプ
レイ!」ですよ。
もう記憶を消去するしかないじゃないですか。私の記憶を消してくれ!! って言うしかない
じゃないですか。もうワンステップ上がるならたくろうって存在を消してくれ! って話じゃ
ないですか。それができないなら野良犬にでも噛まれたと思うしかないじゃないですか。

下ネタのいい逃げなんつーのはね、ホントもう排泄物当て逃げみたいなもんじゃないですか。
ゴリラがウンコ投げつけるみたいなもんじゃないですか。そういや僕、昔ゴリラに似てるって
いわれました。

最近なんて日記で何を言っているのかサッパリわからなくなってきてますからね。昨日書いた
日記の内容すら覚えてないことがままあります。もう色々限界ですわ。らき☆すたですわ。
でも限界だからといって下ネタばっかり、文字数制限の為に下ネタばっかりを散りばめるって
のはさすがに人間としてどうなのかって思うんです。もっとちゃんとした日記を書かなければ
いけないんじゃないかって思うんです。
ちゃんとしないと、たくろうはその程度の下ネタ人間だと思われてしまう。リンクしていただ
いた先の管理人の方に、リンクカテゴリで「エロ関係」みたいなところに入れられてしまう。
だけどそれが全然嫌じゃない僕がいる事実。

結局のところ、もうなんでもいいから皆の笑顔が見たい。なんでもいいから5mm坊主を回避し
たい。
正直、それだけです。

おちんぽ!!!
2007年12月25日「25.気持ちが悪い」
いや、昨日クリスマスイブってことでね、チキンを食ったんですわ、チキン。
いうてもね、クリスマスイブですから、今日くらいはちょっと豪勢にいってやろうとですね、
嫁のシータとチキンを買ったんです。コンビニで。コンビニってとこがちょっと悲しいんです
けど。

そんでね、家に帰ってきて、暖めなおして食べたんですよ。そりゃあもうムシャムシャと貪っ
たんですわ。
その2時間後くらいからね、腹が、おかしい。

いや、確かにやたら脂っこいなーとかね、食ってて若干気持ち悪いなーとか思ってたんですけ
ど、食った2時間後くらいからね、腹がやたら張ってるんです。
久々に一杯食ったからかなーとか思ってたんですけど、満腹とは違う満腹感なんですよ。なん
つーか、物体で腹が張っているというよりは気体で腹が張っているというような。

寝りゃあ直るかなーと思ってとりあえず寝たんですけど、寝ておきて治るどころか悪化してる
んですよ。腹がパンパンなんですよ。ゲップとかすると素晴らしくチキンスメルなんです。
食あたりとかではないと思うんですけど、半端ない胃もたれ。たまらず大田胃酸とか飲んだら
バカスカと流出する下痢。聖夜クリスマス。気持ち悪い。

どうやら僕みたいな人間はクリスマスを楽しむことも許されていないようです。

もうめちゃくちゃですよ。テンションめちゃ下がりですよ。こんな状態で日記なんて書いてる
場合じゃない。場合じゃないのにこうやって日記を書いている僕がかわいくてしょうがない。
抱きしめたくてしょうがない。

とりあえずクリスマスを迎えてようやっと体調が安定してきました。
僕の中の体調の線引きとして、煙草が吸えるかどうかってのがあるんですよ。もうガチで体調
が悪いときって煙草が吸えないんですよね。もうなんであんな草を燃やした煙を嬉々として吸
い込んでいるのか理解ができない。吸っていた自分を張り倒してアナルに根性焼きしてやりた
い。それくらい意識が混沌としてくるんですけど、今回のは体調が悪いにせよ、煙草が吸えな
くはない。
なのでなんとかこうやってしこしこと日記を書いている次第でございます。

なんにせよ、スターオーシャンのCMに出てくる、体育座りしているケモノ少女がちょうかわ
いい。体育座りしてひざの間に顔をうずめてアンニュイな表情をしつつ尻尾をパタパタしてい
る少女がマジでかわいい。なんかこう、青空の下広大な草原で追いかけっことかしたい。
「あははー」
「うふふー」
「こっちよたくろうー」
「まてよぉー」
ドサッ(少女に覆いかぶさるように倒れこむ)
「アッ」
「アァッ」
「……(頬を赤らめつつ)たくろうっ……」
「……めぐみ!」
とか、そんな感じのことをやりたい。赤裸々にやりたい。

それに加えてファイナルファンタジーWのリニューアルしたやつが半端ない。
ポロムのかわいさが半端ない。こんな、こんな幼女が、こんなかわいい幼女が「ケアル!」と
か言うんですよ。毛も生えそろってないような幼女が「ケアル!」ですよ。下手したら「ケア
ルガ!」ですよ。「ケアル」の最上級ですよ。どんだけファイナルファンタジーなんだっつー
話じゃないですか。
リディアもなんか知らないんですけど、めちゃかわいいですからね。なんか宮崎駿が好きそう
なキャラクターになっちゃって。めちゃエロカワいい格好しちゃって。そんな服装で戦闘なん
てしちゃったら色々マズイんじゃないですか。色々放送できない感じになっちゃうんじゃない
ですか。色々ファイナルファンタジーな感じになっちゃうんじゃないですか。

なんかもうポロムとリディアのためだけにファイナルファンタジーW買っても良いような気が
してきました。サンタさんにお願いしたい気概になってまいりました。

でも、とりあえずサンタさんにお願いしたいのは、この気持ち悪さをどうにかしてほしいって
ことです。
このおなかの気持ち悪さと、僕という人格の気持ち悪さを。
2007年12月25日「24.おもしろくないじゃなくてわかりませんっていうべき」
この間、たまたまつけていたテレビで去年のM−1グランプリを再放送していたんです。
数々の芸人達が、漫才で雌雄を決する。おもしろいかおもしろくないか。芸人としての存在意
義をかけたガチバトル。そんなガチホモでいうハッテン場みたいな放送を見ていたんです。

僕はお笑いが好きなんですけど、漫才とかコントって気合入れないと見れないので、あんまり
M−1とかの番組は見ないんですね。ほら、こういうのって集中してみてないと面白くない
じゃないですか。意識しないで見ていると一瞬で展開が変わっていたり、その間にすげーボケ
があったりするじゃないですか。
なので今まであんまり見たことなかったんですけど、この間は割と気合を入れて最後まで見れ
たんです。
まあ驚いたのは最後の最後、グランプリが終わって優勝者が決まるまで去年の再放送だって気
がつかなかったことなんですけど。
23日決勝とか言ってたんでこれが予選なんだと思っていました。予選勝ったくらいでえらい
喜んでるなぁとか思ってました。

僕ね、お笑いを見て「おもしろくない」っていう奴が大嫌いなんですよ。いや、確かに「おも
しろくない」って芸人さんもいますし、もともとお笑いにそんな興味が無くて、別にそれ自体
がおもしろいと思わないっていう人もいると思います。

言うてしまえば、「エンタの神ナントカ様」に出演している芸人にいるような、面白くないど
ころか、殺意すら覚える漫才(?)をやっている奴もいます。
そういうやつらは僕も確かに「面白くない」とは思います。

でも、おこがましい言い方ですけど、僕は一応芸なり漫才なりを見てですね、それを理解した
上で、「面白くない」といっているつもりです。どこがどう面白くないのかと考えた上で言っ
ているつもりです。
中にはね、いるんですよ。漫才なり芸なりを見てですね、開口一番「つまらん」「面白くない」
という輩がいるんですよ。僕はそいつらを見て面白いと思うんですね。
だからね、理解ができないんです。なんで、こんなに面白いのに、何が「つまらない」「面白
くない」なのか理解ができないんです。

「いやいやちょっとまってくれ、普通に面白いじゃないか。何が面白くないのか教えてくれ」
そう聞くんですけど、そいつはもう「つまらん」「面白くない」の一点張り。「面白くないか
ら面白くないって言ってるんだよこのメガネ」とくる始末。

違うじゃないですか。そんなん違うじゃないですか。
よくわからないですけど、お笑いって、漫才って複合的な要素を含んだ高度な言葉遊びじゃな
いですか。「間」とか「語調」とか「声の張り」とか「ボケのセンス」「突っ込みのセンス」
「言葉選びのセンス」とか「立ち振る舞い」とか色々な要素があるじゃないですか。
そこを解剖していって、ここが面白くない、ここが駄目、ここがメガネ、とかそこまで指摘で
きて初めて「つまらん」っていうべきだと思うんです。

それがわからないで、それができないで「つまらん」「面白くない」っていうのはつまり、
「何を言っているのかわかりません」ってことじゃないですか。そんなもんは「この芸人の頭
にまで、僕の頭は到達できませんでした」ってことじゃないですか。
そんなもんは「おもしろくない」じゃなくて「わかりません」って言うべきじゃないですか。


去年のM−1を見ていて、審査員が島田紳助、松本人志を始め、中田カウスや渡辺正行、島田
洋七、南原清隆だったんですけど、僕はこいつらほど漫才を楽しめていないというのが悔しく
もあり、悲しくもあり、うらやましくもありました。

彼らには僕らには見えない漫才における技術なり細かい点なりが見えているんですよね。漫才
を見て85点! とか83点! とか付けられるっていうのはすばらしいことだと思います。
その83点の3点は何ポイントなのかとかが見えているってことですからね。
僕も、それくらい漫才を楽しめる頭になりたいなと思いました。少なくとも、漫才を見て「わ
かりません」っていうのだけは、ないようにしたいなと思いました。

あと、渡辺正行さんの顔色がすごく悪くてびっくりしました。目の周りがどす黒くて、この人
大丈夫なのかな、死んじゃうんじゃないかなって思いました。お大事に。
2007年12月25日「23.鳩」
この間、田舎の閑散とした駅のホームで電車を待っていたら鳩が飛んできて、ホームの屋根の
むき出しの鉄骨の上にとまった。なかなか大きな鳩で、人のあたまくらいはあろうかというサ
イズである。

この鳩が、むちゃくちゃかわいかった。こんなかわいい鳩、初めて見た。テレビでも教えてく
れなかったし、先生もおばあちゃんもこんなかわいい鳩が世の中にいるなんて教えてくれなか
った。鳩革命である。

鳩は平和の象徴と言われているが、確かにこんなかわいい鳩を見たら人を殺す気なんて起きな
い。戦争しようなんて思わない。ただ、人を殺そう、戦争をしようとしているとき、人は致命
的に鳩を見ない。鳩を見る余裕がない。だから戦争がおきたり殺人が起きたり下着泥棒が出た
りするのだ。

皆さんにもこの鳩を見せてあげたい。この鳩はどれほどかわいらしく、癒し系で、ふわゆるカ
ールのお嬢様系なのか、見せてあげたい。
この鳩のおかげでどれだけの自殺者が減ったのか。「憂鬱な月曜の朝、またこれからgoogleNews
を見る仕事が始まるお……。」そんな風に磨り減り、疲れ果て、人生と仕事に絶望したメガネの
サラリーマン風派遣社員を、ホームから線路内へと衝動的にふらりと誘われそうになった瞬間、
その愛らしいモテカワ小悪魔風の風貌で死への誘惑から救いだし、「今日だけ、今日だけがん
ばってみよう」と命日を先延ばしにさせ、何百万という人の足を滞らせること無く動かしたの
だろう。
ただ、人は衝動的であればあるほど死のうとするときに周りに目を向けず、致命的に鳩を見な
い。鳩を見る余裕がない。だから人身事故が起きて朝のラッシュ時に電車が止まり何百万とい
う人間の朝が後れ下着泥棒が出たりするのだ。

その点、まさに僕は幸運と言っていいだろう。その朝、占いを見ていれば、牡羊座は13馬身
をつけたブッちぎりの天皇賞。「ラッキーカラーは青! 上を向いて歩こう!」みたいなザッ
クリしすぎてて空を見上げてため息をついてブルーになるしかないような占いだっただろう。
そう、上を向けば青い空から鳩が舞い降り、その性犯罪にも等しい凶暴的なかわいらしさで、
僕の腰を抜かしてくれるという占いであっただろうこと間違いなしなのである。

僕の幸運とは、まず鳩に出会える余裕があったことである。
人は出会いに気づかないものである。そして認めないものである。
たとえ新宿駅南口アルタ前を歩いていてベッキーとすれ違ったとして、それに気づかないもの
である。そして仮に「あれってベッキーじゃね?」と気づいたとしても「でも、ベッキーの顔
ってあんなだったっけ?」と認めないものである。

その点、僕はまさに幸運と言っていいだろう。
まず鳩に気づき、認め、「出会えた」と認識する余裕があったからである。

そして次に、鳩をケンタッキーの骨を軟骨まで食べつくししゃぶりつくす如くじっくりと観察
できる時間があった点である。
僕は電車を待っているあいだ、ゆっくりと、実にゆっくりと鳩を眺めた。天を仰ぎ、口を半開
きにし、メガネがずれるのもかまわず、じっくりと、ゆっくりと眺めたのである。
それはもうかわいらしかった。いとかわいらしかった。メガかわいかった。こんなにかわいい
鳩に出会えて、本当に僕は幸運だったのだ。
皆さんにも見せてあげたい。写真ではなく、動画ではなく、本当に自分の目で、あのハイパー
かわいい鳩という分子の塊に、大気圏によって微弱に弱められた太陽光が乱反射し、眼球とい
うセンサーがそれを捕らえ、脳によって知覚し、鳥のイデアの中から鳩を探し出し、認識し、
それの動向を観察するという作業をさせてあげたい。
ハイパーかわいい鳩を見せてあげたい。

そんなことを考える暇もなく、僕は電車が車での間ずっと鳩を見上げていた。和んだ。
鳩の糞は落ちてこなかった。
2007年12月25日「22.二次元陵辱」
こんにちは、ミニーの彼氏だよ!!


アイコラってあるじゃないですか。
アイドルの顔写真とどっかの裸の画像をくっつけた、あたかもそのアイドルがあられもない姿
を晒しているかのような合成画像、それがアイドルコラージュ。略して「アイコラ」「コラ」
とも呼ばれるものです。

僕がインターネットを始めたのは確か19歳くらいのときでした。
パソコン自体は以前から持っていたのですが、インターネットというものに接続したのは恥ず
かしながらこのときが初めてで、その素晴らしさに乳首が勃起したものです。

WWWという広大な情報の海を目の前に、猛り狂った若い男が取る行動といえばたった一つ。
そりゃあものすごいエロサーチをしましたよ。幼い頃からパソコンやインターネットに慣れ親
しんでいる今日の子供であれば、中学生でも検索しないようなワードを必死になってYahooサー
チに打ち込んで、めちゃくちゃな詐欺サイトに引っかかりそうになったこともありました。

僕がアイコラと出会ったのは、その頃でした。
当時はもう大興奮、大爆笑、大失禁でしたよ。なんたって、あの広末ナントカ涼子さんが全裸
でイチゴ食ってる! とかね、もう何度オナニーしたことか。何度詐欺サイトにひっかかりそ
うになったことか。

そんな僕の淡い思い出が多数詰め込まれているアイコラなのですが、近年日本ではその対象の
多くとなる芸能人の肖像権の問題が重視され、中にはアイコラ職人が名誉毀損で逮捕されると
いう事件も起こっており、被害者(?)を守ろうという動きが高まっております。

僕の中でね、アイドルってのは娼婦だと思うんです。歌って踊れてよしんば芝居もする娼婦で
す。TVや雑誌にきわどい水着姿を晒し、男性ファンの劣情を煽り、誰の手も届かないところ
にいるからこそ誰の手の中にでも現れる。そういう存在だと思うのです。
アイドルのことを考えながら右手を動かし、「ああ、愛たんかわいいお。前田愛最高だお」と
やる。そのときのアイドルは、あなただけの娼婦になりえるのです。それの一端を具現化した
ものが「アイコラ」であるのです。
しかしながらアイドルは生身の人間です。人権によって守られるべき存在であり、当然歳もと
りますし、結婚もするかもしれません。
僕は、アイドルは結婚をした瞬間、アイドルとしての生を終えるものだと考えます。
誰かのものになってしまったら、もう僕らの夢の中ですら誰かのものなのです。

だけど二次元のキャラクターはそうではありません。
存在的には生身のアイドルと二次元キャラクターは同等に位置すると僕は思います。TVや漫
画で、熱病に冒されたように頬を赤らめ、思慕の視線で僕たちおたくに媚を売ります。
二次元のキャラクターは人権もなく、歳も取らず、結婚もしません。ただひたすら生産され、
使い捨てられていくのです。著作権は彼女らを守ってはくれません。

逆説的に、彼女らは生身のアイドル以上に淫乱な娼婦になりえるのです。

一昔前、漫画からアニメ化し社会現象とも呼べるほど売れに売れ、日本を飛び出し世界を又に
かけるほどに有名になったキャラクターがいました。
セーラームーンです。

彼女らは言います。「乙女の恋心を利用するなんて許せない! 月に変わっておしおきよ!」
敵対する相手は地球制服を企む妖魔とか、なんかそういう存在です。そんな恐ろしいやつらを
相手にしても、彼女らにとっては乙女の恋心と地球の平和は等価であると言います。

この年代の少女らにとって、色恋沙汰というものはそれほどまでに大切なものなのでしょう。
気高いものであり、穢されざるものであり、輝かしく純粋なものなのでしょう。
僕のような人間にとっては、まぶしすぎる存在です。

そんな風に誇り高く愛を語るセーラー戦士達も、そういったスジの同人誌では肉欲の吐け口に
され、愛を語る口は欲望によってふさがれます。
清純さや純潔すらスパイスに変え、僕らおたくの手によってまさしく人形のごとく扱われるの
です。

僕のような真性二次元愛好家のおたくにはこの現状を良いとも悪いともいえません。むしろ僕
は彼女らを陵辱する側の人間です。日々エロゲーをプレイし、キャラクターという人格を貪り、
廃棄弁当を捨てるコンビニ店長の気軽さでキャラクターを乗り換えます。


僕には何もできません。ただ、このまま業を深めていくしかないのです。
人の手によって生み出された彼女らを殺しながら。
2007年12月25日「21.さよならサンタさん」
「ベッドにぶら下げる靴下は使用済みでないと駄目なんだぞ。必ずだ。必ず半年以上履いたもの
でないといけないんだぞ」
「わかったわ、パパ」
「それじゃあお休み」
「おやすみなさーい」

「ハァハァ、幼女の、それも我が子の使用済み靴下……! なんという興奮度、なんという背徳
感……! 今夜はホワイトクリスマスやでぇ!」


どうも、バガボンド26巻で最初に武蔵に斬られる人です。
今日も世界のどこかで飢えに苦しみ餓死する子供がいる今日この頃、みなさんはクリスマスをど
のようにお楽しみでしょうか。
僕はといえばですね、もう日記のことが気にかかって気にかかってケーキも1ホールしか喉を通
らない、七面鳥も残さず食べるほど不安になってしかたがないのでクリスマスを楽しむどころで
はありませんでした。気持ちいいよお。

そんな罪深い僕なのですが、今日はひとつ、僕がまだエロゲーも知らない、人生の9割を損し
ていた頃の、純白の穢れ無き天使であったころのお話をさせていただこうと思います。


皆さんは「サンタクロース」を信じていますか?
確かに、サンタさんは実在するらしいです。なんかどっかの寒いところにいて、この時期にな
るとボランティアで何かしらの活動をしているらしいです。なんか日本人もいるらしいですよ。
だけど、そんなの僕らの知っているサンタさんじゃあないじゃないですか。
僕らの知っている、信じていたサンタさんってのは、夜な夜な僕らの枕元に来て、お願いした
プレゼントを置いて行ってくれる不思議な存在。それがサンタさんってやつじゃないですか。

僕も幼き頃は、疑いもせずそんなサンタさんの存在を信じていました。サンタさんはどこかの
財閥の御曹司で、その手慰みにトナカイにソリを引かせ空を舞い、世界中の子供にレゴブロッ
クとかスーファミのソフトとかを配っているものだと信じていました。そう、確かに信じてい
たのです。あの瞬間までは。

その日は前日から雪が降り出すホワイトクリスマスイブでした。
家にはクリスマスツリーが飾り付けられ、昼には家の窓(1階)から落下するという最高にク
レイジーな遊びを行い、「今日はクリスマスイブだ。今日一晩を過ごせば、明日の朝には素敵
なプレゼントが枕元にあるんだ」とウキウキしていたものです。
よく覚えていないのですが、おそらく両親とケーキを食べ、チキンなんぞを食べて笑顔で眠り
に就いたのでしょう。サンタさんにプレゼントをお願いしながら。

翌朝、起きてみると、枕元には今年もサンタさんからのプレゼントが置かれていました。
今になってみると何をお願いしたのかイマイチ覚えていないのですが、多分当時熱狂的にハ
マッていたレゴブロックのセットか何かだったのでしょう。
僕は狂喜乱舞し、やった、今日は一日このレゴで遊ぶぞ! といきまいたのです。

朝ご飯を食べ終わり、僕はレゴを涎をたらしながら狂ったようにいじくりまわし、母がそれを
微笑みながら眺めているという模範的あったかい家族の様相を呈していた時です。
玄関のチャイムがなったんですよ。

僕はもうレゴしか眼中になかったので、玄関から熊が入ってこようが何がおきようが全く意に
とめず独創的な何かを創作していたのです。

しばらくするとですね、母親がなんかすっげーデカイ箱を持って居間に来たんですよ。
当時3歳くらいだった僕の、優に2倍はあろうかというメガダンボール箱を持ってきたんです。
なんだこれってことで、包装紙を破ってみるとですね、なんか屋内用アスレチックみたいな、
滑り台があって、その後ろにミニジャングルジムがあって、みたいなのがモサッと届けられた
んですよ。
なにこれ? と母親に聞くと、「サンタさんからのプレゼント」とのこと。
そりゃあもう大喜びですよ。良い子にしていればサンタさんは頼んだもの以外のプレゼントも
届けてくれるんだ。なんて気の利いた爺さんなのだろう! と乱痴気乱気流の勢いで喜びまし
てですね、「これ! これで遊んでいい!?」と聞いたんです。

「駄目!」


エエェーー。


何故か母親は酷くご立腹なんですよ。
そんでなんかどこかに電話をかけようとしているんですよ。
「どこにかけるの?」
「サンタさんとこ!」

そりゃあね、いうても僕も世界の荒波に3年間さらされてきた漢ですからね、一介の主婦であ
る母親が、サンタさんのとこの電話番号を知っているはずはないと察しますよ。
なおかつ電話の話を聞いていれば、こりゃあサンタさんっつーか親父に電話してんだなってわ
かりますよ。

要は、お世辞にも大きいとはいえないウチのアパートメントに、あんなデッカイ遊具を置く場
所なんてあるわけねぇだろうと。どこに寝るんだと。最悪てめぇはダンボールにでも包まれて
寝ればいいかもしれないけれど、私らは布団で寝る文化的生活を営んでいる人間であると。そ
れを考えた上での暴挙ですかと。気が触れているんですかと。そういった内容の電話でした。

結局、サンタさん(親父)が届けてくれた遊具は日の目をみることなく、送り返されてしまい
ました。母親は「こんなに大きいのはうちに置けないから、サンタさんに返そうね」と言って
いました。「いや、返すのはいいんだけど、さっきのはお父さんだよね」そういいたい気持ち
を、ぐっとこらえて天使の笑顔で「うん!」といいました。


サンタさんは、お父さんなんだ。しかも調子にのってデッカイプレゼントを持ってきて、処分
させられたんだ。

奇しくもキリストの生誕日である12月25日、僕の心の中のサンタさんは、現実という鋭利
なナイフで一突きされ、死んでしまいました。享年3歳でした。


僕の元にはもうサンタさんはこないけれど、みんなはサンタさんにプレゼントをもらえたかな?
信じていれば、きっとサンタさんは来るはずだお! メリークリスマス!!
2007年12月25日「20.幸せ報告という名のナイフ」
僕は「幸せ報告」みたいなものが大嫌いな人間であります。

何でみんなそんなに「僕は私は今幸せです。楽しいです。人生最高!」みたいなものをブログ
なりサイトなりmixiなりに書き綴るのか、全く理解に苦しみます。

もちろん、付き合いの関係や報告なりをしておかなければ人間関係が円滑に進まないなどの場
合もあるでしょう。それが結婚式の招待状だったり、寝取った男の元カノとの清算だったり、
寝取った女の元カレとの清算だったり、恋愛相談に乗ってもらっていた人間への報告だったり。

そういったものであれば理解はできるのですが、何故、カレがカッコイイだの彼女がかわいす
ぎてレイプしたいだの、どこどこへ行っただの、そこで名産物を二人で食べて美味しくて楽し
くて幸せだっただの、付き合って2年目に突入したので記念日に記念の場所へいってどんなこ
とをして幸せで死にそう結婚しようねだとのとアカの他人に発信することができるのか。

僕も確かに童貞を喪失した時には、サイト上にて報告をさせていただきました。
それは僕がそれまで非モテキモオタ童貞メガネというアピールでサイトを運営していたためで
あり、童貞を失って尚そのスタンスでサイトを続けるということは童貞を冒涜するということ
であり180度全く違った意味性を持った発言になるからであります。
ただそれだけの、それ以上でもそれ以下でもなく単純簡潔に報告の意味だけを込めて「童貞を
喪失しました」という報告をさせていただきました。ただ、必然的にスタンスは変更しざるを
得ないという、それだけの話です。

元来僕は卑小な人間であります。そして今までカップルには様々な虐待を受けてきました。
そのカップル達も、僕への優しさで遊びに誘ってくれているのだと思います。一人で寂しそう
で暇そうな時期にいた僕に、気を使ってくれていたのだと思います。
そこはありがたいのですが、それからの蛮行が酷かった。
カップル×2と僕で遊ぶとき、必然と僕だけがはじき出されカップルはカップル同士遊び、僕
は一人道路沿いの並木に話しかけるしかないというスピリチュアルな場面もありましたし、深
夜に友達の家で僕がスーパーマリオをしているその隣の部屋でペッティングやらフェラチオや
ら挿入やらが始まり、生命を育む営みが壁一枚を隔てて行われているというスピリチュアルな
場面もありました。カップルに池袋に呼び出され、買い物でもするのかと思いきやナンジャタ
ウンに連れ込まれ変なジェットコースターみたいのに乗り、必然的にカップルはペアシートで
仲良く座り僕はその後ろでカップルがキャーキャーと楽しそうにはしゃぐ姿を見せ付けられ、
その挙句に写真サービスみたいのでジェットコースター中の写真を撮られ電光掲示板に張り出
され、僕が明らかに写りこんではいけない存在みたいになっている場面を赤裸々に公開される
という自殺を強要しているとしか思えないようなスピリチュアルな場面にも遭遇しました。

そんな外道な行為を行ってきたカップルという種族が、自分達だけは幸せである、満ち足りて
いるのであると語る「幸せ報告」みたいなものが、僕は大嫌いなのです。

この文章を書くことで、僕は器が小さく嫉妬深い嫌な人間であるということを認めることにな
るでしょう。だけど僕は、やっぱり僕は、「幸せ報告」が大嫌いなのです。

考えるに、ベクトルが違うというただそれだけの、ただそれだけでありながらも致命的な違い
が僕と彼ら(彼女ら)にあるのでしょう。
僕は不幸報告と自虐でオナニー日記を書き、彼ら(彼女ら)は幸せ報告と優越感からオナニー
日記を書く。

僕とカップルは、絶望的に相容れない存在なのだなと思いました。
2007年12月18日「19.娯楽優劣」
なんか、ここ最近のニュースでやってたような気がするんですけど、サルだかチンパンジーだ
か新渡戸稲造だか忘れましたけど、この頃の研究でゴリラとかそこらへんのやつらの子供は、
人間より頭が良いとか言ってるのを聞きました。

もうね、すごい侮辱じゃないですか。あんなドンキーコングみたいなやつにですよ、みたいな
やつっていうかドンキーコングにですよ、弱肉強食の世界を知能でのし上がってきた僕ら人間
がですよ、負けてると? 大好物がバナナっていうオナニー大好きな熟女みたいなやつにです
よ、僕ら人間が負けてると? 馬鹿言ってんじゃないよ。バナナが下のおくちでも食べれるっ
てお前ら知ってるのか? ああ? どう見てもゴリラより劣っています。ありがとうございま
す。

いやね、なんか聞くところによりますと、子供ゴリラは記憶力がハンパないらしいんですよ。
あいつらはモノを「形」として認識するので、純粋な図形の情報として記憶するらしいんです
わ。だから記憶力がものすごいらしいんですわ。
モノを「形」として認識するとどうして記憶力が上がるのかが高卒の僕にはイマイチピンとこ
ないんですけど、そんなことよりそのときの僕の頭は森田一義=ゴリラ説が浮上していて大変
キョドっておりました。


いや、でもねえ、存外人間の知能なんてそんなでもないのかもしれないですね。
外敵からの防御として作ったはずの社会というシステムは、いまや肥大化しすぎて自分たちの
生存環境すら侵し始めていますし、自分の首を絞めるような兵器も開発しますし、オナホール
とかつくりますし、意外とゴリラさんたちは僕らを見て笑っているのかもしれません。
なんか手塚治虫の「火の鳥」に出てきたナメクジの話を思い出しました。

だって僕らって娯楽ひとつを取ってみても、結構無駄にややこしかったりするじゃないですか。
小説だとか音楽だとか、そういったものに満足せずにコンピューターを使ったゲームなんかを
やりだすじゃないですか。
娯楽だとかそういうものに心血を注ぐ姿は、ある意味人間らしいといえるのですけれども、単
純なものに満足できるっていうのはある意味羨ましいと思うんですよ。

例えば犬ですよ。
あいつらたまに自分の尻尾を追っかけてくるくるくるくる回ってるときあるじゃないですか。
べらぼうにかわいいことしてるときあるじゃないですか。
もしかして、あれって犬にとっての娯楽なのかもしれないじゃないですか。ちょっと古いです
けど、僕らにとってのお手玉とか、おはじきとか、そういうものの類かもしれないわけですよ。
僕ら人間は「こいつ馬鹿だなぁ。かわいいなぁ」って見てますけど、犬からしてみれば人間が
必死こいてテレビゲームとかしてる様を見て、「そんなに興奮してなにをやっているんだこい
つは。尻尾追っかけ遊びの方が万倍楽しいぜ」って思っているかもしれないわけじゃないです
か。
娯楽なんて楽しんだもん勝ちなんですから、お手軽にロープライスでできて、なおかつすげー
楽しいならそれに越したことはないわけですよ。
ほかの人から見て「こいつアホだなぁ」って思われようが、本人が楽しかったらそれは娯楽と
して勝ちなわけですよ。

もしかしたらゴリラとかチンパンジーなんて、僕らに付き合ってくれてるだけなのかもしれな
いじゃないですか。「はいはいバナナバナナ」ってな感じで、親を喜ばせようとわざと自分を
低脳に見せかけている子供みたいな感じなのかもしれないじゃないですか。
何かのテストに対してだって、自分の立場まで分析して「ゴリラ」らしい答えをだしているの
かもわからない。子供のゴリラはそこまで空気を読めなくて、すげー能力を惜しげもなく発揮
しちゃっただけかもしれないじゃないですか。親ゴリラとかそれ見てて、こいつ何をやってい
るんだって焦ってるかもしれないじゃないですか。

こいつは何を言っているんだ。


いや、まあ、なんつーか、とりあえず僕は「森田一義=ゴリラ疑惑」がすごく気になります。
2007年12月18日「18.あの頃は良かったねと」
めちゃくちゃ眠いんらてー!!

そんなわけで実質時間2時間チョイという苦学生のような睡眠時間ののちにきっちりと会社に
行ったんらっけども、会社に行ったはいいんですけど、やることがgoogleNewsチェックという
しかないというちょう過酷な業務内容で死ぬかと思いました。死んだはずの吉岡清十郎が見え
ました!

そんな感じで白目を剥きながらこうしてテキストをぱちぱち打ってるんですけど、今日は今朝
みた夢の話という最高にどうでもいい日記を書こうと思っていたんですが、見事に忘れてしま
いました。つーか夢見てなかったんじゃねえ? って勢いです。

なので仙人の話でもしようと思います。

身の回りのさまざまな事が機械化され、自動化され、僕らは僕らにとって住みやすい世界をつ
くりあげました。首都圏では電車は数分おきに運行され、車は濁流のように道路を流れ、深夜
になっても明かりの消えない街を作りました。エレベーターやエスカレーターや自動ドア。実
務的で整然とされた町並み。
そうやって動物としての人間を押さえ込み、自然を追いやり、快適な環境を作り上げたのです。

そんな近代社会に反旗をひるがえし、山奥などへ行って、あえて自給自足に近い生活をしよう
という人々がいます。ライトな人は普通に会社通いをしつつ田舎のほうにログハウスなんぞを
建てて家庭菜園を楽しんでますってなものですが、コアもコア、ハードコアな人になるともう
本当に人里はなれた山奥で、自分で家を立てて、木々に向かって手裏剣投げてたりする人もい
ます。
こんな風に近代文明から離れ、人里を離れ、手裏剣とか投げてる人のことを、僕らは「仙人」
と呼びます。

呼びます、とかしたり顔で言ってますけど、実際僕見たことはないんですけどね。なんかテレ
ビとかネットの動画とかでそんなことをしている人がいるんだなぁ程度の認識なんですけど。
しかもいくら「仙人」とはいえ、人と全くかかわらず暮らしていけるはずもなく、僕が見るよ
うなテレビ、それも「変なやつ特集」みたいなものに出演などして小銭を稼いでいたり、それ
こそ子供を相手に「自然と触れ合う」みたいなことをしてたり、野菜とか売ってたりするみた
いですけど。もしかしたら僕が見た「仙人」なんてのはマスメディアの仕込みで、実際はそん
な人は存在すらしていないのかもしれません。

まあ「そんなやついねぇよ」だと話が終わっちゃうんで、存在はしたとしましょうよ。そんな
ハードコアな人がいたとしましょうよ。

それってね、確実に「仙人」のレベルが落ちてると思うんですよ。
要は昔は東大卒じゃないと入れなかったような会社が、いまやFランク大卒でも入れてしまう
ようになったってのと同じような感じなんですよ。就職の話はするんじゃないよ。

いや、だってね、昔、それこそ道を歩いてたらいつ武士に切り捨てられてもおかしくない、そ
んな殺伐とした雰囲気だった時代での「仙人」なんつったらね、ものすごいと思うんですよ。
中臣鎌足みたいなやつだったと思うんですよ。顔が。
もうなんか、ヌンチャクとかぐちゃぐちゃになってて、手裏剣なんてノーモーションでブン投
げて、「彼が刀を抜いたのを見たやつはこの世にいない。なぜならそれを見たやつは全員死ぬ
からだ」みたいな噂話があったりして、もう乱痴気乱気流なレベルですごかったと思うんです。
その頃なんてなんか「俺は剣に生きる」なんてやつがゴマンといて、そん中から更に強いやつ
がいて、更に飛びぬけたやつがいてって時代じゃないですか。
そんな北斗の拳みたいな時代の「仙人」と、今の「仙人」ってのは仙人レベルが段違いだと思
うんです。

確かに今の時代の仙人って人も(いるのであれば)山ん中にこもったりして、武道を極めよう
と日々鍛錬をしているかもしれません。それは素晴らしいことですし、すごいなあと驚嘆に値
するわけですが、昔の仙人を考えてしまうと、どうしても越えられない部分があるわけですよ。

それはまあ、仙人に限らずいろいろなことに当てはめられると思うんですけれども。


そんなことを白目を剥いて死んだはずの吉岡伝七郎を見ながら考えてました。ごめんなさい。
正直半分寝てました。
2007年12月18日「17.AM4:00」
やあみんな! グーフィーだよお!


もう最近の連日連夜の睡眠不足により、腹はたるみ、髪の毛は伸び、乳首が常時勃起し、朝勃
ちが京の朝廷のようになっております。今日、寝起き10秒くらいでコーラ飲んだら肺がもの
すごく痛くて口からちんこ飛び出るかと思いました。おかげで朝勃ちが治まりました。本当に
ありがとうございました。

そんで能天気にこんな可哀想な日記を書いてるんですけど、時計とか最近見るのが怖いんです。
あー、もう23時かー、とか思ってて、ちょっと目ぇ離した隙に25時半とかになってるでしょ。
ゲェェーーって話なんですよ。いろいろやらなきゃいけないこと目白押しなんですよ。風呂に
入らなきゃいけないし、エロゲーしなきゃいけないし、オナニーしなきゃいけないし、ネット
サーフィンしなきゃいけないし。もうメジロマックイーンなんですよ。馬糞ですよ。

なんかもうよくわからなくなって、ティッシュとか食べながらエロゲーしてるといつのまにか
女の子が裸になってて、いつのまにかちんぽをしゃぶってて、「みさきのま○こは、ちんぽが
ほしくてぐじゅぐじゅですぅ」とか言ってて、それ見てお前は何を言っているんだって素で
思っている僕がいたりして、考えるゆえに我ありなんてキリッとしてみたり、ちんぽが射精感
できりきりしてみたりもうほんとにてんてこまいなんです。気持ちいいよお。

とりあえずね、下痢が止まらないんですよ。アイラブトイレなんですよ。
先日、ていうか昨日、ササミ食ったんです。以前安売りのときに大量にササミを買占め、冷凍
庫にぶちこんでおいたものを解凍して焼いて食ったんですけど、それがね、完全にレアだった
んですよ。好意的に見てもミディアム・レアなんですよ。
とりあえず全体的に半分くらい食べて、ああもう全部ガチで生なんだなってことで、日々の過
酷な消費で空いたティッシュ箱にササミ突っ込んで捨てたんですけど、それ以来ね、下痢がす
ごいんですよ。恥ずかしいくらいに下痢なんですよ。
どうでもいいんですけど、今家の外で猫がすげー喧嘩してるんですよ。すげーうるさいんです
よ。こんな冬の真夜中に「ん゛あ゛あ゛ぁぁぁぁああ゛あ゛お゛」とかシャウトしまくってる
んです。ちょっとハードなエロ本みたいな声だしてるんです。最初、外で赤子が泣いてるのか
と思って戦慄しました。どうも、怖がりキングです。

んで、更にどうでもいいんですけど、今、朝の4時なんですよ。僕、6時半起床なんですよ。
なんつーか、完全に捨ててるよね。明日っていう日を捨ててるよね。捨ててまでこんな可哀想
な日記書いてる僕。ちょう可哀想(頭が)。ん゛あ゛あ゛ぁぁー!

今はね、不思議と眠たくないんです。完全なる夜型、ちょうニート体質なんで、夜はわりかし
起きてられるんですけど、いかんせん朝が弱い。全然おきれない。おきるのはちんこだけって
か? ガハハハ。死ね。

あ、どうでもいいんですけど、猫の喧嘩が終わった。「ん゛あ゛あ゛ぁぁぁぁああ゛あ゛お゛」
っていってるだけで終わったみたいです。猫パンチとか猫延髄斬りとかやんなかったみたいで
す。話し合いで解決とかすげー。平和的ぃ。近代的ぃ。
あのシャウトが話し声だったとすると、すげー状況の話し合いだったと思うんですけどね。
K−1の試合開始前みたいな状況で「あ? コラ。あ? あ? コラ」って感じの話し合いだ
と思う。どうみてもメンチの切りあいです。本当にありがとうございました。気持ちいいよお。

とか思ってたらまた「ん゛あ゛あ゛ぁぁぁぁああ゛」って言い出した。なんなの、ねえ、なん
なの。この日記はなんなの。猫の喧嘩実況なの。誰も見てないけどいいの? たくろうくんそ
れでいいの? ねえ?

とりあえず規定のバイト数になったので、猫の喧嘩を聞きながら寝ます。
シュミーズみたいな日記書いてごめんなさい。
明日は、きっと幸せになる。
007年12月17日「17.十四歳の病」
僕はひどく卑小な人間であって、少し前に流行った脳内メーカーよろしくいうのなら僕の頭蓋の
中身のほとんどは「嫉妬」「怠慢」「憂鬱」「傲慢」で占められている。
傲慢なくせにすぐに人を妬み、やるべきことを怠り、陰鬱とした諦念で満ちた思考をしている。

家への帰りの道すがら、ひどく自分が惨めであり、醜い生き物であり、すべての人間が自分を
嘲り笑っていると妄想することがある。本当はすべてわかっているのだが、それをやめること
ができない。自分は言うほどに惨めではない。世界には僕の想像も及ばないような境遇の人間
は五万といる。自分の醜さも「僕は醜い人間です」と口を開かなければ露呈はしない。本当は
他人は僕を嘲り笑うほどの暇は持ち合わせていないし、他人は僕のことなど高速道路に捨て置
かれた猫の轢死体ほども気にとめてはいない。

僕はよく「僕でなくてはならないというものはない」と考える。
例えば友達にとって僕は「僕でなくてはならない」というわけではない。その友達には他に無数
の友達がいて、例えば僕と出会ってなかったとしても人生に於いて全く支障は無い。
例えば恋人にとって僕は「僕でなくてはならない」というわけではない。世界には無数に男性が
いて、恋人になれば誰もが癒してくれて優しくしてくれて、例えば僕と出会ってなかったとして
も人生に於いて全く支障はない。
例えば両親にとって僕は「僕でなくてはならない」というわけではない。両親には無数の可能性
があり、例えば生まれてきたのが僕でなかったとしても「自分達の子供」としては同等の価値が
あるのだから。

答えはこうだ。
「そんなものを考えても意味がないので、出会えたことに喜び、その関係を楽しむべきだ」

そんなことは考るべきではないのだ。
そんなことを考えたって、寂しくなるだけなのだ。
「僕でなくてはならないというものはない」と外部に対して牙を剥いている内はまだ良いが、そ
れは自分にとってもそうなのだ。
つまり自分にとって友達は「こいつでなくても良い」となり恋人は「こいつでなくても良い」と
なり両親は「この両親でなくても良かった」となるからだ。
外部に向けていた純然たる巨大な敵意は全て自分に牙を剥き襲い掛かる。

「誰でも良くなんてない。良いわけないじゃないか。僕は友達を愛しているし、恋人を愛してい
るし、母親に感謝している」
そうしてそんなことを考えている自分が嫌になり、なんと醜い人間だと考え、こんな人間に価値
はない、カスだ、クズだ、馬鹿だ、中二病だ、となる。非常に無駄な労力なのだ。

つまりは怖いのだ。
僕が「愛している」と言った時に「お前のような醜いクズを、誰が愛してやるものか」といわ
れるのが怖いのだ。

僕は僕自身の力でもって僕自身の価値をつくらなければならない。
誰かに愛されるだけの価値を持たなくてはならない。
エロゲーはもう、僕に優しくはしてくれない。

僕の価値。生きるに値する価値。


「っていう文章をたくろうってやつが書いてたんだけど、マジキモくて何言ってるかわかんない
し、ホント最低のメガネだよねー。そんな考え方だから誰にも相手されないで最終的にいきつく
ところがエロゲー(笑)なんじゃんねぇ。マジ終わってるし(笑) あたしだったらそんな友達
いたらチョー引くもん。引くっていうかそんなのと友達になろうなんて考えないよね(笑)
あたしがもし結婚したとして、子供に「僕じゃなくてもよかったんだ(キリッ)」なんて言われ
たらこいつどんだけ親不孝なんって思うもん。マジ信じらんない(笑) 「生きるに値する価値
(キリッ)」だって(笑) そんなん考える暇があったらちょっとは将来設計とかやってみれ
ば? って感じだよね(笑)そんなんだからおめぇーには価値がないんですよっての(笑)
……ホントキモいからみんなこいつと目ぇあわせるのやめよ」
2007年12月17日「16.スイーツ(笑)」
やあみんな! キティーちゃんだよお!

そんなわけでさっきまで日曜洋画劇場特別企画「敵は本能寺にあり」を見ていたんですけど、
ゲオでレンタルしてきた「アマデウス」と「刑務所の中」を見ないで返すという結果を招くこと
も承知の上で見ていたんですけど、2時間を返せと。
すげーくだらない映像だったんですけど。
大体が洋画枠でやってるくせに全然「洋」じゃねえんだよ。強いて言えば信長の衣装の首んとこ
にゴスロリみたいなフリフリがついててかわいかったってのと、更に信長が地球儀こねくりまわ
して「ここがエウロパ……ここがインディア。ここが我らの国、ジパングじゃ」とか言ってたく
らいじゃねえか。これが和洋折衷ってやつか。おお? ああん?(ビリー・ブランクスの顔で)
あまりにわけわかんなくて途中飯食ったりオナニーしたりネットしたりエロゲーしたりオナニー
したりしちゃったじゃねえか。意外と充実した2時間じゃねえか。


最近巷で大流行、ブログやサイト等でもよく見かける「スイーツ(笑)」なんですけど、ほら、
僕って最新流行ってめちゃ詳しいじゃないですか。先端も先端、先走りすぎて変な汁が出るく
らいじゃないですか。誰だよ今いやらしいとか言ったやつは。そのとおりだよこのやろう。

その「スイーツ(笑)」がね、正直な話、ここだけの話、僕わからないんですよ。意味がまっ
たくわからないんですよ。いや、全くっていうか、「(笑)」でなんか蔑んでるんだろうなっ
てあたりはわかるんだけど、何でスイーツを蔑んでいるのかわからない。口笛は何故遠くまで
聞こえるの? レイプレイ!

とりあえず考えてみたんですよ。スイーツが何故馬鹿にされるに至ったのか。
まず「スイーツ」って言葉の意味するところなんですけど、これは「甘いもの全般」じゃないで
すか。和菓子洋菓子、アイスまで。言うてしまえばチロルチョコとかうまい棒のチョコレート味
(そんなような感じのお菓子)も「スイーツ」となるのですが、多分用法からして駄菓子系は含
まれないのでしょう。

で、何でそれが馬鹿にされてるの? 団子も饅頭も大福もケーキもパイもアイスも全部美味しい
じゃないですか。
例えば赤福(笑)とかならばまだ理解できる。「むきもち」「むき餡」と呼ばれる本来であれば
廃棄されるべき材料を使って新しく商品を作り直しているってことは「まだ食えるんじゃん」と
か以前の問題で、客の信用を裏切るという最悪のことをしているということです。
イコールして「チンコがもうズルムケもズルムケ、真珠が入っててもおかしくないみたいなチン
コのなのに、表向きは獣みたいなセックスをしそうなのに、いざやってみたらめちゃ大味な最悪
なセックスしかしない男。またはできない男」これを総じて「赤福(笑)」と呼ぶ。
これならわかるじゃないですか。直感的に理解できるじゃないですか。

同じようにスイーツを考えても、全然理解ができないんです。
赤福(笑)と同じように考えると、スイーツイコール「見た目がモテカワふわゆるカールの小悪
魔ボーイで、チョーかわいいちんぽしてて、亀頭がイチゴになってて、精液が生クリームな
のぉー」ってことじゃないですか。
全然いいじゃないですか。食後の、まさしくデザート代わりに男を食うっていう杉田かおるみ
たいなこともできちゃうじゃないですか。杉田かおるさんごめんなさい。僕は元気です。

マジでどういう意味なの。スイーツ(笑)ってどういう意味なの。なんとなくわかるんだけど、
そのなんとなくが人に説明できないほどなんとなくだからすごいもやもやしてるの。山の手線
の電車内の乗降車口上にある変なテレビでやってるスッキリナントカクイズの問題だけ見たと
ころで降りる駅になっちゃって、答えが気になってムカムカしながら朝が始まるって時くらい
もやもやしてる。どうしようもないこの気持ち。このままじゃあたし、壊れちゃうよう(笑)


スッキリ!!
2007年12月16日「15.テキストサイトはラーメン屋」
ラーメンってどうなの? って思うんですよ。

流行に疎いキモ☆メガネなもので、最近はどうだかわからないんですけど、ちょっと前ってすご
いラーメンブームみたいのがあったじゃないですか。どこどこの旨いラーメン屋とか、行列ので
きるラーメン屋とかあったじゃないですか。ラーメンのために仙台から来ました! とかいう
スネ夫みたいなやつも出てくる始末だったじゃないですか。

もうね、そういうのが骨の髄から全然理解できないの。頭が四次元ポケットなのかなって思うく
らいなの。ドラミちゃん気持ちいいよお。

ホント思うんですけど、ラーメンってコストパフォーマンスがすげぇ低いよね。
そこらへんの腐女子はどうだかわからないですけど、一般の働きマンみたいな人たちは、僕み
たいに日々googleNews閲覧という過酷な業務に従事している方々もしくは湘北高校バスケ部み
たいな人たちは昼飯にラーメン一杯じゃ絶対満足できないじゃないですか。
それなのに、それなのにですよ、それなのにあいつら一杯800円とか平気で取ろうとしやがる
じゃないですか。チャーシューメンなんて頼んだ日には1200円とか取ろうとしやがるじゃな
いですか。とんだラーメンマンですよ。

これがほか弁とかであればですよ、最安値390円プラスご飯大盛り50円の440円。それに
カップラーメン150円つけても590円ですばらしいボリュームの昼食がとれるわけですよ。
1200円あったら2日分の昼食をまかなえるじゃないですか。お小遣い制のサラリーマン大
喜びじゃないですか。ハムッ、ハフハフッ! じゃないですか。

そんなコスト的に見てカスみたいなラーメンをですよ、カップルがアホみたいに並んで、並ん
だ末に「あんまりおいしくなかったねー」とか言いながらニコニコして帰るんですよ。もうね、
お前ら結婚しろと。幸せな家庭を築けと。

僕もこのあいだ、職場の上司に連れられてナントカ屋さんってラーメン屋に行ったんですよ。
そこは上司が言うには「すげー旨い店らしい」らしいんですけど、正直上司も聞いた話みたいな
んですけど、平日で昼の時間からもズレてたからなのか店内ガラガラだったんです。壁とかにい
ろんな有名人のサインとか飾ってあったんで、ああまあそれなりには有名なんだなってくらいに
思ってたんですけど。

僕、味覚の限界値が結構低いんですね。普通の人が限界値100くらいとすると、僕は70くら
いしかないんです。だから味覚値80とか120とかのモノを食べても、70超えちゃうと振り
切られちゃってスカウター爆発しちゃうんであんまり食べ物を不味いって思うことがないんです
よ。

んで、そこで僕塩ラーメン食べたんです。大盛りで食べたんです。
そこが塩ラーメン一杯680円くらいで、大盛り100円アップで結果780円くらいだったん
で、コスト的にもまあまあ、味もまあまあで割りと満足してたんです。

でも上司的には微妙だったらしくて、店を出た後「二度といかねぇな」なんてことを言ってまし
た。僕は「まあ、そんな高くなかっただけよかったジャナイッスカー」とか上辺的なことを口
走っておいたんですけど。


そんなこんなな日々をすごして思ったんですけど、日記サイトとかブログってラーメン屋みたい
なものだよね。
どこかしらで繋がりのある人だったらまだしも、全く知らない人がランキングだかなんだかわか
らないですけど、それを辿ってきて、一個の記事を読んだとして、それが面白くなかった、興味
を惹かれなかったとなったらもう二度と見てもらえることはないじゃないですか。
そりゃもちろん好みだとか濡れたとか濡れないとかあると思いますけど、基本一発勝負じゃない
ですか。

『後にも先にも寄りかからず、ど真ん中の繰り返し。』/井上雄彦

それを念頭に、これからも更新がんばります。


どうでもいいけど、井上雄彦の「雄」って「オス」だよね。

クンッ
2007年12月16日「14.平日のほうが日記が書ける」
そんなわけで、貴重な休日であるところの土曜日曜を無為に過ごしております。磯野!
ほんとにね、最近金曜日の終業後ほど楽しい時間帯はないんですよ。あの僅か数時間の間に、
人生の嬉しさ楽しさ開放感、すべてが詰まっていると言っても過言ではないと思います。
よくいるじゃないですか。週7日、本職とバイトを掛け持ちしていますっていう人がいるじゃな
いですか。それはそれで大変すばらしいことであり、すごいなあと思い、がんばってねと思うと
同時にこの守銭奴がと思うわけなのですが、こういう人は人生損してると思うんですよ。

あの金曜日の楽しさを味わえてないんですよ。
そりゃもちろん週7日で働いている人もいつかは休みがあることでしょう。その休み前には僕が
金曜日に感じているような楽しさや嬉しさやヌーディストビーチ的な開放感も感じることでしょ
う。
でもね、人間ってのは社会性動物ですから、何かしらを他人と共有したいという欲望を持って
いるわけですよ。だからこそmixiとかやるわけですよ。CR創聖のアクエリオンを打つわけですよ。
金曜っていうたらね、まあ基本的に次の日から休みが始まるわけじゃないですか。その休み前
の開放感をね、社会全体と共有できないっていうのはすごい損してると思うわけなんですわ。

そんなわけで僕は金曜の夜に近所のゲオに行って「アマデウス」と「刑務所の中」を借りてきま
した。すげー悩みに悩んで、本当は「仮面ライダーTHE FIRST」を見たかったんですけど、見事
にレンタル中だったので代換を探した末に「アマデウス」と「刑務所の中」を借りてきました。

で、今日曜の18時半なんですけど、見事に一本も見てないんです。
DVDをかばんから出したのもついさっきですからね。なんなら存在を忘れてたんじゃねーの?
って勢い。

今から2本立て続けに見れないこともないんですけど、ほら、あれじゃないですか。日記を書か
ないとならない身じゃないですか。日記のやつがうるさいじゃないですか。「シャチョサン、
シャチョサン」ってうるさいじゃないですか。「ゴゴティ、ノミタイディス」ってうるさいじゃ
ないですか。

前にも書いたんですけど、僕このあいだもアマデウス借りたんですよ。見よう見ようと思ってい
たんですけど、結局見ないで返したんですよ。多分今回も見ないで返すんですよ。
アホじゃないですか。イクラちゃんじゃないですか。タラちゃんより悪いですよ。

正直ね、すげー返したくないんです。できることなら一生僕のそばにおいておきたいんです。
このDVDを一生僕のモノにしたいんです。
こんなこと言うとね、またすげー目で見られるんですよ。この夜尿症が! みたいな目で見られ
るんです。でもね、そんなんおかしいじゃないですか。僕、全然おかしくないじゃないですか。

だってね、例えばあなたが道端で犬を見つけたとしましょうよ。普通の茶色い雑種ですわ。生後
1ヶ月くらいの子犬ですわ。あなたが近づくと、犬は尻尾をぶんぶん振って、くんくん鳴いて
擦り寄ってくるんですわ。もうギザギザじゃないですか。ギザギザカワユスじゃないですか。
下手したらレイプしかねない、そんな勢いでかわいいじゃないですか。
抱き上げで、よく見てみると首輪をしていてですね、どうやら捨て犬ではなさそうなんです。
なのであなたはとりあえず家につれて帰って、とりあえず人肌ミルクをあげることにしたんです。
そんでデジカメで犬を撮ってパソコンを立ち上げて、「迷い犬」のチラシを数枚作って、家を出
て近所の電柱にはりつつコンビニに行って、ドッグフードを買ってくるんですわ。
その日からあなたと子犬の生活が始まるわけです。
子犬はあなたが仕事に行くときにはくんくんと鳴いて寂しがって、仕事から帰ってくればキャン
キャン喜んで飛び回る。子犬には「条太郎」という名前をつけて、条太郎のために皿を買った
り、ボールを買って遊んでいたりするんです。
次第に条太郎はあたなにとってかけがえのない家族になっていくんです。
しかし別れは唐突にやってきます。
あなたが電柱に張った張り紙を見て、もともとの飼い主が尋ねてきたんです。
「マロン!!」
飼い主の少女は条太郎を待ったく別の名前で呼びます。その両親は丁寧にお礼を言って、菓子
折りを差し出します。
あなたはその菓子折りを受け取りながら、頭では理解していても、心では理解できません。心が
叫びます。「返したくない! 返したくないんだ!」
しかし少女は嬉しそうに条太郎を抱きかかえ、両親と一緒に玄関を出て行きます。ドアが閉じる
刹那、条太郎と目が合った気がしました。
あなたは玄関から部屋へと戻ります。条太郎のいないその部屋は、ひどく味気ないものに感じら
れました。残ったのは条太郎の食器とボール、かじりかけのジャーキー。
あなたは条太郎がいる間はやめていたタバコを手に取り、久々にその煙を吸い込むとむせてし
まいました。あなたは涙ぐみながら咳き込みます。すべてをタバコのせいにして、咳き込みな
がら嗚咽を漏らすのでした。


ね、返したくないでしょう。返したくない! って思うでしょう。
そういうことなんですよ。要はそういうことなんです。
月曜日、反対!
2007年12月16日「13.二日越し」
今、オールレーズン食いながらアクエリアス飲みながら腹太鼓を叩きながら煙草吸ってまして、
「うわー、すんげー眠い。今ならオナニーやらないで寝ちゃいそう。やばいやばいうんこした
い」とか思ってふらふらしてたんです。
そんでとりあえず寝る前に今日の現世の穢れを祓おうと思い、風呂に向かったんです。そんで
帰ってきた直後に着替えたジャージをおもむろに脱ぎ、シャツを脱ぎ、そのなまめかしいキャ
ミソールも脱ぎ去ってズボンも脱ごうとしたところでうんこしたかったのを思い出したんです。
なのでそのままトイレへ行ってズボンを脱いで着席したんですけどね、めちゃ寒いんですよ。
ガタガタ震えるレベルで寒いんですよ。
なんでかなーって思ったら、全裸なんですよね。上は全部脱いでて、尚且つズボンも下ろして
るもんだから全裸なんですよ。

なんかねえ、別に良いんですけどねえ、悲しくなりましたよね。
僕は煙草を吸っている時点で「うんこしたい」って意識があったのに、何故に「風呂に入ろう」
のステップへ行ってしまっているのか。
僕は確かに考えたんです。これからの身の振り方を煙草を吸いながら考えたんです。
「あ、うんこしたい。風呂も入りたい。うんこは風呂上がるまで我慢できるけど、今出しちゃ
えば風呂でケツも洗えるから先に風呂のほうがいいな。うん、そうしよう」と、ここまで考え
たうえで「よし」と思って煙草をもみ消したんです。

それなのに、それなのになんで先に風呂に入ろうとしてるの。それなのになんで結果として全
裸でうんことかしてるの。これが路上だったら完全に調教モンだよ。エロゲーだよ。
そんで何で僕はこんな言わなくて良い自分の痴態を広大なネットの世界で晒してるの。ネット
って「赤の他人に見られる可能性」としては確実に路上より高いよ。匿名性で守られていると
はいっても、路上のそれとさして変わらないよ。エロゲーだよ。いいえ、それはエログです。
醜悪な自己顕示欲の発露するがままにこうしてキーボードを叩きWWWへとアップしておりま
す。誰か僕を見てよ、ねえ。誰か僕に触ってよ。お風呂気持ちいいよお。


こんな夜尿症のようなかわいそうな日記を書いたのが一昨日の夜。

見事に二日間懇々と眠り続けてました。(心に)傷を負った獣がわが身を癒すかのように懇々
と。
そんなわけで見事に48時間という時間膜を経て48時間前の自分と向き合っているんですけ
ど、見事に共感できないですね。うんことかエロゲーとか、そんな単語が飛び交う世界の住人
とは話もしたくない。見たくもない。どんだけやんちゃなんですか。どんだけイケメンなんで
すか。
こんなことを口走るような気狂いさんは魔法の世界へ行っちゃいなさい!

ごめんなさい。僕疲れてるんです。そんな目で見ないでください。そんなイクラちゃんのような
目で見ないでくだしあ。

ここまで書いて、近所のスーパーへ行って、3個で300円セールをやっていたので2個買って
きました。2個で300円でした。不況の荒波はこんな東京の片隅にまでやってきているのだな
と思いながら今パンをむさぼってます。すごく、おいしいです。
なんかもう、やめたいんですけど、この記事やめたいんですけど、いろいろな大人のしがらみが
あって、なかなかやめられません。タバコみたいなもんだと思います。体に悪いし、くさいし、
金かかるし、いいことないんだけど吸ってしまう。そういうものだと思います。
日記なんて、体に悪いし、金かかるし、くさいし、キモイのにやってしまう。どうしようもない
欲望の衝動を、指先でキーボードをレイプすることによって解消する。そういうレイプレイみ
たいなものなんだと思います。

敬具。
2007年12月14日「12.仮定の上に咲く花」
自宅のパソコンから自分のサイトへとIE6でアクセスしたところ、見事にレイアウトが年末
の曙みたいになってて思わずバガボンド23巻を読み直しました。
25巻を読んでて武蔵が水で萌え絵を描いているところでサイトのことを思い出してもう一度
見てみたら直ってました。今みたらまた年末の曙みたいになってました。横綱の意味を教えて
やるよ。だから僕にスタイルシートをご教授ください。

今日、職場の喫煙室で煙草をキメて時間を潰していたらですね、なんか霊の話になったんです
よ。正直ね、僕ちょう怖がりなんです。深夜にホラー映画を1人で、暗闇に中で見るなんての
はね、完全にキマってるなとしか思えないんです。暗闇に1人で、モニターのぼんやりとした
灯りに照らされながら時折「ギャー!!」とか言い出すんですよ。ヘロイン! って話ですよ。

そんな生まれたての小鹿のようにぬらぬら震えている僕を傍らに置いて、職場の人たちが霊の
話をし始めたんです。
霊の話をすると寄ってくるとか、ドアの直線状に窓があるのは霊の通り道になるだとか、メガ
ネはからだの一部ですだとか、オナニーするときに膝を立てて座ってその間に手を通してちん
こを握ると上から見ると手がいつもと逆の向きになって他人にしてもらってる気分が斬新かつ
リーズナブルに味わえて興奮するだとか、そのとき更に小指に赤いマニキュア(母私物)を塗
って立てて握ると女の手に見えてはじけとぶ体液だとか、そんなような話をしていたんです。
気持ちいいーー!!

あのね、わかったんですわ。ある事に気づいたんですわ。そのな、なんだ? 霊か? うん、
そいつらはな、霊なんていうスピリチュアルなものはな、いねーんだよ。いないの。存在しな
いの。ミッキーマウスみたいなもんなんですよ、要は。
ミッキーマウスが夢の国という一定区画内にのみ存在が許されるのと同じ様に、霊ってのもそ
の人の頭という一定区画内にか存在しねーんだよ。あッ、存在認めとるがな。

いや、よくあるじゃないですか。頭が小倉優子としょこたんと浜崎あゆみと氏賀Y太を足して
1で割ったみたいな人が居るじゃないですか。なんかこう、電車の中で「殺されるんです! 
僕、今黒い組織から追われてて、捕まったら殺されるんです! 父は既に殺されて、母は入院
しています。あいつらは東大に裏口入学して政界を乗っ取って、日本を牛耳ろうとしているん
です! おちんぽ!!」みたいなことを朝方の小鳥の囀りのように朗らかかつさわやかにペロ
ペロ口走る江戸川コナン君がいるじゃないですか。僕この間駅のホームでアイスピックを上着
のポケットに隠してうろついている、ベースボールキャップを深めに被ったおっさんを見かけ
ました。高田馬場ちょう怖い。

霊が見えるとか霊と話せるとか霊と一晩中黒夢について語り明かしたとかね、そういうのは要
するにこういった人たちと同じですわ。見えないものが見えてるんです。本当は無いものが本
人の頭にいるんです。外部的な刺激ではなく内部的な刺激によって知覚しているのです。
変な音が聞こえるとか、変なのが見えたとか、お兄ちゃんみゆきの体がむねが変だよぅ……と
かそういうのは全部当人だけの感覚であり、外部的な刺激など何もないのですよ。だめっ、そ
こは乳首だよぅ!

だって、僕らはそういう世界に生きているじゃないですか。物理的な世界に生きているじゃな
いですか。見えないものは存在しない。精神世界だとかスピリチュアルスローセックスモテカ
ワ小悪魔乙女だとか言いますけど、それはそういった外的刺激によって脳内が活性化して電気
椅子効果を生み出して気持ちいいーー!! それだけの話なんです。気持ちいいーー!! だ
けなんです。気持ちいいーー!! んです。気持ちいいーー!!


そんなもののね、霊とかスピリチュアル梶原則之だとかね、そういうもんを認めるというのな
らば、存在を認めるのならば、本当に霊が見えるのならば、なんで僕にヒナタたんが見えない
んですか。なんでヒナタたんが僕を迎えに来てくれないんですか。なんで、白眼! とかいっ
て白目剥いて口泡溜めたヒナタたんが僕を迎えに来てくれないんですか。なんで僕はこんなに
キモいんですか。

理不尽すぎる。本当に、僕はヒナタたんを愛しているのに。同人誌探したりするほど愛してい
るのに。抱きしめたい。抱きしめて高い高いとかしたい。それくらい愛してるのに。

なんで!

なんでなんで!
2007年12月14日「11.だいじなこと」
一概にエロゲーっつってもそりゃあ色々なジャンルがあります。
まあ、そんなことは絶望的なエロゲおたくであり漫画おたくでありアニメおたくでありメガネ
である当サイト閲覧者の皆様にはもうわかりきっていることであると思いますが。

それでもなお万全の情報共有化を図るために今一度恥ずかしながらキモメガネオタの僕が説明
をさせていただきますとですね、ザックリ大分すると「作品」系統か「抜きゲー」系統かにわ
かれます。
例えば、作品系統のエロゲーはですね……ええっと、例えばレイプレイとするとですね、所謂
「抜きゲー」というものはレイプレイであると言えます。

レイプレイ最高!!


どうも、クズです。「くず」じゃなくてクズです。おちんぽ!!

いやーでも最近、レイプレイの名前を挙げておいて名前を出したその本人が「僕は夜尿症です」
みたいなことを言っているとレイプレイを作った人に申し訳が無いような気がしてくるように
なりました。

皆さんのエロゲー見解がどうかというものはあるのですが、僕個人的に言わせてもらえれば、
「抜きゲー」っていうのはただひたすらにエロいものであるのです。ひたむきに、誠実に、エ
ロいものであるのです。
「抜きゲー」とはその名の通り、抜く=オナニーを目的として作られておりまして、AIRの
ようにエロシーンに突入すると「らめぇ! 観鈴たんに乱暴なことしちゃらめぇ!」とモニ
ターから目を背けてしまうようなゲームとは真逆の存在なのです。
そこにはストーリーなどあってないようなもので、例えば「電車に乗りました→レイプ」「旅
行に行きました→輪姦」「有名女子学園に入学しました→調教」というような、「おなかが空
きました→食事」と同じレベルで、とにかくエロければ良いというアメリカ合衆国みたいなも
のなのです。

エロいってのは確かに正しいんです。エロゲーなのに精子じゃなくて涙を流しました! って
いうのは、エロゲーとしてはどうなの? と問わざるを得ない。エロゲーの存在意義はエロい
ゲームというものであり、「エロいのは、正義」なのです。

だけど、僕はひとつ思うところがありまして、ある一部の抜きゲーでは「抜きゲーなんだから
どんどんエロシーンいれれば良いんだよ」って風潮があるんですけど、それってどうなのって
思うんです。

エロってのは、いわば本丸です。そのエロまでの過程で、僕らは外堀を埋めて行きます。
ヒロインの性格だとか、過去だとか、対人関係だとか、そういったものをエロに至る過程で埋
めていくのです。僕らは、僕は、単にエロシーンを愉しむというものではなく、人物そのもの
を貪るのです。要はバックグラウンド的なものが大事だと思うんですよ。

例えば静香ってキャラがいたとして、出てきていきなりセックス、とかしても大して面白くな
いと思うんです。そんな出会い系みたいなのは違うんじゃないかって思うんです。
仮に静香がツンデレだったとして、いきなりセックスしちゃったら全然ツンデレを楽しめない
わけじゃないですか。ツンデレってツンツンしてればツンツンしてるほどデレ効果がデカイわ
けじゃないですか。乳首突付けば突付くほど官能曲線が上がっていくわけじゃないですか。

言ってしまえば、出てきていきなりセックスっていうのは、地方新聞の片隅に載る事故みたい
になってしまうんですね。
例えば70歳のおじいちゃんが軽トラに轢かれて死亡、って記事があったとすると、それだけ
じゃ正直「ふーん。車は危ないね。お年よりも気をつけないとね」程度じゃないですか。
これがバックグラウンドがあると全然違うわけですよ。

70歳のおじいちゃんは昨日誕生日を迎えたばかりで、お祝いに来た娘夫婦と孫、妻に囲まれ
て素晴らしく幸せな夜を過ごした。次の日、娘夫婦に土産を持たせてやろうと市場の朝市に向か
っているところを、昨晩から今朝にかけて酒を飲んでいた飲酒運転の軽トラに轢かれて死亡し
た。即死ではなく、約10分後に駆けつけた救助隊の懸命な努力も実らず、1時間後苦しんで
死んでいった。最後まで「いたいいたい」とうめき声を上げていた。

これで全然違うじゃないですか。憤りがふつふつと湧いてくるじゃないですか。ここから更に
おじいちゃんが如何にしておばあちゃんと出会ったか、どうなって結婚したか、娘が生まれた
時の喜び、娘を育てる大変さ、その思い出、手塩にかけた娘が嫁いでいく嬉しさと寂しさ、孫
のかわいらしさ、とかそういうものを語っていくとあっというまに号泣じゃないですか。

こんな風にね、バックグラウンドがあるとないとだと全然違うんですよ。何がって悲しさじゃ
くてエロさが違うんです。
今からエロイことされるこのキャラはこんな性格で、こんな生い立ちで〜っていう、そういう
のがあるから萌えるんです。姫騎士ジャンヌがエロい理由とか、そういうのも含まれてるんで
す。「高貴な姫騎士」っていうのがエロいんです。

鬼頭莫宏が言ってました。
「生活、をしていない人はいません。どんな悪人にも、家族や恋人はいます。人を殺すなら、
そのことから目をそらしてはいけないんじゃないですか?」


エロゲーを、抜きゲーをプレイするなら、そのことから目をそらしてはいけないんじゃないで
すか?
2007年12月13日「10.虚構の人」
青コーナーアァァァァ! 庄司イィィィ智オオォォォ春ルゥゥゥゥウウ!!!


先日ロンドンハーツだかなんだかって番組を見ていたんですよ。
ロンドンブーツ1号2号が司会を務め、10人くらいの女性タレントをゲストとして呼んで、
女のナントカ格付けだとか、ダメそうな女ランキングとか、学歴社会を象徴するような内容の
番組を見ていたんですよ。

僕、ぶっちゃけると基本的にロンドンブーツって好きじゃないんです。ロンドンブーツのネタ
って見たことが無くって、若手をいじるだけっていう芸風が、どうも好きになれないんです。
そりゃ若手をいじって放送に耐えうるだけの無いように仕上げるっていうのは十二分に凄い事
なんだっていうのは、なんとなくわかるつもりです。だからこそゴールデンとかでガンガン番
組を持っているんだと思います。

だけどね、どうにも好きになれない。
完全に素人目ですけど、亮っている意味があるの? って思っちゃうんですよ。あの人殆んど
話さないし、脇で笑ってるだけじゃないかって思ってしまう。頑張ってないとは言わないです
し、いえないですけど、もうちょっと前に出ても良いんじゃないのかなって思ってしまうんで
す。
それに淳がね、なんかもう、あのキャラがダメ。ホントダメ。完全に僕らキモメガネの対極じゃ
ないですか。全然僕らをいじめる側じゃないですか。絶対学校の購買とか買わせに行かせるじゃ
ないですか。そんでお金を払わないじゃないですか。女子の前でズボン下ろさせたりするじゃ
ないですか。トイレん中で便器に突っ込んだモップとかでつついてくるじゃないですか。朝とか
おはようの挨拶の代わりにケツを蹴ってくるじゃないですか。コンパスとか彫刻刀とかで机に
「メガネ!」とかなんとか彫るじゃないですか。勝手にカバンを漁るじゃないですか。そんで
教科書とかノートに女性器のマークとかデカデカと書くじゃないですか。もしくは破いたりす
るじゃないですか。あるいはグラウンドの水溜りに捨てたりするじゃないですか。
ホントね、ダメです。すげー苦手。すげー数の女の子とセックスしてそうでダメ。48手全部
やったことありそうでダメ。3Pとかしてそうでダメ。バイブとか好きそうでダメ。アナルセッ
クスしてそうでダメ。

まじでね、あの風体と感じからしてね、完膚なきまでに苦手なんですよ。こいつはホントロク
な奴じゃないと思っているんです。完全に酷い話ですけど。

でもね、逆にね、全然そんなんじゃなかったら、って考えてみたんです。

全然、公表はしてないんですけど、もう付き合って5年とかになる恋人が居てですよ、仕事が
終わったら数多の誘いを断ってすぐに帰宅。仕事の付き合いでどうしても行かなければならな
い飲み会も日付が変わる前には必ず帰宅。そこにはね、犬ですよ。室内犬ですよ。そんなに高
くない、血統書なんて付いてない愛犬が尻尾をぶんぶん振って出迎えます。そんで「おー。よ
しよし、ただいま〜」とか言いながら抱き上げます。恋人はどんなに遅くなっても起きていて
ですね、リビングのテーブルには逆さに置かれた茶碗があります。「おかえり。おつかれさま」
なんて言ってご飯をよそって味噌汁を温めなおします。そんでテーブルを挟んで向かい合って
座って、恋人の手料理を「お前の料理が世界一美味しいよ」とか言いながら食べるわけですよ。
んで風呂に入って、ダブルのベッドで恋人に腕枕しつつ「おやすみ」ってキスをして眠るわけ
ですよ。

もし、もしも、もしもあのロンドンブーツ1号2号の淳の私生活がこんなんだったら。
正直ね、もう自分の小ささを恥じるしかない。自分はなんて矮小な人間なんだろうと嘆き心を
入れ替え、人間ってのは見た目じゃないんだ! と信じるしかないですよ。
もう次の日からロンドンブーツ1号2号の出演する番組は全部チェックですよ。そんでお前ら
に言うね。
お前らな、ロンブーの淳さんはな……って説教するね。あんな格付け番組なんてやりたくはな
いんだと。ホントはすごく良い人で、優しい人で……ってとっくりと語るね。
好感度うなぎのぼりですね。ポケモンで言うとオニスズメですね。知らんけど。


でも現実は厳しくてそんなことはありえないので、チャンネルを変えました。
2007年12月13日「9.手のひらの宇宙」
なんかもう、むちゃくちゃ眠くて、今日一日、むちゃくちゃ眠くて、それでいて愛用している
メガネの、なんつーの、耳に引っ掛ける部分、あれが、あれがすげー内側にリードしてて、僕
の頭を締め付けて、頭痛を発生させて、肩こりを発生させて、恋の病を発生させて、それでも
なんとか「ダメ、ダメよ! 先輩にはあかりさん(同テニス部の先輩。ちょう美少女(17))
がいるんだからッ」と居ずまいを正しとりあえず煙草を吸いにいってボケーっとしてたら空気
清浄機がゴンゴンゴンゴンと僕のキャスターマイルドの煙を吸っていっててそれに気づかずに
煙草を吸おうとしたらフィルターのほかほとんど灰になっていたという怪奇ファイルを体験し
ました。(手のひらのヒヨコを見せて)こいつは朝日を浴びたドラキュラの亡骸です。いいえ、
それはジョンです。


どうでも良いんですけど、ほんとに、心底、腹の底から、完全に、ほの暗い水の底から、どう
でも良いお話なんですけど、今日の朝、僕はガタガタガタガタ震えながら6時30分に起床し
たんです。
ほんとうにね、ほんとうに、寝ていたかった。今このまま寝ていられるのであれば殺人すら厭
わない、幼女誘拐すら厭わない、今から有楽町のクリスピードーナツに行って2時間並ぶのも
厭わない、そんな状況だったんです。

というより、まず僕の家の暖房がすごく貧弱なんですよ。
「クチュクチュ、チュパッ……」
「アアッ! イクイクゥッ!」
ってくらい貧弱なんですよ。
うちのはエアコン暖房なんですけど、首振り機能っていうんですかね、本体下部の温風を出す
ところが可動して部屋全体に暖かい空気をいきわたらすというオナホールみたいな機能がつい
てるんですよ。
まずそいつが動かない。
自分で自分の好ましい方向にその温風口を向けてやら無いといけない。あんまり部屋が温まら
ない。生理が来ない。

さらにフローリングの部屋のくせに、布団直引き。
一応毎朝布団を畳んではいるので、万年床ではないんですけど、安アパートの一階なので冷気
が下から突き上げてくるんですよね。だからめちゃくちゃ冷たいんですよ、布団。なんか布団
と床の間に水っけがあるし。大洪水ですよ。大洪水。人に「お前のここ、大洪水じゃないか。
恥ずかしくないのか」って言われちゃいます☆

なので敷布団、毛布、僕、掛け布団、という構図で寝ているんです。
寝るときは結構暖かいつもりで寝るんですけど、やっぱり朝になると絶望的に寒いんですよね。
パイパンかってくらい寒いんです。なのでおもむろに暖房をつけるんですけど、また絶望的に
暖まらない。パイパンかってくらい暖まらない。いたたまれない。でも会社にはいかないとな
らない。休んじゃおうかなんて考えたことも無い。だるいから休んじゃおうなんて一瞬たりと
も思ってない。ズル休みするなんて外道のすることだ! ごめんなさい!

でも、もうしょうがないから、ガタガタ震えながらおもむろにパジャマを脱ぎ、そのなまめか
しく白い肌を晒し、シュルシュルと衣擦れの音をさせながらスーツに着替えたんです。
それでもやっぱりどうしようもなく寒くてですね、家の中でスーツフル装備なのにスイーツフ
ル装備なのに寒くてどうしようもないのでごっつい上着を着ていったんです。ドンキーコング
みたいな上着を着てオラウータンみたいに歩いていったんです。

そんで電車に乗れたまでは良いんですけどね、あのね、暑いのよ。
満員電車だから上着なんて脱ぐに脱げないし、脱いだら衣擦れの音で周りの人に脱いでるって
バレちゃうし、そんな淫乱みたいなことできないし、でも暑いからいろんなところがビショビ
ショになってきて我慢汁とかどんどんでてきて恥ずかしくなっちゃうし、運行速度は遅いし、
長門はかわいいし、もうどうしてほしいのさ! って話なんです。
暖房かけんなや!! 冷房いれろや!! 性的な意味で!!

なんか社内を見回すと「暴力反対! 車内環境の向上にご協力をお願いいたします」とか書い
てあるんです。ビックラこきまろ!


お前がやれや!! 性的な意味で!!
2007年12月12日「8.反則魔法」
いやー、108回更新って言ってたけど、このペースはダメダメですね。全然日記が増えてない
もの。というか無駄にスタイルシートって奴を使ってサイトを改装したがために、なんかよくわ
からないレイアウトになってるっぽいし。それを直すだけで労力を消費しまくってますからね。
ていうかレイアウトすら直してないし。ダメダメですね。エーックス! だね。復活するね。

それでもですね、この2日間更新ができなかったというのはのっぴきならない事情があったから
なんですよ。決して一日18回のオナニーに挑戦! とかして枯葉みたいになってたってわけじゃ
ないですよ。
いや、サイトとかブログって、大前提としてパソコンが必要じゃないですか。そりゃ「携帯電話
からブログ更新してます!」っていうしょこたんみたいな人もいるかもしれませんが、基本的に
はパソコンでの更新じゃないですか。

まあ、その通りなんですけど、パソコンがぶっ壊れてました。ていうか未だに完治してません。
ちょっとコアな話しちゃうと、ある日突然モニターが映らなくなりまして、実はこの症状は以前
からたまに起こってはいたんですけど、メモリ刺し直したりケース内を掃除したりすると直って
たんですね。んで今回もそれかなぁなんて思ってたんですけど、マザーボードがイカれちゃった
らしくてですね、もうメモリをいじろうが掃除しようがモニターが微動だにしなくなっちゃった
んですよ。とんだマザーファッカーですよ。

そんでしょうがないんでマザーボードを新しく購入してですね、入れ替え作業を行ったんですけど
今度はマウスが微動だにしない。キーボードはかな(日本語)入力ができないというレイプみたいな
状態。加えてパソコンを立ち上げると「新しいハードウェアの追加ウィザード」がガツンガツン
出てくるんです。きょうびサラ金の取立てや屋もそこまでやらねーぞって勢いでバカスカ表示さ
れるんです。もう鬱陶しくて敵わない。

そんなカスみたいな現象を経て、今なんとか日本語で入力できるところまでこぎつけたんですけど、
相変わらずハードウェア追加ウィザードがポコポコ出てきますし、日本語入力もなんかおかしい。
キーボードの左上の「半角/全角」を押すと「‘」がでてくるからね。B`zですかっての。
「」とか/なんて全部手打ちですよ。「かっこ」とか「すらっしゅ」とかいちいちタイピングし
てんの。もう見てらんない。

そんなわけで大分ストレスがある環境で日記を書いているわけですよ。
パソコン詳しい人お願いだからこの症状を直す方法を教えてください。ていうかOEM版のXPリカバ
リーってどうやるの?


いや、でもね、ホントパソコン使えないってキツイですよ。
僕みたいなパソコン中毒者は1日使えないだけでキツイですもん。バガボンド1〜最新刊まで読み
直すとかやって時間つぶすんですけど、やっぱりパソコンが触りたい。ああ……パソコンに触りた
いお……何時間も、じっくりと、隅々までいじくりまわして、いろんなことをしたいお……って
なっちゃいますもん。
大体がこの時期じゃなくていいじゃねーかって話なんですよね。何でいちいち人が108回更新
とかいうトチ狂ったことをやってるときにお前までトチ狂うんだって話ですよね。
パソコンを使えないサイト管理人とかブロガーなんて、MPが尽きた魔法使いみたいなもんですか
らね。完全に村人Aですからね。完膚無きまでに何も出来ませんよ。

でもね、全然関係ないんですけどね、漫画の中の魔法使いとかってずるいと思うんですよ。
例えばすげー強い敵と戦ってるとするじゃないですか。そんでもう力の限り魔法を使っても勝てな
かったりするじゃないですか。その結果、勇者側の魔法使いのMPが尽きちゃって、もう戦えない
とかなるじゃないですか。そんで敵が勝ち誇って「お前の力はそんなものか。ではこの娘の命はワシ
が頂こう」とかなんとか言っちゃってちょっと村娘とかを惨殺するじゃないですか。
それを魔法使いたちはなすすべなく「や、やめろー!」とか言いながら見てるじゃないですか。
んで村娘が殺されちゃいますよね。そんで敵が「心配しなくてもお前らもすぐに後を追わせてやる。
この娘のようにな」とか言いますよね。そこでもうブチキレじゃないですか。「娘のようにだと……?
クリリンのことかー!!」ってな感じにブチキレじゃないですか。
そんで魔法使いもテンション上がっちゃって新しい魔法なんかを編み出して敵を倒しちゃうわけじゃ
ないですか。敵も「ば、バカな! お前のMPはゼロのはず……!」とか言っちゃうわけじゃないで
すか。これってホントその通りだと思うんですよね。
正直、勇者とか戦士系の人がキレて強くなるのはわからんでもないんですよ。アドレナリンでちゃった
んだなぁって部分もあるじゃないですか。でもね、MPがゼロの魔法使いが魔法つかうのは反則だと思う
んです。
だってそんなん、ボクシングとかでゴングが鳴って1R終了したって思ってたら、いきなり後ろから殴ら
れるようなもんじゃないですか。ちょっ、それ違うだろ! って話じゃないですか。そんなんもう乱闘
モンですよ。めちゃくちゃですよそんなもん。

でもね、正直ちょっとうらやましいんです。
個人的に今回、反則技でも何でも使って、なんとか108回更新したいなという所存です。
MPゼロでもやれるんだぞってところを、アピールしたいです。

ただ、致命的なのは僕が魔法を使えないってところなんですけど。
2007年12月8日「7.プロ」
自分のことは棚に上げておいて言うんですけど、僕、プロ意識ってものが大好きなんです。
プロってことは、それでお金が取れるっていうことじゃないですか。それで食っていくってこ
とじゃないですか。そんでプロ意識ってものは、そういったものの自負じゃないですか。
すげーかっこいいなって思うんですよ。

例えば、プロ意識を持って教師をやる、とかってね、すごい大変だと思うんですよ。教師って
時点でもう大変じゃないですか。
最近は生徒をちょっと注意したり、ちょっと小突いたりすると保護者が犬みたいにキャンキャ
ン騒ぎ出すじゃないですか。朝方のニワトリみたいにガーガー言うじゃないですか。ニワトリ
だけにトサカにきたで! ってか。やかましいわ。二つの意味でやかましいわ。
生徒だって教師をナメてるのかなんなのか知りませんけど、授業中に漫画読んだり、寝たり、
「駅前に美味しいケーキの店ができたの! 放課後食べにいこうよ!」とかの手紙をまわした
りしているじゃないですか。なんやねん美味しいケーキの店って。おばちゃんか。
そんな鬱陶しい生徒に、面白おかしく興味を引くように、それでいて教師としての威厳は保つ
という壊滅的に難しい業務を行わなければならない。ことあるごとに「自分は教師である。いっ
たいどういう授業をすれば生徒の興味を引き、かつわかりやすい授業ができるだろうか」とか
を考えなければならない。これはすごいことですよ。
プロ意識をもって職に臨んだとしてもうまくいくとは限りませんが、そういう気概って大事だ
と思うんですよね。

例えば、プロ意識を持った風俗嬢ってすごいなって思うんです。カッコイイなって思うんです。
それって「私はちんぽ使いのプロになる!」ってことじゃないですか。「海賊王に、俺はなる!」
みたいなもんじゃないですか。すげぇカッコイイじゃないですか。
「今までヌイたちんぽは1000本にもなるかしら……」なんて言われたら、もう正座してその
お話を聞くしかないじゃないですか。
もうちんぽのことは熟知していて、いかにシごくか、いかに舐めるか、いかに包茎のちんぽに
挟まったちん毛を気取られること無くかつ痛みなく取り去るか、そういうこと全てを知っている
なんて、もう惚れ惚れするね。「私はちんぽでいきていく」なんて流行語大賞受賞ですよ。書籍
化映画化漫画化ドラマ化決定ですよ。ハリウッド進出ですよ。
まあ問題はそんな風俗嬢はどこにも(二次元にも!!)いないだろうなってことなんですけど。


そんなプロ意識大好きな僕なんですけど、一回ね、すげぇプロをみたんですよ。すげぇプロ意識
をみたんですよ。まあ君達みたいなもんは絶対に馬鹿にするだろうことうけあいなんですけど、
その人はAV女優なんです。
数年前に友達と酒を飲みながら見たアダルトDVDに出演してたんですけど、もうね、壮絶だっ
た。内容は、女優は自分の家で好きに過ごすんですけど、そこには24時間汁男優が数人待機
しており、射精が近づくと女優に好き勝手にブッかけるというカスみたいな企画モノでした。
まあまあね、要はブッかけモノなんで、男優もバシバシかけるんですよ。顔やら髪やら乳やら
腹やら服やらにかけるんですよ。僕らも「うわー」とか言いながら酒飲んでスルメかじってた
んですけど、だんだんとね、酷くなっていくんですよ。脚本なんでしょうけど、酷くなってい
くんですよ。
ほとんど絶え間なくブッかけられるわけですから、数時間もすると体が精液でギトギトになって
いくわけじゃないですか。んでそのまんまだと気持ち悪いからってシャワーを浴びるんですよ。
そんで「あー、サッパリしたー」とかいってバスルームから出てきた瞬間にブッかけ。
なんという鬼畜。なんという残虐性。
今じゃなくていいじゃねーかって話じゃないですか。あとでいくらでもチャンスあるじゃんか
って話じゃないですか。どんな刹那性を求めてるんだって話ですよ。

おなかがすいたっつって何か料理作ってる最中にもブッかけですよ。なんかフライパンで炒めて
る最中にブッかけ。しまいにはそのフライパンの中にブッかけ。女優さんも最初は「あっ、ちょっ、
危ないですよぉ〜」とか言ってたんですけど、フライパンの中にかけられた時は、さすがにっつー
か、ちょっとしょんぼりした顔してたもん。「あぁ〜」って顔してた。すげぇかわいそうだった。
もうね、汁男優に説教したくなった。お前はどのツラ下げて親に顔向けするんだと。「仕事は
AV女優が料理してるフライパンにザーメンブッかける仕事です」って言うんかと。白痴じゃ
ねえか。
そんで料理ができあがって、女優が食べてるんですけど、そこにもブッかけ。スプーンにすくって
今まさに口にいれようとしているところへ、あえてのスプーンへのブッかけ。

夜になって女優が寝るんですけど、寝ているところへもブッかけ。
女優もガチ寝してて、一発目とか気づいてなかったからね。三発目くらいで目を覚ましてたから
ね。
そんなんされたらちんぽ握りつぶしたくなるね。


もうね、壮絶な仕事じゃないですか。大変な仕事じゃないですか。
すごいなって思ったのが、二段ザーメン料理もこの子ちゃんと食べてたからね。普通こんなオ
ファー断るだろ。
もうね、感動した。すげぇ感動した。24時間テレビのマラソンより全然感動しました。
すげー頑張ってるよ。そこらの芸人より全然頑張ってると思えるよ。
こういうプロ意識を持ったAV女優が、たくさん出てくれるといいなって思いました。

ただひとつの心残りが、この女優の顔も名前も、完膚なきまでに忘れたんだ。
2007年12月6日「6.13」
一軒の家に、妹が12人もいたら困ると思うんです。いや、困ります。
だって下手したら幼稚園、小学校、中学校、高校、くらいまでを手広くカバーできちゃうわけ
じゃないですか。自分の一族の女性性がどのように発達していくかというのを、12人を保健
体育の教科書みたいに並べて、つぼみが花開く様子を鑑賞できちゃうわけじゃないですか。
困る困る。困っちゃう。性的な意味で。

大家族の生活、とかね、たまにテレビでやってるじゃないですか。なんかもう「森川家は毎日
がお祭り騒ぎ!」みたいな、珍獣が社会生活を営む様を物珍しげに覗きこむような出歯亀根性
丸出しのテレビやってるじゃないですか。
ああいうのを出歯亀根性丸出しで見ているとですね、8人兄弟とかでもすげぇ大変みたいじゃ
ないですか。子供が子供の世話を見て、その子供の世話を更に大きな子供が見て、っていう会
社の組織図みたいになってるじゃないですか。社長、経営が火の車です! みたいになってる
じゃないですか。
洗濯物は馬鹿みたいに溜まるし、洗い物も気が触れたかのような量になる。食べ物だってスー
パーのレジの人らに「相撲部屋が来た相撲部屋が」「ごっつぁんです」とか噂されるレベルで
毎回毎回買出しをしないといけないわけですよ。8人でも大変なのに、全員女の子とはいえ12
人もいてみなさいよ。もう乱痴気ですよ乱痴気。乱痴気乱気流ですよ。何よりも大変なのは一番
上の、12人の妹のまさしく長兄たる男の子。オナニーだって満足にできないものだから、精
子は馬鹿みたいに溜まるし、出したら出したで気が触れたかのような量になる。妹の入浴を録
画して「ごっつぁんです」とかやりだすしかなくなる。何か今すげぇカスなことを書いてる気
がする。

とにかくね、家に妹12人もいたらがすげぇ困るわけ。家族計画って単語が家庭内での禁句に
なるレベルで困るわけ。ふと気がついたら妹13人になってたとかになりそうで怖いわけ。

と思ってたら、あれって12人の妹とひとつ屋根の下に暮らしてるわけじゃないのね。

いや、シスタープリンセスっていう、略してシスプリっていう、野獣死すべしみたいなタイト
ルの萌えゲーがあるんですけどね、今初めて概略を知ったんです。
僕今までこのゲーム、12人の妹が一軒の家に一同に会して、妹たちによって兄という男性性
が愛という名の暴力で蹂躙されしゃぶり尽くされる様を描いたものだと思っていたんですけど、
どうも違うんですね。
「遠くにいる妹が二ヶ月に一度兄に会いに来るから、その日までにメールでご機嫌取りをして
おく」ゲームなんですね。公式サイトを見てると、いい感じに気が触れてて僕は大好きです。
明らかに人種が違う妹が混じってたりして、明らかに異母姉妹みたいのが混じってたりして、
すごくディープな家庭環境っぽいのが気になりますけど。

ただね、僕が言いたいのはお前ら恥ずかしくないんかいってことなんですよ。
開けっぴろげに「お兄ちゃん大好き! ジュパジュパ!」とか言うのは別にいいんです。好き
なものを好きと言えるというのは素晴らしいことだと思います。

ただただ僕が言いたいのは、お前らの親、セックスしすぎ。
どんだけやねんと、どんだけやねんと。どんだけやねんと。
僕ね、先に挙げた10人大家族! とかでもね、恥ずかしくて見てられないんですよ。8人兄
弟! とかって少なくとも8回はヤりましたって話じゃないですか。孕ませましたって話じゃ
ないですか。
8回でも見てられないのに、それより多い12回ですよ。ボクサーですかっての。
もう生まれっぱなしじゃねーか。かーちゃん常に優先席ゲットじゃねーか。
僕の友達でそんなんいたら正直引くね。「あいつ今どうしてんのー」みたいな話して、「また
生まれたらしいよ」とかってなるんだろ。下手したら「生まれました」とかのはがきが12回
届くんだろ。たまに明らかに髪の色の違う赤子を抱いてる絵はがきが届くんだろ。誰の子です
かっての。聞けねえっつうの。笑うしかねえっつうの。

ホントね、困ると思う。いろんな意味で困ると思う。妹12人は、着床12回はやりすぎだと
思う。あ、兄ちゃん入れたら13回か。ちょっとジェイソン呼んでくるわ。
2007年12月6日「5.すげぇきよし」
重松清の「疾走」という小説を買ってきて読んでみたらびっくりした。

見開きのカバーのところについてる著者紹介で写真が載ってて、重松清が写ってたのだけれ
ど、その写真に写ってるおっさんがあまりにも「重松清!」って顔だった。すげぇ重松清っぽ
い顔してた。合コンとかに行って自己紹介をするときに「下の名前を当ててみようゲーム!」
ってなって、「重松です」っていうと大多数が「きよしでしょ!」って言うと思う。「よしの
ぶ?」「たかし?」とか言うやつもいるかもしれないけど、大多数が「きよしでしょ!」って
言うと思う。それくらい「重松清」って顔してた。「きよしですけど」っていうしたり顔で
煙草吸ってた。自己主張してた。「きみぃ、そいつは認められんよ、うん」って顔してた。
「認められんよ、うん」って話をして、一拍の間をおいている間にシャッターを切られた感じ
の顔してた。カメラマンを気にしてないっていうか、下手をすると気づいてないって顔をして
た。カメラに気づかないほどに「きみ」に対して「そいつは認められんよ」って意思をぶつけ
ているんだけれど、実は「きみ」とはそれなりに親密で、「まあ、きみがそうとまでいうのな
らば認めないこともないけれども」っていう親密さを出してた。そんな空気を出してた。きよ
しも半ば「きみ」に同意しているからこそ語尾に「うん」と自分で自分の意見に賛同し、自分
自身の意見を認めることで補完しなければ、反対することなく「きみ」に流されてしまいそう
な顔をしていた。流されてしまいそうな空気は、固い意志と自信を根底に持ちながらも、そこ
そこに――映画「プレデターVSエイリアン」のプレデターくらいには――信頼できる相手で
あるから滲み出る距離感と安心感からきているようだった。「きみがそういうなら、きよしも
もう一回考えてみるけれどぉ……」って顔をしてた。「でもほんとは認められへんのよ? き
みぃ」って顔してた。微妙な関西弁をしゃべる顔をしていた。髪を短く切り、髭をたくわえ、
眼鏡をかけた、恰幅の良い男だった。インタビューも手がけるとのことで、他人の内域に切り
込んでいく意思の強さ――それはある種のずうずうしさも滲ませる――と記者特有のラフさが
ある風体だった。それら、彼を取り巻く空気全てを含んで、重松清って顔してた。すげぇ「き
よし」って顔してた。清の前で「♪きーよしーこーのよーるー」って歌うと「なんじゃあコラ
ァ!」って言いそうなくらい重松清って顔してた。仮に、「重松清」って柔道選手が出てきて
五輪で金メダルを受賞したとしても、「柔道の重松清より、作家の重松清のほうが清って感じ
よね」って会話がされるくらいだった。柔道の重松清が、例えばファミレスの順番待ちに名前
を書いたとして、それを見た一緒に行った浅い仲の友達が「ああ、お前って作家の重松清と同
姓同名なのな」って言うだろうってくらいだった。オリジナル重松清って感じだった。分娩室
でぎゃおんと産声を上げて母子の対面をした瞬間、きっと母親は「きよしで決まりね」って思
っただろう。分娩室前で待つ父親も産声を聞いた瞬間「きよしだな」って思っただろう。助産
した産婆も「きよしっぽい」と思っただろう。小学校にあがって始業式を終えた初のホーム
ルームで「しげまつきよしくん!」「はい!」って返事をした重松清を見た教員歴12年の女
性教諭も「ああ、きよしっぽい」って思っただろう。「こんなきよしっぽい子、初めてよ! 
どうしたら良いのかしら」って思っただろう。教師やクラスメイトは、長谷川清って子と重松
清がいたら、「よりきよしっぽいほうが重松君」って覚え方をするだろう。

なんかもう、超然絶後に、完全に、完璧に、無欠に、重松清って顔だった。
「重、松、清」って顔だった。文庫本の著者紹介の写真で、写真だけで、すげぇ自己アピー
ルかましてた。重松清、ここに在り、だった。


良かった。本名で。
2007年12月5日「4.ハロー・グッバイ」
最近、鮮度というものは実に大切だと思うのです。
「良いものはいつ見ても良い」という考えを否定する気はさらさら無いし、むしろ僕もそう
思います。だけど人間の業は深いもので、常に新しいものを捜し求めるのです。

オナニーのオカズなんてもうその最たるもの。
たとえ自己ベストの、これはもうムチャエロいでぇ! このエロ画像の右に出るものなしや!
っていうオカズ画像を見つけたとしても、「良いものは良い」としてまた新たなるエロ画像
探索の旅に、WWWの地平線へと人々は旅立つのです。もっと刺激的な画像を、もっと扇情
的な画像を、もっと、ロ、ロリィィタを!!

そんな未だ見ぬ取れたてのエロ画像を求め、僕はアワビを採る海人の如くインターネットの
深遠なる海へと潜り、ぴちぴちの、でもアップロードされた日付は2006年11月とかの
画像を収集するのです。大事なのはいつ生まれたかではなくて、いつ出会ったか、なのです。

そしてその採れたてのエロ画像をじっくりと隅から隅まで嘗め回すように鑑賞しつつちんぽ
をしごくのです。
今日もいつものようにもぎたてエロ画像を鑑賞し、オナニーに興じているときにふと気づき
ました。僕が愉しんでいるのはエロ画像ではなく(時にエロ画像ですらない)、その鮮度な
のだと。

エロの嗜好とは実に千差万別であります。おそらく、その嗜好が完全に合致する人間はあり
えないのではないでしょうか。
姉が好きな者、妹が好きな者、着衣に性的興奮を覚える者、衣類そのものに性的興奮を覚え
る者、罵られることに興奮する者、罵り虐待し支配することに興奮する者、幼女が好きな者、
熟女が好きな者、兄貴が好きな者、兄貴に挿入されるのが好きな者、するのが好きな者、眼
鏡に興奮する者など、これだけ挙げてもまだ「エロの嗜好」という氷山の一角にすらならな
いほどであり、更にこれらの嗜好が複合的に組み合わさり個人のエロ嗜好となります。

その中で「自分の性癖、性的嗜好のツボをクリティカルに突くエロ画像」というものを探そ
うとすると、これはもう大変な、大変な作業になります。
なぜなら、例えば二次元のエロ画像にそれを求めたとき、「自分の性的嗜好のツボをクリテ
ィカルに突くエロ画像」を書く絵師というものが必要になります。「この絵師の書く絵は良
いなぁ」と思ったとして、その絵師は自分とほぼ同じ性的嗜好をもっていればこそ、ツボを
「クリティカルに突く」ということは絶望的に難しくなります。
それは三次元のエロ画像でも同じで、今度は「自分の性的嗜好のツボをクリティカルに突く
エロ画像」を撮るカメラマンが必要になります。そして同じように性的嗜好を「クリティカ
ルに突く」ということは至極難しくなります。

自分のコレクションのなかで、一番のお気に入りというものは既にエロ画像フォルダに在り
ます。
新しくエロ画像を仕入れれば、もちろんその画像に躍起になる時期もあるでしょう。でも、
どうしてだかある期間を経るとそのお気に入りのエロ画像が恋しくなるのです。
ヒナタ→長門→こなた、ときてまたヒナタに還る。やっぱり僕にはヒナタたんしかいない。
そんなようなものなのです。

でもきっと、悲しいことに、ヒナタたんですら僕の心を完全に癒すことはないのです。

あなたは自分のエロ画像フォルダを見たときに、幾ばくかの嫌悪感を孕みつつやるせなさや
せつなさを感じることでしょう。「エロ画像でHDDがパンパンだぜ……最低だな、僕って」
と思うことでしょう。

しかし僕達は「未来」を求めます。それは生き物の運命なのか、人間の業なのかはわかりま
せん。しかし、実際問題僕達は「未来」に向かって歩いています。まだ見ぬ明日に、希望や
絶望や期待や諦観や様々な想いを抱いてしまうのです。

そんな僕達が新しいエロ画像を求めることが、「自分の性的嗜好のツボをクリティカルに突
くエロ画像」を求めることが、どうして責められるのでしょうか。
生きている限り手に入ることのない「自分の性的嗜好のツボをクリティカルに突くエロ画像」
を求める人間の業を、どうして「必死だな(笑)」と嘲ることができるのでしょうか。
どうして他人が、人の未来を否定することができるのでしょうか。

僕はまっすぐ前を見て歩いていきたいと思います。
たとえその道程にヒナタたんと決別するときがこようとも、笑顔でさよならを言える様に。
2007年12月4日「3.『万死に値するよ』」
そんなわけでガシガシ更新していきたいとは思うのですけど、今のところ絶望的に遅れをとっ
ております。こんなペースじゃ月内108回なんてとても無理。こんな想いじゃどこにも居場所
なんてない。

僕の今の社会的な居場所ってのは派遣社員なんですけど、これがまた絶望的ですよね。保障
なんてどこにも何もない立ち位置ですから。
同じ職場内を見ると、30を超えて派遣の方とかいらっしゃるんですけど、この人は何を考
えて派遣をやっているのかなって思う。どうなって派遣なのかなって思うんです。そしてこれ
は未来の僕の姿なのかと身を揉みしぼる思いです。

職ってね、大切だと思うんです。何かイマイチわかってない人が多いみたいだから言うけど、
無職とニートって違うからね。意識の差ってのは大事だからね。それが一番大事だからね。
ただ無職もニートもおもむろにHPとかブログをやりだすってところは共通してるけど。

もう本当に僕もね、一生身を捧げる、捧げられる職に就かないと駄目だと思うんですよね。
そしてそれは年齢的にそろそろ消費期限が切れてきますよって話なんですよね。「108回
更新します」とか気が触れてるみたいなことしてる場合じゃないんですよね。ほんと。

だいたいがね、おかしんですよ。
ドラクエとかあるじゃないですか。あれもおかしいんですよ。
勇者、戦士、僧侶ときてなんで踊り子なんだっつー話じゃないですか。完全に慰安婦じゃな
いですか。完璧に性的な吐け口じゃないですか。
踊り子はまだ最悪理解できるとしても、「遊び人」って何だって話なんですよ。「僕、職業
遊び人です!」ってなんでそんな奴が勇者様ご一行の中にいるんだよ。ヒモじゃねーか。
勇者ってアレじゃないんですか。どっかの国の王様に頼まれて魔王討伐とかに行くんじゃな
いんですか。言うたら国民の血税によって装備とか賄われてる部分があるんじゃないんですか。
そんな奴らがなんでヒモ飼ってんだ馬鹿。行く街行く街でパチンコか。「エヴァがアツいんだ
よ」とか言ってんのか。血税でエヴァ打ってんのか。僕が王様だったらこいつら殺して自害す
るね。

ファイナルファンタジーも馬鹿みたいじゃないですか。
世界を救う奴らの中に、「ものまね師」ですからね。ナイト、白魔導士、竜騎士、モンクとき
てものまね師ですからね。何だ、アントキの猪木みたいのを連れて歩いてんのか。ポーション
とか買う時「お支払いは、現金ですかッッ!!」とか言ってんのか。めちゃおもしれーじゃ
ねーか。
今はあるのか知らないですけど、ファイナルファンタジー5あたりであった「すっぴん」とか
最高に気違ってるからね。色々なジョブを経て特有のスキルを覚えて、それを「装備」するっ
て概念なんですけど、物語の終盤になると「すっぴん」が一番スキルを多く装備できる為に
一番強いジョブになるんです。ジョブを持たないすっぴんが一番強い。いうなれば無職が一番
強い。なんかあながち間違いじゃないってのが恐ろしい話ですよね。
「裸の命をさらしてきた者と守られていた者との覚悟の差」とかバガボンドで言ってました
けど、微妙にリンクしてるのもまた恐ろしい。武蔵=裸の命をさらしてきた者=すっぴん=
無職みたいになってるのが怖い。

ただ、ブログとかサイト管理人なんかは、無職が一番強いってのは間違いじゃないように思い
ます。好みの問題もあるんでしょうけど。陰鬱とした厭世観とかそういうものは大好きです。
暇がありあまってるものだから色々とどうしようもないようなくだらないことを考えて、そ
れを自己顕示欲とともに吐き出す。
もしまかりまちがって僕がどっかの正社員になったとしても、そういう精神は忘れずにいたい
と思いました。


何の話かってね、仕事が忙しいからって更新しないなんてのはやめてくれよって話です。
僕達は「ブロガー」「テキストサイト管理人」だろう?
2007年12月2日「2.クソ野球」
電車のアナウンスで「足元にご注意ください」と言われると近い将来誰かに僕の社会的地位
を貶められるのではないかとびくびくしてしまいます。貶められるだけのものもないくせに。
どうも、たくろうです。

僕ってね、野球って1回しかしたことないんですよ。
今まで24年間生きてきて、1回しか野球をしたことがないんです。しかもその1回は高校
の体育の授業。

もともと僕は運動が苦手で、バスケはドリブルができない、サッカーはドリブルができない、
フットサルはドリブルができないという壊滅的なものなんです。中学の時はバレーボール部
に所属してベンチを暖めていましたし。暖めつつ「アタックー!」とか言って声援を送って
いましたし。

そんな僕が野球ですよ。できるわけがない。まずボールがちっちぇの。フランス料理にでて
くるメインディッシュくらい小さいでしょう。しかもそんな小さなモノを、それと同じくら
いの直径しかない棒切れで打たなければならない。そんなことができるわけがないだろうが。

いうてもあのボールってテニスと同じくらいの大きさじゃないですか。んで、テニスってそ
のボールに対して全然デカいネットで打つじゃないですか。おかしいじゃないですか。
しかも飛んでくるんですよ。テニスみたいにワンバウンドを経て打つとかじゃなくて、百何
キロとかで自分をめがけて吹っ飛んでくる玉を、棒で、打つ。そんで馬鹿みたいに走る。
ベースめがけて走って滑り込んで、横にいるおっさんがアウトー! とか叫ぶの。白痴じゃ
ねえか。ほんとアウトだよ。全然アウトだよ。

そんな凄まじく高レベルな球技がですね、僕にできるわけないじゃないですか。どう打って
もどう控えめに見てもストライクとしかいえないじゃないですか。3ストライクバッターア
ウトチェンジ! としか言えないじゃないですか。僕もぼそぼそとストライクガンダムにつ
いてのうんちくを語りながらベンチに戻るしかないじゃないですか。

もう極めて個人的なことを言わせていただければ、野球の何が面白いのかまったくわからな
いんです。サッカーとかバレーボールのほうがまだ面白い。更に言うならまだバッティング
センターの方が面白い。あれ打つだけだからね。チームのしがらみとかないからね。

テレビのスポーツ中継なんかもね、全然意味がわからないんですよ。また個人的なこと言う
とスポーツ番組って格闘技系しか見ないんですけど、それでもバレーとかサッカーならまだ
見れるんですよ。あれって動きがあるじゃないですか。サッカーなんてまさに「ゲームは生
き物」って感じで、すごくハラハラできるし、バレーだって球を受けて、トス上げて、アタ
ック! とかそういう動きを堪能できるじゃないですか。いうたらアクションゲームみたい
な部分があるんですよ。
でも野球ってRPGみたいなもんじゃないですか。星野ジャパンのターン! 韓国のターン!
みたいになってるじゃないですか。イマイチ見てても興奮できないんですよね。というか正
直プロ野球って見てるだけで吐き気がするんですよね。

馬鹿丸出しの白痴みたいなファンはまあどのスポーツにもいますから、正直そこはまあ野球
だけをどうこう言うつもりはないんですけど、何が一番むかつくかって、延長だよね。
なんでそんなカスみたいなことをするのかと。枠内できちっとやれよ。サクサク動けよボケ
共がって話なんですよ。

今日なんてね、日曜洋画劇場があったんですよ。それがね、あのクソみたいな、アナウンサ
ーが精神病患者のそれのような大声を出しながら実況する、あの白痴みたいにダラダラダラ
ダラ進行する野球のせいで中止ですよ。

馬鹿かと。
お前、僕がどんだけ映画を楽しみにしていたかっつー話なんですよ。金曜も土曜も映画がな
くて、やっと日曜になって映画をやる。「エボリューション」。どんなカス映画なんだろう。
わくわくがとまらない! そんな感じで待っていたんです。TUTAYAで借りてきた「アマデウ
ス」も今日中に返さないといけない。でも今から見たら「エボリューション」に間に合わな
いからと返してきた。酒もツマミも用意した。
よし! 21時からだ! と思って満面の笑みでテレビをつけたらクソ野球ですよ。
延長とはいえ映画はやるはずだと、もう23時からでもやってくれ! と22時半頃まで
一縷の望みを捨てずに待っていたら中止ですってよ。

しにたい。


マジでね、勘弁してほしい。
野球は勝手にやってくれ。ただ、ただひとつだけ、延長だけはしないでくれ。
それだけが、しがないテキストサイト管理人の願いです。
ただ、僕はプロ野球が大嫌いです。
2007年12月1日「1.魔女の条件」
いやね、『魔女っ子見習い』ってどうなの? って思うんですよ。

皆さんからしたらいきなり何を言っているんだこの白痴はって話なんですけど、それでも声を
大にして言いたい。白痴のように叫びたい。『魔女っ子見習い』ってどうなの!?

現在、その方面には実に多種多様なエロゲーが流通しています。それは『18歳未満購入禁
止』という逆説的な免罪符を掲げ、常識的な倫理観念を持っている人間であればまさしく正
視に堪えないような、悪魔的な性交の様子を描写した作品群です。
同級生といちゃいちゃした挙句にやったり、担任の先生と「だ、駄目よ、学校じゃだめ」と
かいうやり取りを経てやったり、「だめだよおにいちゃん、私達兄妹なのに……」とかいう
やりとりを経てやったり、「お兄ちゃんの赤ちゃんできちゃうよぅ!」とか言いながらやっ
たり、実はそいつは義妹だったり、気高き女剣士が豚面の異種族のモンスターにメス豚調教
されたり、そいつが「私は決して屈しない!」っていう前フリを経て屈したり、痴漢したり、
レイプしたり、逆レイプされたり、レイプレイしたり、乳首にピアスしたり、フェラでいっ
たり、顔にかけたり、女剣士の鎧にかけたり、中出ししたり、子供できたり、アナルに入れ
たり、アナルに出したり、陰茎を模した長大な触手を持つ怪物に犯されてるのを見ながら
バーボン飲んだり、忍び込んだくノ一に性的な責め苦を加えて何かしらの情報を聞き出そう
としたり、ある日天使が人間界に迷い込んで平凡で何のとりえも無く人間関係も希薄でいや
に説明口調な青年の家に転がり込んでやったり、精液を舐めとらせたり、ニュースキャス
ターとやったり、アイドルとやったり、お嬢様学園の生徒をエロ奴隷にしたり、もしそれが
事実であれば奇形であると考えざるを得ないほどに幼児体型の18歳痴呆少女とやったり。
これだけ挙げたものよりも更に膨大な種類の表現があり、その数だけエロゲーがあります。
その中で一時期流行ったプロットというか、系列の作品がありまして、それが所謂「魔女っ
コモノ」です。
こいつがもう絶望的にご都合的でして、なんか知らないんですけど普通の兄ちゃんの家に魔
女が来て「私は魔女界のおちこぼれであるから、人間界で修行をしなければならない。どう
かしばしの間あなたの家で同棲生活を送らせてはいただけないだろうか」という話なんです。

もうね、座れと。とりあえずそこに座れと。
魔女界だ人間界だってのはもうどうでも良いんですよ。僕が言いたいのはね、魔女になりた
いのに何故人間界にくるのかというお話なんですよ。そんなんね、ラーメン屋になりたいや
つが芸能界に入るくらい意味がわからないじゃないですか。仙台に行きたいやつが徳島県に
行くくらい意味がわからないじゃないですか。これ、大豆ですからってくらい意味がわから
ないじゃないですか。
普通ね、ラーメン屋になりたかったらラーメン屋に弟子入りなりするじゃないですか。寿司
屋になりたかったら寿司屋に弟子入りするじゃないですか。蛇の道は蛇っていうじゃないで
すか。
魔女のおちこぼれとか見習いであるならば、何故そのまま魔女界で頑張っていかないのかと。
これが人間界で転がり込んだ先がですね、45歳童貞とかであるならばまだ理解できますよ。
そうだね、確かにすばらしい魔法が教えてもらえるかもしれないね、となりますよ。
だけど全然違うんだもの。全然普通の兄ちゃんのところにいくんだもん。
問い詰めたいね、お前何基準で選んだのかと問い詰めたい。顔じゃないのかと。顔とか好み
とかで選んでんじゃねえのかと問いたい。
しかも嫁入り前の女の子が年頃の男と同棲ですってよ。そんで「私の魔法であなたの願いを
叶えます」とか言っちゃってんの。そんで兄ちゃんが「君といつまでも一緒にいたい。それ
が願いだ」なんて言っちゃってんの。「これが恋の魔法ね」なんて言っちゃってんの。娼婦
みたいな顔して言ってんの。もう見てらんない。もう見てらんない。馬鹿かと。
魔女修行が嫁入り修行になってんじゃねえか。魔女っコ見習いが母親見習いになってんじゃ
ねえか。
どうにかしろよこの野郎。僕んとこにも魔女っコ見習い送ってこいよ。そんで魔法で日記の
オチとかつけさせろよ馬鹿。