2008年2月日記
2008年2月25日 世界でひとつだけの花
この世には森羅万象、様々な事柄があり、僕なんぞにはまるで及びも着かない世界も存在します。
例えば「ウフフ、妖精さんがそこにいるの!」なんてことを血走った目でほざいている人なんての
はまさにそうで、まるで僕には及びも着かない世界に行ってしまっているのだと思います。そんな
世界を目の前にして僕にできることと言えば「見つかってるぞスネエェェク!!」って叫ぶくらい
です。それ妖精さんちゃう! 傭兵さんや!

そんなわけで「春一番」と聞くとアントニオ猪木を思い出す今日この頃、いかがお過ごしでしょう
か。
いやぁでもね、そりゃ色々な世界があるわけですわ。なんたって馬鹿みたいな数の人間がこの地球
にひしめいているわけですよ。正確には知りませんけど、世界の人口って60数億人という精子み
たいな数字になっているわけでしょ。そんでそいつら一人一人がなんとかかんとか必死になりなが
らこの世界を生きているわけでしょう。そりゃあね、わかりませんわ。もうお手上げですわ。
ひとりひとりにそれぞれの世界があるわけですから、そりゃあ全てがわかるって方が無理ってもの
ですわ。理解できない世界があってもしょうがない。

ひとつ僕達になじみの深い「フェチ」っていう観点で現世を見回してみても、まあ馬鹿みたいに多
種多様な世界があるわけじゃないですか。そんで、正直その世界の8割がたが理解できない世界じゃ
ないですか。
チンコをハサミとかでばくっと二股にしてみたり、ケルベロスみたいにしてみたり、はたまたピア
スさしてみたり。死体とセックスしてみたり、死体の皮をはいでそれを着てみたり、人骨を食器に
人肉スープを飲んでみたり。先の二つがコアすぎて全然普通に思えますけど、ウンコ食ってみたり、
ゴキブリにまみれながらセックスしてみたり、ウンコ顔に塗ってみたり。

もうね、想定外です! っていうしかないわけですよ。その発想はなかったわ、っていうしかない
んですよ。
そんでね、恐ろしいというか面白いのが、こんなことを僕が言っても「たくろうなんでわかんねぇ
の? ウンコの良さがなんでわかんねぇの?」っていう人がいるわけですよ。
いうてもウンコはウンコじゃないですか。ウンコちゃんじゃないですか。それを顔に塗って、何が
楽しいのって話なんですよ。プレデターにでも追っかけられてるの? って話なんですよ。ごめん
今コアな話した。
こうなってくると当然考えるのが、僕が「これは良い!」と思っているものでも皆は「たくろう
何を言っているの?」「何しゃべってるのかわかんねぇよ」「いいから牛乳とあんぱん買って来い
よ」と感じるのではないかってことなんです。

ホント僕ね、心の底からエロいと思うCMがあるんですよ。もうホント放送して大丈夫なの? 
っていう、画面全部モザイクレベルのエロさのCMがあるんですよ。
いやさ、カーセブンのCMエロくねぇ? すっげぇエロくねぇ? って話なんですよ。

小倉優子が多分保育園児みたいな設定で、保育園みたいなところで四つんばいになってオモチャの
車を「ぶーんぶーん、かーせぶーん」つって走らせてるんです。ワンピースで走らせてるんです。
そんで何故かカメラが小倉優子の脇のあたりをアップで映すんです。
もう完全に確信犯じゃないですか。脇フェチ及び脇乳フェチを狙った確信犯的なテロ行為じゃない
ですか。
これはもう確実に確信犯ですよ。確実に確信犯ですよ。だってCMの内容からいって小倉優子の脇
を移す意味性はまるでないんですから。
そんでね、いやらしいのが、そのCM内の設定としては(おそらく)小倉優子は幼児なんです。
ただただ無邪気にオモチャで遊んでいるだけなんです。
しかしそれと相反した若々しくも熟れた肉体。愛らしい顔。瑞々しい果実のような唇。反則だね。
CMだけに反則だね。販促だけに反則だね。脇フェチ脇乳フェチにとどまらず幼児プレイフェチを
も狙っているわけですわ。
ほんとね、設定がめちゃくちゃエロいのよ。精神的自立が無いが故に無意識的に媚を売るそのしぐ
さがたまらなくエロいのよ。簡単に言うと逆コナンですよ。体は大人、頭は子供ですよ。山下清み
たいなもんですよ。まって、今エロい話してたはずなのに山下清って単語出しただけで全然エロく
なくなった。

とりあえずね、僕はこのCMを見るたびに興奮するわけなんですわ。見るたび見るたびTVにかじ
りついてしまうわけなんですわ。
そんでね、このCMでここまで興奮するのって、僕だけじゃないよねって話なんです。
僕って、想定外のイレギュラーじゃないよねって話なんですわ。
2008年2月19日 ホモサピエンスの被害
今日ニュースを見ていたら、なんか野生動物にスポットを当てるみたいな感じの特集をやっていて、
それで『タイワンリスの被害』ってのをやっていたんですよ。

皆さんタイワンリスって知ってますか。僕はもうそんな生き物が存在することすら知りませんでし
た。ていうかね、タイワンリスとかエゾシカとかキタキツネとか、そういう安易なネーミングって
どうなのって話なんですよ。わかり易すぎるだろって話なんですよ。蝦夷にいるからエゾシカです
か、北にいるからキタキツネですか。おめでてーな。わかり易い。わかり易すぎる。秋葉原に通っ
てるオタク並にわかり易いわ。

いや、そんなのはどうでも良いんですけど、そのニュースを見ていたんですよ。
なんか外来種として動物園とか個人のペットだとかで飼われていたタイワンリスが逃げ出して野生
化、ここ数年で爆発的に繁殖し、作物やなんやらに被害を与えるので害獣指定にされてますってな
話だったんです。

タイワンリスは繁殖力が強く多いときには年3回の繁殖をするために、その地域では逃げ出した
たった数匹のタイワンリスがわずか数年で数千匹にまで繁殖。果物や作物を餌として農家を荒らし、
食べるものがない冬には木の皮を食べるため木々は枯れていき林業にも被害を出し、更に電線や電
話線、木造家屋などもかじられるという被害が大量に出ているらしいんです。
もう放ってはおけないので市でも動いて、捕獲用の檻とか、個人で捕獲したタイワンリスを引き取
るとか色々とやっているんですって。

まあ、そんなのをボケーっとオナニーの片手間に見ていたんですけど、なんていうかね、すごい似
てるなぁと思ったんです。
僕ら人間に似てるなぁと思ったんです。似てるというか、なんかおんなじようなことしてるんだなぁ
と思ったんです。

人間なんてもう酷いじゃないですか。繁殖なんて、年3回ってレベルじゃないじゃないですか。
週に3回とか、1日に3回とか、下手したら1時間に3回とかやりだすじゃないですか。そんで何
億という人口数になっているわけじゃないですか。そんで果物や作物を餌として生産するため山を
切り崩し海を埋め立て田畑をつくる。木々も紙だとか家だとかをつくるためにどんどん伐採してい
く。石油をなどの資源を採掘するためにがんがんと地球に穴を開けていく。
すげー似てる。
逃げ出したたった数匹のリスが繁殖してってのも、エデンを追われたアダムとイヴがって見立てる
と、もうまんま僕らじゃねえかって。
天敵がいるってのも恐ろしいのだろうけど、天敵がいないってのもまたちょっとひいてみると恐ろ
しいことなんだなってのを再確認しました。

そんなことを考えつつオナニーをしながらニュースを見ていました。
増えすぎた人口を抑える為に、まずは僕が我慢するんだ! とオナニーをしながら。
2008年2月18日 信じる心
この間酔っ払って池袋駅から山手線に乗って、気がついたら池袋駅で車両のドアが開くところでし
た。時間がすっ飛ばされたッ!!

いや、それは良いんですけど、いや良くはないんですけど、それとは別にこの間山手線に乗ったん
です、山手線。そんでドア脇のつり革につかまってボケーっとドア上のTVを見ていたんです。
そしたらなんかね、山手線60秒マナー講座ってのが始まったんですよ。
山手線の駅間隔ってのは非常に短いので、1駅2駅が数分で乗れるんです。その数分の間に何とか
情報を得よう、知識を詰め込もうという悲しいまでの現代人の情報への執着。その象徴のような山
手線車両の60秒マナー講座を死んだ吉岡清十郎みたいな目で見ていたんです。

そのマナー講座ってのが、ノーネクタイお断り! みたいな、メガネお断り! みたいな高級レス
トランでワインを飲んだ時のマナー講座だったんですよ。
もうね、僕にめちゃめちゃ関係ないじゃないですか。宇宙の起源より関係ないじゃないですか。
いやさ、想像できないわけですよ。叶美香みたいな女と僕がですよ、変な線の入ったスーツとビッ
カビカの革靴履いてイケメンウェイトレスが今日のコースに合うワインを選んでくれるような店に
行くなんて、富士山噴火より想像できないわけですよ。メイド美容室モエシャンに行くより想像で
きないわけですよ。

なんですけど、ほら、一応ね、何が起こるかわからないじゃないですか。もしかしたら明日の朝目
覚めたら松山ケンイチになってるかもしれないわけですよ。チョコかじりながら「チェックメイト
ですッ」とか言うハメになるかもわからないわけですよ。「だろう」運転はいけないよと教習所で
教わったわけですよ。人生に於ける予測運転が大事なわけですよ。まあこの人生、ハンドルがどっ
かいってるわけですけど。
そんなわけなのでね、一応キッチリ視聴しましたよ。死んだ権叔父みたいな目をして視聴しました
よ。それがね、またひでーの。

なんかワインのおかわりはそこらへんをうろついてるイケメンウェイトレスにやらすのがマナーら
しくて、じゃあワインのおかわりを断るときはどうするのって話だったんです。

それがね、どうすると思います?
ワインのふちに指二本おくんですって。そんで愛想良く「ノーサンキュー」みたいなことを言うと
高感度アップ! なんですって。エロゲーか馬鹿。

正直ね、文化の違いは色々ありますからね、どんなもんがマナーになってるかわからないじゃない
ですか。犬を食う文化の人もいれば、鯨を食うなんて人に非ず! みたいな人もいるわけですよ。
なのでね、どんな文化でどんなマナーがあろうとそれはそれで受け入れられるんですけど、正直怖
いのが、これって本当にワールドワイドなの? って話なんです。

そりゃ基本いかないですよ。基本いかないんですけど、もしかしたら朝起きたら松山ケンイチにな
ってて、そういうお店でディナーを食べないといけない場合になるかもしれないじゃないですか。
そのときにですよ、ワインのおかわりを断ろうとしてワインのふちに指を二本乗せたとして、
「はあぁ?」って顔されたらと思うとね、死にたくなるんです。
こいつは何ワイングラスにお手してんだって思われたらと思うと、そんなマナーはマイナーで、マ
ナーだけにマイナーで、全然そんなんしないもんだと思うと、もう恥ずかしくて恥ずかしくて。
そのマナーって本当に使うものなのって思うと、恐ろしくてそんなお店でワインなんて飲めないん
ですよ。
よしんばその山手線マナー講座が嘘だったらと思うと、怖くて怖くて全部箸で食べて全部湯飲みで
飲むしかないんですよ。

情報過多のこの時代、それこそ少しネットを調べるだけで家にいながら様々な情報を得ることがで
きます。ですが、それを扱うのは自分自身。
その情報の真偽をしっかりと確かめて、使用しましょう。
それが、オタクのマナー。
2008年2月4日 本分
本分ってものがあるじゃないですか。
学生であれば勉学に励むってことが本分ですし、教師であれば学生に勉強や人生についての色々な
ことを伝えることが本分。教え子のパンツとか盗撮して画像掲示板に投稿して「幼女ハァハァ」とか
やってる場合じゃないんですよ。ていうかそんなん教師以前の人格的問題ですよ。

変な話、漫才師の本分は間違いなく漫才じゃないですか。手広く言えば今で言う「芸人さん」の本
分っていうのは漫才やコントやフリートークだと思うんですよ。そりゃあTV番組の司会だとかコ
メンテーターだとかって仕事もあるのでしょうけれど、本分はそこだと僕は思うんです。
だいぶ前の話なんですけど、ナイナイがテレビの企画で負けて、罰ゲームの漫才を途中で止めて
「すんません勘弁してください」とか言ってたのは見てて引きました。
そんなん一番サムいじゃないですか。漫才師としてありえない行為じゃないですか。
そういう、何なんだお前はっていうのが僕はすごい気持ち悪いんですよ。

この間もTV見てたらお笑いコンビ「南海キャンディーズ」が出演していてですね、その片割れの
しずちゃんってやつがまた気持ち悪かったんですよ。
正直そういうテレビ業界の内情だとかそんなん全然知らないんですけど、そんでその番組の内容も
全然忘れたんですけど、そのくらい興味なかったんですけど、なんかね、しずちゃんが「私もっと
キレイになりたいわー」みたいなことをのたまっていたんです。
わかりますよ。そういうボケだとか、そういう笑いなんだっていうのは全然理解できるんです。そ
ういう音楽性で行くんだなっていうのは全然わかります。ただ、しずちゃんがどういう方向性でい
くのかってのは致命的に全く興味ないんですけど。

まあね、別に興味ないんですけど、こいつ気持ち悪いわーとか思いながら野菜炒め食ってたんです。
別段チャンネル変えるほどその番組しっかり見てなかったですし、チャンネル変えるほどしずちゃ
んに思い入れないですし。
そのくらいなら全然どうでもよかったんですよ。

だけどね、この間CMでまたしずちゃんを見たんです。なんかシャンプーのCMで見たんです。
リアディゾンとかしょこたんとかが出てるCMで「かわいいはつくれる!」とか「小悪魔もてふわ
カール!」とか「マミタスマミタス!」とかそんな感じのシャンプーのCMにしずちゃんが出てた
んです。

またいいますけど、しずちゃんとか心底興味ないんで、何のCMに出ようが昼に何を食べようが絶
望的に興味ないんですよ。全世界の絶滅危惧種の種類のほうがまだ全然興味あるんです。
なんですけど、そのCMが圧倒的に気持ち悪かったんです。

しずちゃんって、僕が言うのもまた違うんですけど、いうたら「きれいになろうと努力することで
笑いをとる」って芸風じゃないですか。いや、しずちゃん興味ないんで違うのかもしれないんです
けど、多分ザックリいくとそんな感じじゃないですか。
そんなやつがですよ、しょこたんとかリアディゾンとかと肩を並べて「かわいい〜」とか言ってる
んですよ。放送禁止ですよ、放送禁止。27時間テレビに於ける笑福亭鶴瓶みたいなもんですよ。

いうたらね、本分ってものがあるじゃないですか。
しずちゃんってのは漫才師であって、シャンプーで髪を洗ってカール掛けて「かわいいは作れる」
とか言うのが本分ではないじゃないですか。かわいいを作ってる暇があったらネタを作れって話
じゃないですか。笑いで「私きれいになりたい」とか言ってるならまだ良いんですけど、なんかガ
チっぽく「私きれいになりたい」とか言い出したら引くじゃないですか。オカマ漫才師がガチっぽくそんな
ん言ってたら引くじゃないですか。そんでコンビ組んでるとか完全にガチホモですよガチホモ。
ローカルな話になるのかもしれないんですけど、僕の周りのカップルで自分の彼氏彼女のことを
「相方」って呼んでるやつがいるんですけど、そいつ基準で言ったら南海キャンディーズは完全に
アナルの世界ですからね。アナルの世界の住人ですからね。

要は僕がいいたいのは本分をわきまえろって話なんです。行き過ぎるとなんか気持ち悪いことにな
るよって話なんです。


って思ってたんですけど、南海キャンディーズのしずちゃんって女性だったんですね……!
つい先日までホントに、心の底から男だと思ってた。あの声とか絶対男だと思ってた。
しずちゃんは女性の本分に忠実に「きれいになりたい」と言っていたんですね。
ものすごいびっくりした。


なんていうか、ごめん。