2008年1月日記
2008年1月30日 アツい演出
突然なんですけど、僕、スロットとかパチンコって全然やったことがないんですよ。人から話
を聞くことはあるんですけど、なんか全然何を言っているのかわからないんです。「北斗がア
ツいんだよぉ」とか「エヴァが暴走してよぉ」とか聞くんですけど、もう何を言っているのか
サッパリでして、僕ができることといえばタウンページで良い病院を探すくらいなんです。
あんなね、玉がコロコロコロコロしてるのをずっと眺めていて何がしたいのか全然わからない。
だってあれって自分で動かせるとかじゃないんでしょ? なんか右下のまるっこい突起物を握
りしめることしかできないんでしょ? セクハラみたいなことを言うんじゃないよ。何が突起
物を握り締めて玉を動かすだこのやろう、KAT-TUN の亀梨君みたいな顔しやがって。

そんなわけで僕はパチンコスロットがまったくわからないんですが、最近その謎が更に深まっ
たんです。
いや、普通にご飯食べながらテレビ見てたんですけど、なんか「CRフランダースの犬と世界
名作劇場」なんてもののCMが流れだすんです。
いやいやいや、おかしいじゃないですか。普通に考えておかしいじゃないですか。
よく知らないですけど、「フランダースの犬」とか「七つの海のティコ」だとかですよ。「あ
らいぐまラスカル」とかですよ。それがパチンコですよ。
意味が、わから、ない。


確かに僕はパチンコスロットわからないですよ、わからないですけど、なんかああいうののお
もしろさっていうのは、きっと要は「演出のアツさ」じゃないですか。
パチンコスロットの「北斗の拳」とか「エヴァンゲリオン」の何が面白いのかって言うのは、
ラオウがカッコよく出てきたりとか、真ん中のくるくる回るやつを外したとしても幼女が出て
きて「ケーーーン!」なんて言ったりとか、エヴァのキャラクターが劇中の台詞をしゃべった
りとかっていうのがアツいんじゃないですか。確変に際しての演出がどれだけカッコイイか、
どれだけアツくなれるか、どれだけエキサイトするかっていうのが面白いんじゃないですか。

そんなパチンコで「フランダースの犬」はないじゃないですか。
確変がどうとかって、もうネロの人生が確変そのものじゃないですか。
祖父とパトラッシュと一緒に慎ましくも幸せに暮らしていたのに、祖父の死をきっかけとして
家を追い出され、風車の火事の濡れ衣を着せられ、吹雪の夜を彷徨い、聖堂でその短い一生を
終える、そんなん逆に大当たりじゃないですか。ネガティブにクリティカルじゃないですか。

ルーレットが回ってネロとパトラッシュが幸せそうにしているシーンとかが出てきたとして、
そこで外れたら転落人生とかすごい嫌じゃないですか。風車が炎上しているシーンとか出てき
たりしたらすごい嫌じゃないですか。アツアツアツってそれ目頭がアツいんじゃねえかって話
じゃないですか。
ネロとパトラッシュが聖堂で死んで、パチンコで負けて、もう死にたい感じで家路につくんで
すよ。手元に残った残り玉をチョコとかに換えて、「これがあればネロは少しは救われたのか
なぁ」なんて考えながら家路につくんですよ。もう完全にトラウマなんですけど。

ていうかCRフランダースの犬のCMだけでちょっと泣きそうなんですけど。幸せそうなネロ
とパトラッシュの映像だけで泣きそうなんですけど。涙腺が確変なんですけど。


「ほら、パトラッシュ。あれが僕の見たかったルーベンスの絵だよ」


アツアツアツアツ(目頭が)
2008年1月28日 私はネコが好きだ。
先日本屋をぶらぶらしているときに、「私はネコが嫌いだ」という本が目に付いた。

僕は正直ネコが大好きだ。ネコはかわいいし、ツンデレだし、犬とはまたちがった愛想がある。
ただ、僕はネコだけが好きなのではなくて、動物関係が大体好きなのだ。
ネコや犬はもちろん、ハムスターだって好きだし、鳥だって好きだ。友達と朝方の公園で鳩を
見ながらウォッカをラッパのみするくらいだ。
できることなら公園のベンチに座りながら日がな鳩にパンくずをやって生きていきたい。野良
ネコや野良犬や保健所にいるネコや犬をかたっぱしから集めて回って猫犬屋敷をつくりたい。
高速道路に打ち捨てられているネコの轢死体を手厚く葬ってやりたい。
動物を虐待する人間なんてのはもうマリオのファイヤーボールみたいので火葬してやりたい。
お手軽にポコポコ火葬してやりたい。もしくはマントをくるくるまわして殴打してやりたい。
お手軽にポコポコ殴打してやりたい。そのくらい憎いし許せない。
いくらネコや動物が嫌いだからといって、積極的に虐待するやつはほんともう朝起きるたびに
パイを投げつけてやりたい。欝になるくらい、不眠症になるくらい、寝起きにすんごいパイを
投げつけてやりたい。もう起きたくない、寝たくない、死にたい、樹海行きたいってなるくら
い追い込んでやりたい。

そんな積極的に虐待するような一部のカス人間ではなく、ただ純粋にネコとか犬とか、動物が
嫌いだ、怖いって言う人は人生の3割くらい損していると思う。
レイプレイをプレイしたことのない人が人生の1割を損しているとすると、3割くらい損して
いると思う。

だってそうでしょう。
例えばあなた、友達の家に遊びに行ったらたまたま子猫を飼い始めていて、友達が「ほらほら
すごいかわいいよ」って差し出してきても「うわっ、こわっ」「毛深っ」ってなるわけでしょ
う? みゃんみゃん鳴きながらちょこちょこ歩くのを見て「震えてるキモッ」ってなるわけで
しょう?
遊びたい盛りの子犬がいて、「遊ぼうよー!」って感じでキラキラした目で足元にまつわりつ
いてきても「こわっ!」「はやっ!」ってなるわけでしょう?

確実に、絶対的に損してる。
僕なんて今の文章書いてて顔がほっこりしてもの。ほくほくした顔で文章書いてたもの。あわ
よくばペットショップに駆け込む勢いだったもの。


ただ、僕は経験則的に「私はネコだけが大好きだ」っていう人間は大嫌いだ。
あいつらはネコを絶対視しすぎていて、他の意見を一切聞かない人種だ。
僕が「あの犬がかわいい」と言ったとして「かわいくない」「ネコのほうがかわいい」「ふにゃん」
とかほざく人種だ。
「ネコか犬か」という議論をした際、あいつらは必ず感情的な意見を出してくる。
即ち「ネコのほうがかわいい」「犬はかわいくない」という意見だ。もう、議論する気がない
気まんまんのネガティブキャンペーンな意見だ。
あいつらはネコ以外の動物を必ず、必ず悪く言う。ネコもかわいい、犬もかわいい、とはなら
ない。高島彩はかわいい、深津恵理もかわいい、とはならないタイプだ。


だから僕は「私はネコが嫌いだ」という本をさして抵抗感をもたず手にとって読んでみた。


泣いた。
ありゃひきょうだ。
2008年1月21日 日記を書いていて「俺、何書いてんだろう」と思うことが多々ある
A:Yes
2008年1月21日 愛のままにわがままに
ただいま21日0時25分。
善良な一市民達はこぞってベッドインしている時間帯なんですけど、僕すごいおなか減ったん
ですよ。
一応晩御飯は食べたんですけど、それが18時頃なんです。そのあと日曜洋画劇場「エイリア
ンVSプレデター」を見ながらポテトチップス貪ってたんです。そのときはなんか胸焼けとか
してきて、もうポテトチップスなんて二度と食わねえ! とか思うくらいに食べたんですけど、
ことここにいたって絶賛ハラペコ中。

やってやるね、僕は。やってやんよ。この時間帯にラーメン煮て食ってやるよ。

お前らみたいなおぼっちゃんお嬢ちゃんは「こんな時間帯に食べたら太っちゃう」だとか「寝
る30分前にモノを食べると体に悪いんだぞう」だとかなんとかのたまうのだろうけれど、僕
はやってやる。ラーメン煮て食ってやんよ。その上にキムチ乗せてキムチラーメンにして食っ
てやんよ。

何が「太っちゃう」だボケが。こちとらもう脇腹でチョココロネを造型できるほど豊満でわが
ままなボディなんだよ。曖昧3センチなんだよ。そりゃぷにってことかいワオ! ってレベル
じゃねーぞ。

「寝る30分前にモノを食べると体に悪い」なんて、僕に言う前にまず君の頭が極めつけて悪
いからね。体に悪いだのなんだのいうんだったらもう生きている時点で体に悪いんだよ! 心
臓はどれだけ休みなしで働いてると思ってんだこのやろう。過労ってレベルじゃねーぞ。

そんな戯言くそくらえだ。
僕はやってやんよ。お前らがやりたくてもできなかったことをやってやんよ。
おぼっちゃんお嬢ちゃんは指くわえて見てな。
2008年1月19日 寂しがりライオン
この間ね、動画見たんです。動画。そしたらなんか酷いんです。
BUMP OF CHICKEN の「ダンデライオン」って歌にあわせて、ミスタードーナッツのポンデライ
オンが動くっていう動画なんですけど、もう酷いんですよ。

僕は正直「ダンデライオン」って歌をよく知らなくて、というかBUMP OF CHICKEN 自体をよく
知らなくてですね、知っている曲といえば「K」くらいで、なおかつ「走ったー転んだー」の
くだりのところしかわからない。「走って転んだのはただコケただけじゃねえか!」とかのた
まうというBUMPファンにケツを掘られてもしょうがないってくらい前知識が乏しかったんです。

なんですけど、友達に「ダンデライオンがポンデライオンでチョー泣けるの! ポンデライオ
ン死んじゃうの!」っていう、そんなこと言われてもウチ、ポン・デ・ライオンやし、としか
いえないようなことを言われておりまして、それほどであればいっちょ見てみようじゃないか
と思い立ち視聴に至ったわけでございます。

それがね、酷いんですよ。酷かったんですよ。

サバンナでは皆に嫌われているライオン=ポンデライオンが死にたいみたいな感じでつり橋を
渡った先には一輪のタンポポが咲いていて、このタンポポだけは逃げずにライオンを迎えてく
れるんです。(この時点で色んな意味で悲しい話なんですけど。)
それが大変に嬉しかったライオンは毎日毎日つり橋を渡りタンポポの元を訪れます。
ある雨の日、今日もライオンはお土産にタンポポによく似た金色の琥珀を咥えてつり橋を渡り
ます。すると雷鳴が轟き、雷によってつり橋は焼け落ちてしまい、ライオンは谷底に落ちてし
まうんです。
大怪我をしてもう動けなくなってしまったライオン。しかしタンポポを悲しませてはならない
と大声で鳴き、「俺はこのとおり全然平気だぞ」と伝えます。
雨によって血はどんどん流れ、もはや大声も出せなくなってしまったライオン。しかしもう寂
しくありません。ライオンはもう独りではないのです。
生まれ変わるのであれば、タンポポみたいな姿で生まれれば皆に愛してもらえるのかなぁ。
そんなことを想いながら、ライオンは静かに息絶えるのです。
そして季節は巡り、春になると、谷底は一面がライオンによく似た姿のタンポポが咲き乱れる
のでした。

というね、もうあからさまなんですよ。あからさまに泣かそうっていう、敵意むき出しの歌な
んですよ。歌だけでもこんななのに、これにポンデライオンですよ。

   ○○○
  ○ ・ω・ ○ 
   ○○○
  .c(,_uuノ

こんなんですよ。
馬鹿なことを言うんじゃないよ。もう性犯罪じゃないですか。
こんなかわいいポンデライオンが動き回って泣いたり笑ったりするなんて性犯罪じゃないです
か。酷いですよ。酷すぎですよ。泣くなってほうが無理ですよ。泣くっていうかどっちかって
いうと号泣だよ。メガネが濡れるんだよ馬鹿。

ほんとね、もうどうでもいい。
何故ライオンがサバンナで嫌われているのかとか、ほかのライオンはどうしたのかとか、そう
いうことはもうどうでもいい。ただただ、ぎゅっとしたい。ライオンをぎゅっとしたい。ムツ
ゴロウさんみたいになってもいいからぎゅっとしたい。ただただそれだけですわ。
濡れた頬を暖めてやりたい。ただただそれだけですわ。


全然関係ないんですけど、19日のam02:00〜am04:30頃までラジオしたんですけど、リアルタ
イムリスナーが0でした。ゼロでした。
録音してるやつらが4人いて、そいつらにむかって約2時間半しゃべってました。完全に独り。
完全にお馬鹿さんのオナニーでした。「声聞こえてる?」とか言ってた。

涙の理由を知っているか。
2008年1月19日 Tバック
やっぱ、人間って悩むじゃないですか。思考するじゃないですか。「我思う、故に我あり」な
んていうワレワレハウチュウジンダみたいな言葉もあるじゃないですか。
人間てね、笑ったり怒ったり、悩んだり悲しんだり喜んだりしながら生きていく存在だと思う
んですよ。

髪の毛が5mmになって笑ったり悲しんだり、その髪の毛が2週間で結構フサフサんなったなー
って会社の人に言ったら「そう?」って言われて悩んだり怒ったり、日々変わっていく頭髪の
手触りに「気持ちいいー!」なんてCR創聖のアクエリオンみたいなこと言って喜んだりしなが
ら生きていくものだと思うんですよ。
泣いたり笑ったり、そういうものが人間なんですよ。


でね、Tバックって何なのって話なんです。
いや、いいんですよ。皆さんが下着に何を着用しようが僕の口出しすることでは一切ないのは
重々承知の上ですし、「なんかあのフィット感が良いの!」とか「セクシーさがたまらない!」
とかって意見があるっぽいこともわかっています。
わかった上であえての発言なんですけど、ほら、Tバックって傍目から見るとお馬鹿さんに見
えるじゃないですか。

さっきほしのあきとかの動画を見てきたんですけど、どうしてもお馬鹿さんに見えて仕方が無
いんですよ。言っときますけど僕結構ほしのあき好きですからね。深津絵里と前田愛と山川恵
里佳と鳥居みゆきの次の次の次くらいに好きですよ。前田愛と山川恵里佳の間に越えられない
壁とその間に10人くらい好きな人が入りますけど、それくらいほしのあき好きなんですよ。
まあ、好きっていうか、うん、まあ好きですわ。それでいいですわ。

それほど好きなほしのあきでさえ、Tバックを履いているのを見ると、うわって思うんですよ。
言うたらセクシーっちゃセクシーですけど、それ以上にお馬鹿さんに見えてしまうんですよ。
ていうかなんか、うわって思っちゃうんです。

だってあれですよ。もし仮にほしのあきが落ち込んじゃうとするじゃないですか。ロケとかで
うまくいかないときなんかがあったりして、ちょうどヘコみやすい日だったりして「もう駄目
だ私芸能界やってけない」なんつって泣いちゃう日があったとするじゃないですか。
それを友達だとか彼氏だとかに慰めてもらってるとするじゃないですか。「あきは頑張ってる
よー。ちょっと疲れちゃったんだよー」とかなんとか慰めてもらってるとするじゃないですか。
そんときにTバック履いてたらどうですか。国民感情としてどうなんですか。

なんかむちゃくちゃどうでもよくなるじゃないですか。
「もう駄目」なんつって泣きじゃくりながらTバック履いてるのかお前は。おめでてーなって
話になっちゃうじゃないですか。かわいい泣き顔しててもお前そのスカートの下でTバック履
いてんだろってなるじゃないですか。方向性が430°くらい変わってくるじゃないですか。

会社とかで入社面接してて、「御社に新風を吹き込みたく……」とかいいつつTバック履いて
る新卒とかどうなんですか。会社に風を送る前に自分のケツに新風を吹き込んでる大卒ってど
うなんですか。
ドラマとかで「やめて! その子だけには手を出さないで!」とか言ってる女がTバックだっ
たらどうなんですか。その子の代わりに私を好きにして! 性的な意味で! ってか。おめで
てーなって思うじゃないですか。
屋上で空を見上げながら「風が泣いてるの……」とか言ってるアンニュイな女子学生がTバッ
ク履いてたらどうなんですか。そうだね、風も泣いてるけど親も泣いてるねとしか言えない
じゃないですか。

もうなんか、Tバックを履いてることによって全てがアホな方向に向かうんですよ。
カレに振られて泣いてる女がTバック履いてるってわかったらうわってなるじゃないですか。
うわっ、こいつTバック履いてるくせに泣いてる! って思うじゃないですか。
Tバックのせいで全てが台無しじゃないですか。

泣こうが笑おうが怒ろうが悲しもうが喜ぼうが何しようが、Tバックを履いていることで全て
の感情が安っぽくなっちゃうんですよ。全てが薄っぺらくなっちゃうんですよ、Tバックみた
いにってやかましいわ。

まあ、それ言ったら僕の文章もTバックみたいなもんなんですけどね。
2008年1月5日 ビフォー・アフター
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

そんなわけでひとつ今年もがんばって更新とかいろんなことしたいナリー、なんて思いながら
年末年始休みを満喫し、年明け5日にあたる今日までまったく日記に触れない生活をしており
ました。もうまるでそんなものは存在しないかのごとく振舞っていました。年越しはエロゲー
しながら越しました。

こんな感じで百中百発に最低な僕なんですけれども、年末に皆さんとひとつ約束事をしていた
んですよ。まあ約束ってほど大層なモノでもないんですけれど、昨年12月の一ヶ月間で日記
を108回更新できなかったら5oの坊主頭にするというものです。

これがもう月初の頃の僕なんて完全に108回更新をナメていてですね、ナメ切っておりまし
てですね、1日1回とかしか更新しない体たらくだったんですよ。週末にやればいいやみたい
な、いわゆるカスな考え方をしていたんですよ。
そんで週末になったらなったでエロゲーZANMAIじゃないですか。エロゲーにつぐエロ
ゲーじゃないですか。最低じゃないですか。

そんなクズみたいな行動を取っていたもので、当然の結果として108回更新は成せず、成せ
ずというか40回というアホみたいに普通の回数しか更新できずに終わったのです。


年は明け、公約を果たすときがきました。
「108回更新できなければ、5o坊主になる――」

この公約を果たすため、今日やっと年始休みからあけやがった近所の床屋さんに行ってきたん
です。
ここでおしゃれさんならば美容院に行くとか言い出すことでしょう。だけどね、美容院ですよ
美容院。キレイになったりおしゃれになるところですよ。そんなところに僕みたいなキモメガ
ネが来店してですね、「坊主にしてください。5mmで」なんて無骨なことを口走るなんてでき
ないじゃないですか。どうかんがえても場違いじゃないですか。空気が凍ること確実じゃない
ですか。そんなテロみたいなことできないじゃないですか。
なので僕は空気を読んで近所のどうでもいい床屋さんに行ってきたんです。

そこはなんか家族でやってますっていう床屋さんでして、僕が来店した時にはちょうど親父ら
しき人がおっさんの髪を切っていまして、息子らしき30代半ばくらいの微妙な年齢の人が僕
の対応をしてくれたんです。

そんで椅子に座らされて、なんか変な柄のビニールシートを体にかぶせられながら「今日はど
んな感じにしますか?」なんて聞かれたんです。
だから僕は威風堂々と「坊主にしてください。5oで」と答えたんです。

まあ、なんか、その場が凍りついたよね。

そんで
「え? あ、え? 坊主、丸刈りでいいんですか?」
「はい」
「え、えーと、5oでいいんですか?」
「はい」
「本当にいいんですか?」
「はい」
「何かあったんですか?」
なんていうハートフルなやりとりをしました。

「何かあったんですか?」とか何か悩んでることとか心の闇があれば言ってくれよ俺が解決し
てやるよみたいな空気を出すんじゃないよ! と思いました。
なんで床屋の兄ちゃんに心のケアをしてもらわなきゃならないんだよ! やさしくすんなよ!
ないちゃうだろ……!

そんな感じで、ドン引きしてる兄ちゃんに髪を坊主にしてもらってきました!
約束は守るよ!

以下ビフォー・アフター



ビフォー

こんなモサした頭で床屋に向かいました。
床屋の兄ちゃんが
「こんな長いのにきっちゃうの? いいの? 本当にいいの? 5oなの?」
とドン引きしながら何回も確認してきました。
(黒いすじは携帯電話のカメラレンズのヒビです。れ、霊じゃないよ!)
アフター

頭がおめでたいことになりました。
こんな僕ですが、今年もよろしくお願いいたします!!